1年二ヶ月振りに集まったメンバーで飲んだら、半年以上ぶりに二日酔いになりました。楽しさが勝つけどね。中元です。
さて。ゴツい洋書を読み始めて、ついに約1ヶ月が経過した。平均3~4Pという風に遅々としているが、理由は簡単で、10分で集中が切れるし、色々限界なためだ。
今週もその読書感想文、つらつらと書いていきませう。
- 11月1日(月) ―~P70.5くらいまでの感想文 説得されたくない人を説得するには―
- 11月2日(火) ―~P73くらいまでの感想文 説得されたくない人を説得するには2―
- 11月3日(水) ―小休憩―
- 11月4日(木) ―~P73.5くらいまでの感想文―
- 11月5日(金) ―~P75くらいまでの感想文 ストーリーを語れ!―
- 11月6日(土) ―~P78.5くらいまでの感想文 止める利点―
- 11月7日(日) ―~P80くらいまでの感想文 失敗を許容できない文化の末路―
11月1日(月) ―~P70.5くらいまでの感想文 説得されたくない人を説得するには―
【説得】は、言われるまでもなく、極めて難しいスキルの一つである。当然、される方ではなく、させる方の話だ。
説得とはある種、相手が持つ価値観や信念を否定させようとすることであり、当然ながら、脊髄反射的に拒否のリアクションを取る人が大半だ。
だからこそ、人の意見を真摯に受け止めることができれば、それだけで人格者や優れたリーダーと評されることも多い。簡単に見えるが、簡単では無いのだ。
―この章では、こういった超難問について論が始まった。まだ冒頭しか読んでいないが、実は理数に秀でた天才の方が、頑固な可能性が高いことが指摘されていて驚き。
データは載ってなかったが、例えばテロリストとしての活動に殉じる人たちは、一般的に非テロリストより知能が高い傾向にあるのだという。
頭が良いことと、信念を持つこと。なんか関係がありそうだ。そこにある謎、是非とも知りたいと思う。
明日も楽しみだ。
11月2日(火) ―~P73くらいまでの感想文 説得されたくない人を説得するには2―
説得について話が進んだ。まずは何より、マインドセットが肝心のようだ。
例えばどんな素晴らしいシステムもアイデアも商品も、完全無欠であることばかりを推すと、猜疑心を逆に持たせてしまい、説得には失敗するのだという。
だからこそ議論に持って行く前に、必ず存在するデメリットや、予想外の結論に意識を向けることが大事だとあった。なるぺそ。
また、人は自分が無知であることに無知だ、という哲学っぽい教えも書かれており、これは少し唸ってしまった。知らないことを知らない。
前の章と違って非常に読み易い。明日もサクサク進むとしよう。
11月3日(水) ―小休憩―
11月3日は色々あってテンパる忙しさだったのでお休みとした。英文読解力が鈍ることが危惧されるけど、まぁしゃーなし。
最近色々連続しますなぁ。何かを神に試されてる気分である。ま、頑張るとしよう。
11月4日(木) ―~P73.5くらいまでの感想文―
一昨日読んだ中身が頭から消えていたので、P70くらいから改めて読み直してみた。だから今日は、進捗で言えば0.5Pのみとなってしまった。ま、いっか。
引き続き【説得】をテーマとした話であり、【説得】は【論破】と違うこと、【ストーリー】と【小話】は違うことなどが、実例付きで紹介されていた。
また、データの有用性、むやみに敵を作らないことの大切さ、その辺も説かれていた。社内政治じゃないけれど、つながりに対して敏感になることも重要らしい。
大人になるべきところと、子どものままでいいところ。その線引きはどこにあるのか、残りのページを通じてしっかり学ぶことにしよう。
11月5日(金) ―~P75くらいまでの感想文 ストーリーを語れ!―
歴史の授業に秀でた講師。心に染み入るスピーチを行うスピーカー。大衆の感動を引き起こす政治家。共通点は何だろうか?
それは、ストーリーを語ることである。ただの事実の羅列に留まらず、ストーリーを語る。物語は、人間の記憶に残り、かつ共感を生みやすい形式なのだ。
例えば、学校の教科書に書いてある一休宗純の話はまるで覚えられなくても、一休さんという物語を語れる人は、結構いるはずだ。両方同じことなのに、である。
思えば、聖書も平家物語もアラビアンナイトも白雪姫も、世界中で通じる大著に物語はかなり多い。つまり、そういうことなのかな、と。
説得を生むには共感がいる。事実で論破することよりも、物語にして落とし込むことが大切。今日は結構、強烈なヒントを得たような気がしてならない。
早速授業で使うとしようっと。
11月6日(土) ―~P78.5くらいまでの感想文 止める利点―
今日から新章である。タイトルをざっくり言えば、【何かを止めることのブライトサイド】みたいな具合だ。
こと日本人はそうだと思うのだが、何かをはじめたら、やり切ることが美徳とされる。逆に途中で投げることは、無責任だとかなんだとかで非難されがちである。
ただ、この本は常識を別の観点から眺めて、新たなヒントをくれるものだ。だからこそ、何かを止めるとどんないいことがあるのか、この章では語られそうである。
というかすでに語られていた。サンクコストの話とか機会損失とか、経済学っぽい言葉がポコポコと登場し、懐かしいものを見るかのようですごく心が躍る。
しかしながら、インフルワクチンのあれか、身体がだるくて重いんすよねぇ~。集中が続きそうになかったので、本題前にカット。
体調が戻ってからのお楽しみにしておこうと思う。
11月7日(日) ―~P80くらいまでの感想文 失敗を許容できない文化の末路―
最近こそ少しずつ【洗脳】は解けてきたと感じるのだが、途中で投げ出すことを、怠惰とか不幸とか失敗とみなすことはマジでセンスがないと、やはり説かれている。
むしろ失敗とは、それ以上のロスをしなくて済んだということであり、称賛すべきだし、何なら勝利の一種であるとする会社の例さえ、紹介されていた程だ。
―しかも、失敗は許容するくらいの体制にしておかないと、悲劇を生むという一例も紹介されていた。有名なのは、チャレンジャー号事件である。(閲覧注意)
失敗したくないがために見て見ぬ振りが生まれ、忖度が生まれ、スケープゴートが生まれ、そして時に、人命が失われる。
この側面、肝に銘じておかねば、と強く思う。
ってことで今週はこの辺で。