最近、夜通しの娯楽よりも睡眠をちゃんと優先できる自分に気付きました。大人。中元です。
さてさて。今は面談のシーズンであり、保護者の方と時には生徒を交え、アウトプットを大量に重ねておりヘトヘトである。
―ただの感覚なのだが、僕はアウトプットが過多になると、段々メンタルが参ってくる。新しい知識を得ずに吐き出すだけってのは、結構つらたんなのだ。
ってことで今週のルーティン日記は趣旨を変えて、僕がその日に読んだ記事とか本とか、その辺の感想を書く1週間にしてみようかなと思う。
そうやってバランスを取ることにしよう。では以下、続きである。
- 7月6日(火) ―ブロック・チェーン―
- 7月7日(水) ―やるか、やるか―
- 7月8日(木) ―【寝ない美学】にさようなら―
- 7月9日(金) ―たった一人の熱狂―
- 7月10日(土) ―だんな様はひろゆき―
- 7月11日(日) ―サピエンス全史・上―
7月6日(火) ―ブロック・チェーン―
誰に問われるわけでもなく、最先端のことはかじっておいた方が良いよねと、ここ最近はずっと【ブロックチェーン】の勉強をしていた。
ハッシュ値とかナンスとかマイナーとかビットコインとかP2Pとか公開鍵暗号方式とか、1つ調べると知らない言葉が2個増えるありさまで、かなり大変だった・・・。
そうやって調べてノートに書いて、ある程度理解はできたけど、最終的に「そういうことねー」ってのがばちっとつながったのは以下の記事だ。
タイトルは非常に良心的で、しかも実際に書いてあることはわかりやすい。ただし、結構長編なので、10分で読めたとしたらそれはたぶん理解できていない。
段落ごとに、意味が分からない単語をまとめて別に検索をかけて知識を得て、また戻るという読み方で、僕は3~4日平気で取られた。ただ、わかりやすい。
今のところ解説記事とか書くつもりもないけれど、結構体系的な知識を得られるソースなので、オススメしておこうと思う。(今はNFTを勉強中)
7月7日(水) ―やるか、やるか―
最近、好きなYouTuber(他にも肩書たくさん)が出した本を2週読んだところである。今までも突き抜けた人の思考や行動が知りたくて色んなのを読んだが、これは少し違う。
年齢が近いのだ(僕の2つ上とか)。
だから、10も20も歳が違ったり、時代が違ったりした人の思考と、また違ったヒントが得られるような気がして、読み進めた。
そして、驚いた。もちろん書き方や行動、表現の仕方は違うのだが、突き抜けた人の根っこにあるものと似た何かを、その中から感じたのだ。
ただし「何かを先達として説く」という感じではなく、すべてが「俺もそうだったよ」という体験談から来るので、抵抗なくサクサク読めるのが嬉しい一冊だった。
やはりというか、突き抜けるために必要な行動・思考はある程度体系化されており、それは年齢問わず実行可能なのだと、そう悟れた気がする。
しかし、【実行】の難度が極めて高いので、やはり簡単ではない。
とりあえず僕に欠けているのは、【結果は善】という信念と、【貪欲にそれを取りに行く】という熱意なのだと考えている。
まずはマインドセット、頑張ろうかな・・。
7月8日(木) ―【寝ない美学】にさようなら―
別ブログでその日々の日記を書いているのだが、僕は今【睡眠負債】を完済しようと四苦八苦しているところである。
というのもここ最近、毎朝起きたい時間から1~2時間後ろ倒ししないと目が覚めないし、目覚めも最悪だし、日中の眠気も強いなと感じていたためだ。
自分が感じる不調全てを調べていくと、【睡眠がゴミ】という仮説に行き着いたため、今はそれを改善することで健康になるかを試しているわけだ。
―その中で、ある記事に出会った。それは、【睡眠不足最高神話】を非常にシンプルに打ち砕くセリフが書かれており、僕のマインドは一瞬でセットされたのだ。
上記の記事から、丸ごと引用する。
睡眠を軽んじるのは、「錆びた包丁を使ってる寿司屋」と同じなんだよ。
きちんと研いだ包丁で刺身を切るのも、寿司屋の大切な仕事じゃん。
それを「いや〜最近忙しくて、包丁研ぐヒマもないんスよ! ちょっと汚いけどいいっスか?」とか言われたらイヤでしょ?
