寝不足なはずなのに、記事書いてたら目が覚めてきました。ビバ・クリエイティブ。中元です。
今日は急なんですが、「教材を自分で作れるようになったら強いよね」ということをお話ししたいと思います。
結構これって、忖度と言うか、わかってるけどみんな目を逸らしてると言うかっていうテーマに絡んでる気がするんですね。
それは、【著作権】です。まずはそれについて考えるところから始めましょう。
できること、できないこと。
実は学校の先生と違って、塾の講師は、テキストや教材の使用について、かなり制限が強いんですよ。
一例として、どこの塾か忘れましたけど、学校の定期テストの過去問をデータベース化して保管していたら、それがバレて削除するハメになった件があるんですよね。
ただし、これ実は、何処もやってることではあるはずなんですよね。程度に差異はあれ、ですが。間違っても、その塾限定ではないハズです。
実際、その余波か知りませんが、対応に追われることになった塾もあったそうなんですが・・・。いつまで対岸の火事でいてくれることやら。
さて。そっからも分かるとおり、基本的に僕ら講師は、教材を使う際に必ず【著作権】というものが、学校の先生よりどうしても強くつきまといます。
学校の先生は、教育目的である限り、おすすめの本の一節とかをコピーして、がり版にして渡すってのは、別にいいらしいんですよね。
まぁそうでなければ、学級通信とか、先生がつくったプリントって、あれ全部著作権違反でしょっ引かれますよね。
こういう制約がある以上、講師が自由に教材を使うのは難しいです。ではどうするかというと、ある程度まで突き詰めれば、自分で作るしかありません。
例えば勉強法を伝えたり、あるいはその生徒の苦手克服のトレーニングを練習したりするには、自分でそれに特化した教材を作る方が早いんですよね。
つまり、繰り返しになりますが、ある程度まで行くと、「テキストを作りたい、教材を作ってあげたい!」って思いがでてくるはずだと思います。
僕自身で言うと、読解問題を生徒に教えたい時に一番思うのって、やはり指示語とか接続語とかの読み取りに特化したちょうど良い教材など、ほぼないということです。
あったとしても、ジャンジャンバリバリコピーしようもんなら、法律から怒られますので、難儀なものです。
となれば、自分でもう、書くしかないんですよね。エッセイもどきを書いて、教えたいテーマの練習になるよう工夫する。これができると、やはり強いです。
もちろん大枠として、教材を頼るのは問題ありませんし、むしろそうすべきです。自作が必要なのは、本当に突き詰めた先のニッチな所へのアプローチ。ここぐらいです。
メインはやっぱり、会議とか重ねた、プロが作ったテキストの方が優れている。当然です。ここは履き違えない方がよろしいかと。
―昔、全部がオリジナル教材であることをウリにしてる、どこかの塾のブログを見たことがあるんですけど、実際それって何も担保してませんよねって思っちゃいました。
オリジナル教材を最初から使うことによるメリットって何って言うと、最初に浮かぶのはコスト削減と、法的リスクの減少くらいじゃないでしょうか。
優先順位的に、どうしてもちょっとズレてる感じがしなくもない。まぁ、これは邪推ですけどねー。
はい。ってことで話はちょっとそれましたけども、基本的にある程度以上のレベルで教えていくと、理想の教材に対する欲は出てきます。
したがって、その想いは大切にして、かつそれを作る能力を磨いとくといいよね、っていうことでございます。どうぞよしなに。
おまけ。―オススメアプリを紹介-
では、そのためにはどういったツールを使うのか?
僕が一番オススメしたいのは、Googleドキュメントですね。
これでPDFファイルを開くと、なんとPDFファイルに書いてある英語であればほぼ100%の精度で、Wordとかで切り貼りできるデータにしてくれるんですよ。
例えば著作権フリー的な英文を持ってきて、これで取り込んでちょちょいとイジれば、長文の問題がサクッと出来上がります。
それくらい便利なアプリなんですよ。というより、僕は今のところ、これとWordしか使ってないんですよね。それで事足ります。
もし作られる際は、参考にしてみてください。ちなみに数学や理科の図形問題は、それを作る専用のアプリというかソフトがあった気がします。詳細は存じませんが・・。
ま、今日は同業者向けすぎる話でしたが、この辺にしたいと思いますー。