精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

いい内申点を取るコツは、つまり先生の授業の邪魔をしないことである。

2021年で今日が一番しんどく、眠く、お腹が空いた中元です。帰りたい・・・・。

 

はい。今日はかなりひねくれたテーマで記事を書いてみたいと思う。教育相談を通じて、親御さんが気にしていることに、以下の質問が目立った。

 

「つまり内申点ってどうすれば上がるのだろうか?」というものだ。

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通知表と言い換えても結局は同じ話なのだが、これを血眼で取りに行く方々の実践録を見ていると、僕なんかは寒気さえしてしまう凄味がある。

 

しかし、実は内申点をよくするコツって、極めてシンプルな話なのである。それは良い子にすることなのだが、それだけでは半分正解で、半分不正解である。

 

今日はそれについて、以下論じる。

 

 

つまり先生の授業の邪魔をしないこと。

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学校が求める究極の良い子とは、僕は先生の邪魔をしない生徒だと考えている。

 

説明を遮らない。注意が必要な行動を起こさない。提出物は期日に出す。本当に手が掛からない生徒に、先生はにっこり笑って【5】をつけてるんじゃないかな、と。

 

一方、説明を遮るし、何度も注意をさせるし、提出物も言わないと持ってこない生徒は、いい成績がつけられるワケが無い。例えテストの点が良かろうとも、だ。

 

そして理想的な生徒の行動とされるものでも、履き違えれば簡単に先生の邪魔になってしまうものがあるから厄介だ。

 

わかり易いのは挙手。自分が説明する立場になるとよくわかるが、発問しても無いのに挙手されまくると、非常にめんどくさい

 

良かれと思ってそういうのを空気読まず繰り返すと、多分「落ち着きがない」とかその辺の評価を食らい、本末転倒となる。

 

「積極的に発言しましょう」という助言の本当の意味は、「先生が全体に発問したら、そっと挙手して、当てられてから答えを言いましょうね」というのじゃなかろうか

 

ーそして厄介なところはまだまだある。例えば、「話は真面目に聞きましょう」というのは、できないヤツがどうかしてるとさえ思われる、学校での当然なふるまいだ。

 

実はこれ、授業中に私語をしていない生徒だろうと、容赦なくこの評価がつけられていることがある。そういう時の原因は、大体2通りだ。

 

手癖が悪いか、寝ているか。どちらかである。後者は論外なので、特に何も言わない。

 

”手癖が悪い”とは、先生が説明に入るとついつい文房具で遊んだり、身体を揺すったりする一連の行動のことだ。この場合、私語をしてないのに悪い評価がつく

 

理由は簡単。他の生徒の邪魔になっているからだ。視界の端でもぞもぞしたり、カシャカシャと音をたてたり。これは要らぬストレスを生む。

 

そういう行動を無意識でしちゃう生徒には酷だが、もしこういう子が高い評価になったら、誰も真面目に話を聞かなくなる。報酬設計の犠牲とも言える。

 

授業の邪魔をすることは、テストの点では打ち消せないほど罪が重い。

 

内申点を見ていると、つくづく、どうしてもこういうメタを感じてしまうわけで。なんというか、謎のシステムだなぁと思わずにはいられない。

 

関心・意欲・態度が【C】の方へ。

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ちなみに生徒(もとい自分の子)がそういうことをしていないかどうかは、関心・意欲・態度をみればわかる。【C】がついていたらかなり怪しい。(平均80点でも3になる)

 

こういう子でも、2がついていなくて、かつ実力テストで点が取れていれば、そこそこの高校には行けると思うので、過度に気にする必要は無いかなと。

 

しかし、テストの点も悪く、【2】の数が複数の場合は、何かしらのテコ入れが絶対に必要となってくる。

 

このためには、どういう行動が悪目立ちしているのか、周りの生徒からの証言や、思い切って各科目の先生への聞き取りなどで、情報を得ることが必須となる。

 

例えば提出物忘れが酷いなら、完遂するのを監督する必要がある。授業中の私語が目立つなら、なぜダメか、どうすれば防げるか、話し合いの場くらいは要る。

 

こう言った行動は、減らそうという意識さえ伝われば、少なくとも評価は少しずつマシになっていくものだ。(厳しい先生なら話は別)

 

内申点システムは僕のような話が聞けない人間を殺すものだとは思うが、そういうルールの場なので仕方ない。打てる手は打つべきだと、強く感じる。

 

終わりに。 ―悲しき実例ちょい紹介―

 

繰り返すが、定量以上の邪魔を先生にしてしまうと、例え本来【4】の成績だろうが【3】になるし、【3】も【2】になってしまうのだ。こんな例、いくらでもある。

 

80点を2連続で出しながら普通に【3】であったある男子がいる。そいつは、プリントを配る際につい私語をしてしまい、注意されたことが2~3回あったらしい。なんと。

 

また、もう辞めてしまったが、ADHDの診断を受けていた生徒の成績も似たようなものであった。

 

平均85点の社会が【3】で、平均60点前後の英語は【2】である。授業中に相当な悪目立ちをしてしまったのだろう・・・。

 

こういうのを踏まえると、やはり寂しい考察に行きついてしまう。

 

いい内申点を取るコツは、つまり先生の授業の邪魔をしないことである。

 

当面の間は、このトレンド、続かざるを得ないんじゃないかなぁ。少なくとも地方の公立は、ね。

 

ーあまりにも疲れすぎて無駄に長くなったけれど、今日はこの辺で終わりにしもーす。

 

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