台風の影響で引きこもってます。中元です。でも家にいると仕事したくないので、LINEがある程度溜まったらわざわざ車の中に移動して処理してます。偏屈やなぁ。
さて。つい昨日、40時間近くのプレイの果て、【対馬の冥人】のエンディングにたどり着いた。
―当初はゲーム検証動画の観すぎでコミカルな面もあると考えていたが、ところがどっこい。
重厚過ぎるストーリー、リアルすぎる時代考察、そして時に「うえっ」となる描写全てが、血生臭い時代のドラマを演出していた。だから40時間もできたのだ。
・・白状すると、【蒙古襲来】に関する知識なんて、以下の絵巻と、台風で壊滅したという浅薄なヤツ以外、ほとんど持っていなかった。
しかし今は、この時代を舞台にしたゲームを一周したからこそ、新たな疑問や興味が次々に湧いてきている。
例えば、【ハーン】って何だとか、【地頭】ってどれくらい偉いのかとか、そういう風に。そもそも鎌倉時代ってどんな時代かってのも、今なら気になる。
―こういうのを思うと、やはり「深くリアリティある知識を一気に、そして濃く得るには、エンタメが一番かも」という仮説にいきつく気がしている。
今日はネタが無いのでそんなことを書いてみる。
没入できれば面白い。
ところで、なぜ勉強と呼ばれるものに基本面白みを感じないのかと言うと、得てして「なんにつかうん」「できたからなんなん」という感覚が強いせいじゃなかろうか。
そこには一切のストーリーもドラマ性も存在しない。確かに、例えば「万有引力」という語句ただそれだけで、面白さを感じる方が無理な話だ。
逆に言えば、エンタメ的な面白ささえあれば、そこから興味が勝手に広がっていく可能性もあると言えそうである。
ジャンルとしては、ゲームやドラマ、映画、漫画、小説、舞台等々ではなかろうか。そこで得た知識は面白く、強い。
学校で習う歴史がまるでできなくとも、新選組に超詳しい人がいるのも、これ踏まえれば納得である。
かくいう僕も、できなさ過ぎて嫌いだった数学について、そのアレルギーが最近マシになったのは、フェルマーの最終定理っていう何度も書いた本がきっかけである。
また歴史だと江戸~幕末が好きなのだが、これは見事に、ゲームと小説の影響である。細かいところは自分でWikipediaなり何なりで調べた感じ。
そして僕は理科が全然できないのだが、宇宙関係の話は大好きである。これはちなみに、星のカービィスーパーデラックスがルーツである。(わかる人はわかるよね?この理由)
20歳過ぎの頃に読んだ【宇宙創成】って本の知識もドッキングした結果、宇宙論だけちょっとかじったエセ理系が出来上がる。興味って面白いよね、と。
そして、だ。こういうエンタメで得た知識は、時にふとしたタイミングで繋がることがある。
例えば【天地明察】という小説と、【龍が如く、見参】というゲームの時代は、同じ江戸時代なので、語句として共通する部分も多い。(まぁ実際は100年くらい違うけどね)
すると、それぞれの知識が相互に作用しあって、「あ、そういう意味か」という風に理解が深まったり、登場人物の印象が変わったりする。だから面白い。
コネクティング・ドットじゃないけれど、こういう知識の強い島をいくつか作っておくと、ふとした時に橋が架かるタイミングがいつかやってくる。もはや快感だ。
―この感覚はマジで年に2~3回程度なので、味わうことができたら是非とも大事にしてほしい。
ということで、要するに【対馬の冥人】面白いよという話なので、それが書きたかった記事でございます。
では今日はこの辺で。