精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【不安感】は無意識化にいつもいる、最強の秘書説。

安物のコーヒーを一気飲みしたら、軽い二日酔い並みに体調が悪い中元です。吐きそう・・・。

 

はい。突然だが、僕の好きな言葉に、【憂鬱でなければ、仕事じゃない】というものがある。

成果も成長も、憂鬱の先にあるからこそ、それがある状態を歓迎すべし、みたいなメッセージだと考えている。(逆に憂鬱が無い日は成長が無いと思え、という戒めも覚えている)

 

そして、この本来ネガティブなものをポジティブに解釈する考え方に、僕は賛成である。僕もそうするようにしてから、色々と良いことがあったためだ。

 

特に、生まれてからずっと強いと感じていた、【不安感】の捉え方を変えたあたりから、はっきりとそれを感じている

 

今日はそないなお話を書いてみよう。

 

 

不安は、自分に準備不足を伝えてくれる、ちょっとおせっかいな秘書だと思おう。

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改めて書くと、僕はかなり、些細なことに不安を感じる度合いが強い。高校生の頃なんかは、雨が降っただけで【悪いことがある】と思っていたほど、病的なものだ。

 

杞憂という故事成語があるが、他人事とはマジで思えなかったのを記憶している。みんなは「あほや」と思っていたが、僕は「わかる」と感じていたくらいに。

 

―しかし、この不安ってヤツは、実は非常にありがたい存在なのではと、ふと20代半ばで気が付いた

 

そのきっかけは、【不安の正体を徹底して掴むと、むしろ活用できる】と説明するブログ記事を読んだことだ。(探したけど見つからず)

 

だから、僕は僕自身が強く不安を抱くのはどんなときで、どんな共通点があるのか、徹底して言語化してみようと頑張ってみたのだ。

 

すると、あることに気が付いた。僕が強く不安を感じる場面は、以下のどれかをもれなく含んでいた。

 

① 新しいことに挑む前

② 技量を試される場が近づいている

③ その日にすることが多いと感じている

 

そしてこれらの共通点をさらに探っていくと、ついに気が付くことがあった。

 

僕は、心のどこかで準備不足や経験不足を感じているとき、強い不安を覚えるというものだ。

 

もしそうならばと、意識して時間をみっちり取って、不安を抱く事柄に対する準備や調査の時間を取るようにすると・・。

 

結果、不安もきれいに消えてくれたのだ。しかも、準備も済んでいるから、色んなことの質も上がるわけで。これは、オイシイ!

 

これに気づいてからというもの、むしろ不安の存在が有難いと思えるようになった。不安感は、無意識化にいつもいる、僕の最強の秘書なのだ。

 

さて。僕は気づけたからまだマシなものの、ぶっちゃけこういう不安感は、熱血な考え方などで、力業で封じ込めるべきものだとお考えの方が多いと思う。

 

特に今、受験生は日ごろの学習に強い不安を覚えていることだろう。それで勉強が手に追っつかないくらいなら、以下のワークをちょっとおすすめする。

 

急がば回れという感じだ。参考にしてほしい。

 

不安を根性論で何とかできるのは、相当単純なヤツか天才だけっす。

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まずは、頭にある漠然とした不安感を、言葉にすることをおすすめする。できれば紙に書きたいが、アウトプットが目的なので、できるならば絵でもいい。

 

あるいは、その不安感を表現するのに一番近い音楽やイラスト、作品などを手に取ってもいい。

 

とにかく大事なのは、その正体を知ることだ。自分にとっての不安とは、焦りなのか、それとも恐れなのか、あるいは準備不足なのか、一言で包括するのは結構難しい。

 

そうやって言葉にして正体を掴んだら、それを勉強に絡めてさらに深掘りしたい。例えば、準備不足が近いとしたら、特に何の科目でそれを感じているのか、という風に。

 

数学ならば、ではどうすればそれを解消できるのか、その手段を考える。ネットで調べてもいいし、質問を重ねてもいい。

 

そうやって行動に変えれば、不安をポジティブに活用できたことになる。こういう付き合い方ができるようになれば、メンタルはいいところで安定する。

 

人はよくわからない対象に向かって、行動を起こすことは、本能的に難しい。よほど熱狂している対象じゃないと、無理だとさえ思う。

 

不安なときこそ、ちょっと立ち止まって、あえてじっくり向き合ってみてはどうだろうか。

 

ということで提案なのか愚痴なのかよくわからない帰着になったけれど、今日はこの辺で。

 

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