今日は人に授業を勉強として見られるという、実は初めての経験をしました。僕から何を得たのでしょう。悪影響だったらワロス。中元です。
さてさて。夏休みが近い。ただ特に受験生にとっては、夏休みとは名ばかり。勉強に日常全てを捧げるようなスケジュールを強制されるシーズンである。
だから根性論全振りの無茶苦茶なスケジュールを作成し、娯楽全てを消し去って勉強に臨む生徒がいるのだが、それに「アホか」と釘を刺すのが僕の仕事である。
勉強用のスケジュールに組み替えるとは、つまり日常のハックであり、一朝一夕でできるものじゃないのである。必要なのは根性よりも作戦だ。
ということでこの記事では、"とりあえず"ということで、減らしたい行動を減らすコツについて触れたいと思う。
もちろん受験生じゃなくても参考になる話だと思うので、よろしくオナシャス。では以下、続き。
減らしたければめんどくさくしろ!
まずそもそも論なのだが、何故減らす方が好ましいとわかっているのに、ある行動を減らせないかを考えよう。(ただし、依存症レベルのことは今回考えない)
例えば、 ついつい漫画を読んでしまう時間が多くなったり、YouTubeを数時間単位でずっと観てしまったり、友達とLINEに興じたり、そんな行動のことだ。
まず、その行動をすることには、自分にとってメリットがある可能性が高い。漫画を読めば楽しい時間を得られる。他も同様だろう。
(※ちなみに、もしやってることにメリットが無いのなら、1日意識して止めるだけで多分勝手に止まる)
―逆に言えば、そのメリットを上回る"手間"がかかるように工夫すれば、【めんどくさい】ので勝手に行動が減るともいえる。そしてこれは、事実だ。
一例ということで、僕がこないだほぼ自動的に【寝る前YouTube】を習慣から消した方法を紹介する。
それは、自分が寝たい時間の30分前から朝の6時まで、ブルーライトカットが入るよう設定しただけである。
ただしその強度はマックスにした。つまり、時間がくると、ほぼ画面が見えなくなり、どんな動画を観ても全く面白くなくなるのだ。
では、それを解除すればいいという話だが・・。実は、アプリを開く→設定を解除する→承認ボタンを押す・・という作業が必要で、これが結構めんどくさい。
しかもダメ押しとして、最初のホーム画面から一番近いところにアイコンを遠ざけた。こうなれば、わざわざそんなことを毎晩するだけアホくさい。
気付けば最近は、「あっ、画面暗くなった。いいや、寝よう」という意識づけが着々と頭に植え込まれている感覚がある。意思の力関係なく、その時間が減ったのだ!
そして最近、睡眠の質がかなりあがった実感もある。メリットも伴ってきたので、直にすっかり習慣化してしまうことだろう。
―ということで、一例を紹介したが、これはほんのひと工夫で誰でもできることである。
スマホを開く回数が多すぎるなら、そもそもパスワードをクソ長くしておけば、打ち込むのが面倒で段々開かなくなるだろう。
友達と電話をする時間があまりにも長いのなら、自動的に切ってくれるアプリを入れておけばいい。(事前説明忘れずに)
さて。
基本自分が減らしたいと思っている行動は、完全に最適化されている可能性が高い。ソファに座って手を伸ばせばゲームのコントローラに届くように。
そういった完全に合理化された行動に、【どんなひと手間を加えるか】?
勉強時間を根性で捻出する前に、この思考を試してみてほしい。
終わりに。
ということで、夏休みの生活習慣を作り直す際に試してほしい心構えを書いてみた。(意外と市民権を得ていないっぽい)
もちろんスポ根な思考が合う人はそれでもいいのだが、それは多分少数派。作戦を立てた方が響く人の方が多いのではなかろうか。
その参考になれば嬉しい。では今日はこの辺で。