最近のマイブームは、有名チェーン店の料理をなるべく安い値段で再現して遊ぶことです。牛丼は結構コスパがいいよ。中元です。
はい。最近心を意図的に無にするコツを会得してからというもの、自分に掛かるストレスはやはり、かなり減っている。飄々という言葉の意味が、少しわかるほどだ。
そしてこの技を覚えてから、特にストレスが減ったのは、多動性が多く、黙って問題を解くことができないタイプの生徒を相手に個別授業をするときである。一例を挙げる。
たとえば、「えっ、この漢字はなんだっけ、たぶんわかる、あれ?えっと、これ・・か?こう書いたらいいかな・・・」という独り言が延々と続く。
注意しても5秒後には実況再開というのを10回以上繰り返したため、もう止めることは諦めている。(他の生徒に煙たがられないよう、別室で実施することで対応)
かと思えば、「先生は子供の頃はどんな人やったん?」と全然関係ない質問を振ってくるので、不思議だなーと。
そして「えっとね・・」と答えようと思ったら、「あ、この漢字はあれやん」と注意の対象が急に変わる。
言葉を選ばずに言えば、精神が未成熟なタイプだ。数はもちろん減っていくが、大体中学3年まで、一定数は存在する。
さて。つい最近まで、僕はこのタイプにきちんと対応し、きちんと答えようとし続けたがため、割とストレスを感じる場面が、正直結構あったわけで。
もっと言えば、これは自己正当化に他ならないのだが、こういうタイプの生徒に対しては、敢えてまともに相手をしないことも、一つの優しさかもしれないよね、と。
今日はそんなことを書いてみる。
本人も制御できない可能性あり。
ADHDだろうが地の性格だろうが、そういった"ちょい目立ち行動"は、本人も自覚している可能性が結構ある。
そのうえで、どう頑張っても制御できないと、当人が実は悩んでいるケースも結構多いらしい。
例えば、あなたが人から指摘されたクセを思い浮かべてほしい。そしてそれを100%、自分の意志だけで未然に食い止められるだろうか?
ちなみに僕は「指を鳴らしまくる」のがクセなのだが、やってから気づくことが多く、食い止めるのはぶっちゃけていうと、不可能だ。
それに対し逐一、「オメェ、指鳴らすんじゃねぇよ!!」と怒られると、そのうち逆ギレしたい気分になると思う。あるいは、自分を責めるかもしれない。
なくて七癖とは言いえて妙であり、自覚できないからこそクセなのだ。それを毎度毎度鬼の首を取ったように捕まえて晒上げるのは、なるほど酷な話である。
もちろん授業中の私語とか発言を奪うといった容認しきらないものは絶対に言うべきだが、別の生徒に迷惑が掛からない程度のものは、スルーした方がいいのではと思う。
細かいアレコレは年齢とともに改善していくことも多いそうだ。そう考えたら、イチイチ目くじら立てるのもアホくさいし、こちらのメンタルにも悪い話である。
それでも気になるなら、減らす方に集中すべき。
それでもスルーしきれないほど激しいのであれば、ゼロにするのではなく、それを減らすことを目標にして声掛けをする方がいい。
授業中に独り言を言いまくる生徒は、「今日は独り言を何回以内にする」といった目標を相談して決めて、目に見えるところに書いておくとか。
繰り返すが、ちょっと目立つ行動は、キーボードのタイピングミスとか計算間違いと同じで、無意識下で発動する以上、ゼロにすることはまず不可能である。
そんな特徴があるので、徹底的に根絶するという意気込みはまず空回りするし、まず達成されないので、ますます自尊心は傷つき、ますますこちらにもストレスが溜まる。
完璧って意外と人を幸せにしない。僕はそう思うのだが、どうだろう。
ってことで、今日はこの辺で、