シンプルにして最強だ。メンテナンスを怠ることはある種のエゴ。それをする時間すらないという自慢は空虚だと、一瞬で目が覚める心地がした。
だから僕は今、毎日9時間は寝ている。早めに目が覚めても、「もう1時間寝る」と言い聞かせて、自分を二度寝するよう仕向ける。
睡眠を軽んじて、しかもそれがなんか充実感を伴っている方は、ぜひ先の記事を読んで、その幻想を打ち破ってほしいと思う。
7月9日(金) ―たった一人の熱狂―
著者のことはもともと別の本で知ったのだが、その人がほぼ書き下ろしたといわれる一冊がある。最近はそれを毎日5~15分程度、家で読み進めていた。
いわゆる【熱狂的】に人生に取り組む人がいる。仕事で圧倒的な結果を出し、かと思えば私生活でも充実した時間を過ごす。
今は熱量を注げる対象にどれだけ早く出会い、どれだけ多くの強いエネルギーを注げるかが、大きな【成功】の指標となっている。
それを体現する人は、どういう理念で、どういう行動を取っているのか?その一端がこの本に詰まっていると僕は思う。
感想として一番に思ったのは、一本の信念を持っている人の強さと魅力だ。だがその信念は、一言で言い表すことがまずできない。
誰よりも強い情熱、誰よりも深い哀しみ、誰よりも激しい孤独といった要因が混ざり合った結果、それらが糾われて【生き様】として一本筋に見えるという感じである。
特に世間では【ネガティブ】とか【負】と言われる事柄を肯定し、しかもそれをエネルギーに変えるような考え方には、大袈裟かもしれないが救われる心持がした。
鬱々とした日々が続き、自分に満足しない時間が長く続いているとき、この本に書かれた【熱狂】と【極端】は、救いにもヒントにもなると思う。
7月10日(土) ―だんな様はひろゆき―
年齢のせいか、本当に時たま、【良い距離感】の夫婦に憧れる。要するに、仲良しという言葉が似合う関係性を維持できている二人、という具合だ。
ただしこの【憧れ】とは、「絶対に自分には無理だと承知の上で、夢を託している」という意味である。
僕は色々な理由から、結婚はおろか恋愛すらも人生の選択肢から消したので、人のそれをマジでエンタメとして外野から楽しんでいるような距離感である。
人の楽しそうな話を聞けば、確かに心は少し揺らぐ。だが恋愛小説などから疑似体験すると、言い知れない嫌悪感がどうしても胸の内にこみ上げる。
「今ならいけるかもしれないな」「やっぱりだめだ」という期待と達観を繰り返す感覚。いい加減、脳内だけで処理できるようになりたいところである。
そういう風に、【疑似体験したい!】という方だけじゃなく、【疑似体験で十分】という方も、時には自分とは違う人の人生を読むのは面白いと思う。
それはそれで、自分という人間の輪郭がぼんやり見えてくる感覚があるからだ。ただし、それがクソいびつであることにも、同時に気付いてきているけど・・・・。
7月11日(日) ―サピエンス全史・上―
何度も何度も紹介しているこの本を、性懲りもなくまた寝起きに読んでいる。調子が良くて1日12ページくらいという遅々としたペースだが、面白いのに変わりはない。
もう読むのも4~5回目なのだが、読むたびに新しい発見や、「そういうことか!」という閃きが得られる。過去の自分がピンとこなかった記述に心惹かれたりもする。
ちなみに今回は、「世界で一番成功した共同体幻想とは【貨幣】である」的な記載に「たしかに」と思った。
しかもその価値は、「みんなが価値があると思っている」という非常にアバウトで危うい幻想に由来するのだ。
つまり「貨幣」は、それを使う集団全員が「価値なんてねーよ」と思ったら、一気に価値を失うというリスクをはらんでいるのだ。(ジンバブエのように)
ただし、ドルもポンドも円も、世界のグローバルな資本主義の中で、圧倒的多数のプレイヤーに使われているので、それが起きる未来はちょっと想像しづらい。
とはいえビットコインを始めとする、新しい価値を媒介する手段が登場してきているのもあり、そもそも【貨幣】が実体として存在する必要性とは何なのだろう・・
―と言った風に、今まで読んだ本の知識や考察がバチンバチンとつながるから、このサピエンス全史はマ・ジ・で面白いのだ。
そういえばさっき知ったが、これには漫画版も存在するので、活字が大変な人は読んでみるのもありじゃないかなと思う。
では、今週はこの辺で。