月イチの猛烈な偏頭痛なう、中元です。ロキソニンの鎮痛作用すら跳ね返すとは・・・。
さてさて。こんなグロッキーな状態だけれども、今週は意識してあることをすると決めた。それは、【英文を読むこと】である。
というのも、最近入試で問われるような、ある程度日本人的に読み易い長文しか読んでないことに、ふと勿体なさを覚えたためである。
読解をウリにしないと強みとして使いづらいと自覚しながら、この体たらく。これは容認しかねるぞい。
ってことで今週のルーティン日記は、その時々で思いついた英文を読んだ感想文でも、毎日コツコツと書いていこうかな~と考えている。
では以下、そんな週の日記でござる。
- 9月14日(火) -The Peter Principle Revisited: A Computational Study-
- 9月15日(水) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles-
- 9月16日(木) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles つづき-
- 9月17日(金) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles つづきのつづき-
- 9月18日(土) -Tokugawa Iemochi-
- 9月19日(日) -Imposter Syndrome-
9月14日(火) -The Peter Principle Revisited: A Computational Study-
まずはちょいと有名になっていたコレ。簡単に言えば、【一番仕事ができる人を出世させ続けると、いずれある意味では無能だらけの組織になるよね】という法則だ。
マーフィーの法則的な小話とも思える説だが、これを計算モデルやシミュレーションを用いて再現し、実際にそうなるのか、避ける方法は何なのかを考察した論文である。
全部で10ページ程度だし、ぶっちゃけ軽く大学でかじった分野でもあるので楽勝かと思ったが、そんなことは無かった。
挿入句はめっちゃ多いし、専門用語もたっぷりだしで、ぶっちゃけ速読気味に読んだら頭の中を完全に素通りしていってしまう。
ってことで10分かじりついたが、2ページちょいが限界であった。トホホ。
頭も痛いし、これは明日も読み直しですな。ちなみに、現時点で面白かったのは、「効率的な抜擢は、無能とされる人もランダムで昇進させること」とあった。
こうすることで、いわゆるピーターの法則を避けられるのだという。(それを示したグラフも紹介されていた)
学びは多そうだが、1級の長文並みにタフ。久しぶりに頭を酷使している感覚があり、なんか懐かしささえ覚えている。
9月15日(水) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles-
今日はピーターの法則をポイと諦めて、フェルマーの最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズ氏がアーベル賞を受賞した時のインタビューを読んだ。
https://ems.press/content/serial-article-files/8717
ピーターの法則を投げた理由は簡単で、後半で全くわからない数式モデルがゴリゴリ出てきて、訳しても理解できないモードに入ったためである。まぁ、あるあるです。
さて。このインタビュー記事だが、むっちゃくちゃ読み易くて楽しかった。読み易いのだが、さりげなく英検1級単語も混ざってて、負荷もそれなりにあった。
結構長大なので全部は読んでないけれど、前半のフェルマーの最終定理そのものの説明は、予備知識があるのもあって、本当にサクサクと読めますた。
ただ、基本外国の日本人学校とかに行かない限り、【整数】って英語でどういうのかといった知識は得難いと思うので、いきなり取り組むと多分難儀する。
とはいえ、文法レベルも英検2級程度でサクサク行けるし、何より内容が面白いので、このインタビューは最後までしっかりと精読しようと思う。
9月16日(木) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles つづき-
今日もこれを読んでみた。
https://ems.press/content/serial-article-files/8717
導入部分はサクサク読めたが、さて肝心のインタビューはどうだろうか。尚、ところどころ数学の専門用語が出てくるが、その理解は最初から諦めることにする。
さて。今日はざっくり2ページほど読んでみたのだが、やはりなんかこう、読み易い。あと、高校英語で使う単語や文法がたくさん出てきて、読みごたえもそこそこだ。
個人的には、「図書館で偶然出会った本で数学に魅了された話」が一番面白かった。やはり伝説レベルの偉業のきっかけって、偶然なんだな、と。
そういえば、速読・多読の習慣をつけてから、ふと昨日あることに気付いた。とあるYouTube動画の英語がやたら聴けるのだ。
多読はリスニングに効くという話は存じていたが、ここまでポンと出るとは意外である。もちろん因果関係があるかどうかはわからないが、その感覚はあった。
明日はなんと台風の影響で仕事が休みになったので、引きこもりながら続きを読んでみようと思う。まぁ、軽い気持ちで、ね。
9月17日(金) -Interview with Abel Laureate Sir Andrew Wiles つづきのつづき-
今日も先のインタビューを読んでいた。途中に【モジュラー】とか【楕円曲線】とか【セルマー群】みたいなわけわかめな部分があったので、思い切り飛ばす。
今回は特に能力として変化は覚えなかったが・・読みながら、「あれ、なんだっけ」と戻る回数が減っているような気がした。気のせいかもしれないが、そう思う。
さて。そろそろ終わりが見えたので、結論だけサッと読んでしまい、明日からはまた別の英文を読もうかなと思う。
うーむ、組織論の論文、数学者のインタビューと来たので、次は何にしようかなぁ。今読みたいのはWikipediaで歴史上の人物誰か、ってとこかな。
ま、明日考えることにしよっと。
9月18日(土) -Tokugawa Iemochi-
結局迷って、本当にふと閃いた【徳川家茂】にしてみた。知名度は残念ながら低めだが、最後の将軍こと徳川慶喜の前任である。
日本史関連の記事ならサクサク読めるだろうと考えていたが、実際はちょっとてこずってしまった。例えば、恐らく【藩】を【domain】と英訳するなど、クセがすごい。
また我ながらびっくりだが、時折日本語をローマ字で書いただけの語句を入れられると、読解速度がかなり落ちるのだ。
英語で理解するモードのときは、日本語はただのノイズと化してしまうらしい。であれば、日本史の記事は、速読には不向きと言えよう。
ただ内容は面白かったので、別に素早く読むことにこだわらないのなら、読み物としてアリだとは感じている。
9月19日(日) -Imposter Syndrome-
今日は週のとりあえずのシメということで、英検準1級の長文を読んでみた。(1級は大変なのでヤダ)
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/202101/2021-1-1ji-p1kyu.pdf
本当にたまたまなのだが、【インポスター・シンドローム】という興味あるテーマだったので、2分くらいでその長文はサクッと読めてしまった。成長だぜ。
―英検の長文で思うのだが、答えに関係するところの読解はやや難しいが、そうでないところは論理的に書かれていて割と平易な気がしている。
具体的には、答えに関する部分は目的語が超長いmakeAB構文になっているとか、である。こればかりはすっごく感覚的な言い方になっちゃうけど。
英検の読解が苦手な人は、予備知識ももちろんだが、特に関係代名詞とSVOC型の文がすらすら読み取れるようにならないと、長文はきついかもねとふと思った。
ってことで今週はこの辺で。