最近考え事が多すぎて、感情の起伏がワヤになった気がする中元です。帰ったらちゃんと頭をカラにする時間を取ろう・・・。
はい。ここ最近は冬季講習がブン回っている関係で、裏方としてヒィコラ頑張る時間が連続し、割と頭が悲鳴を上げそうである。
しかし、僕一人が身を粉にしてもぜんぜん売り上げに貢献できないことが今夏身に染みてわかった以上、自分が抱え込むような仕事の仕方はもう、したくない。
・・・ではなぜ、僕はヒィコラと忙しいのか?言っていることが矛盾しているように聞こえるが、ここにはある種の強迫観念が働いている。
今日はそれについてのお話である。
四面楚歌と和衷共済。
ところで、リーダーの身の処し方について、よく本を読んで自省するようにしている。身を滅ぼしたリーダーの末路は、えてして超絶怖いからだ。
そしてどんな本を読んでも、基本的な教えに当たる部分は結構共通していることがわかる。例えば、以下の事柄がそうだ。
「あなたはあなたについてくることのメリットを、部下に示せているか?」
このフレーズは、「最強の働き方」や「リーダーの条件」などで、【超基本事項】みたいな温度で書かれているものだ。
一番わかり易い例は、「俺についてくればめっちゃ給料払ってやる」などがそうなのだが、こういう物質的報酬には、どうしても限界と、そして慣れが付き物だ。
だからこそ、それ以外の精神的部分でも、ついてきてくれる人たちへトクさせるようなことを考えることが、リーダーの仕事の根幹なのだ、と。至極ごもっとも、である。
もちろん度が過ぎればそれはただの「やりがい搾取」なので解釈には気を付けたいが、最近折に触れて、僕はその【トク】とは何かを意識して考えている。
そして今のところの結論は、暫定だがちゃんと決めている。それは、できる限り部下にラクをさせてあげることである。
要は、働きやすさを担保してあげる、いたずらに時間を奪わないようにする、ということだ。
必要な資料は準備する。連絡網は密に流す。授業計画はなるべく効率的に組む。少ないコマのために校舎に来ることが無いようにする。
そう、僕が忙しいのは、僕の授業準備のためでなく、僕以外の方々の雑用を買って出ているためなのだ。
僕にはまだ立場がない。裁量がない。だからできることと言ったら、こういう裏方のことだけなのだ。
それに、むしろプレイヤーとして活躍し、会社に財をもたらしてくれるのは、僕らの下についてくれている方々のおかげなのだ。あるのは感謝、マジそれだけ。
そのことを考えると、ふんぞり返るなんて選択肢はきれいさっぱり吹き飛んでしまう。僕にお酌などしなくていいのだ。むしろ僕に注がせてほしいくらいである。
四面楚歌な組織にしようもんなら、僕は簡単に失脚だ。地の底まで落ちることになるだろう。
―話は若干変わるが、こないだたまたま見た【仁義なき戦い】のとあるセリフが、心に強く刺さり、何度もリフレインしている。
「神輿が勝手に歩ける言うんなら歩いてみないや!」
・・・まさにその通り。こういう怖いけど当たり前な現実を学ぶたび、僕は身が引き締まる思いである。
終わりに。
ということで、授業を任せる側として絶対にサボっていけないことは、授業以外の雑事の処理だと僕は考えている。
調整も含めた丸投げは最悪だ。だが、そうした方が効率的と感じるときは、権限ごと完全に任せるようにしている。
その代わりに事後報告を吸い上げて、より効率的な時間割を考えたり、リマインダーとして動いたりというフォローをする。
結果僕は相変わらず小忙しいのだが、少なくとも間違ってはいないようだ。だって、数値が良い感じにあがってきたんだもん。
中間管理職万歳。神輿の上には絶対にいかない。僕はいつでも担いでいたい。だっていざというときには放り投げられるから。
ってことで今日はこの辺で。