起きたときには既に、横のアパートで何かの工事が始まっていました。エンジン音を3時間くらい聞かされていますが、案外平気な中元です。
さて。何のネタバレでもないのだが、この時期なので、年末年始に単発型の特訓授業が予定されている。僕の担当は、もちろん英語だ。
ただその単元の中で、毎年マジで頭を悩ませるものがある。それは、リスニングだ。白状するが、1日でリスニングの力を伸ばすのは、非現実的である。
むしろ授業内容としては、つかみどころがないリスニングの勉強法とか、本番はどう解くかというコツの伝授とかが要になると考えている。
しかしそこまでわかっていても、高い満足度を生むのは難しい。だから申し訳ないが、リスニングではそれをさほど追わず、他の単元で回収するのを心がけていた。
ただ、今年は違う。例年と違い、たくさんのネタを仕込むことができたので、なんかいけそうという妙な期待を抱けているのだ。
それがちゃんと作用するかどうかはこれからの話なのだが、僕が何を話すつもりか、ここに備忘録として書き残しておこう。
リスニングを攻略するための、身も蓋もない話。
リスニングの力をつけるために、ひたすら英文を聞く人がいるが、その効果は結構早い段階で頭打ちになる気がしている。
個人的には、最終目標の数値と、練習の数値を揃えることは、非効率的だし、アドリブに超弱くなると考えているためだ。
例えば共通テストの数学を制限時間ぴったりで解き切る練習を重ねた生徒は、本番でえんぴつを1回落とすだけで、もう間に合わないということになる。
つまりリスニングにおいて僕は何が言いたいのかというと、英文が読み上げられる速度よりも速く意味を拾う練習を、日頃は重ねておいた方が良いということだ。
調べてみると、僕が勤める県の公立入試の英文は、大体55秒で99~110単語が読み上げられる。これはWPMで言うところの、108~120くらいである。
これを攻略するためには、例えば速読練習や音読学習を行い、普段からWPM120くらいで意味を取る練習を重ねておく方が効率的だと言えないだろうか。
野球で言うところの、普段は重たいバットで素振りをしておくというものである。もちろんそればっかりやるのも違うので、たまにリスニングの演習をする必要はある。
聞けば聞くほど耳はよくなるという主張を否定はしないが、やはり飽きも生まれてくる。こういう別目線からの学習法や心構えを、まずは全体に伝えるつもりである。
リスニングにはメモが有効とは言いますが。
リスニングにはメモが有効とはよく言われるし、必ずそうするべきだともよく説かれる教えである。僕もそう伝えてきた。
しかし最近、それが効くかどうかは、生徒が目と耳のどちらで情報を処理するのが得意なのかという特性で変わると思い直すようになっている。
昔も書いた話なのだが、今回はチェックリストを引用して紹介する。
https://www.hyogo-c.ed.jp/~ashiya-sn/tiikisiennsennta/tuusin/No.21.pdf
てな感じ。そして僕が思うに、視覚優位か聴覚優位かで、メモは使い分けるべきだと考えている。例えばこんな風に。
視覚優位→図や記号
例)☂
聴覚優位→単語
例)雨、rain
・・・ちなみに僕は人の話を聞けない、ゴリゴリの視覚優位タイプである。上記の特徴は、ほぼ当てはまっており、例えば僕はノートを文章で取るのが超苦手なのだ。
英検1級を受けた際は、さすがにメモを取らねば戦えないと思ったので、ほぼ全部図や記号、書いても単語などで記録し、それで解いたものだ。(※本物↓)
結果、合格点である素点7割には何とか届いたので、御の字というか超満足という感覚は抱いている。
メモ一つとっても、個性が出る。この話は盲点なので、きちんと本番で伝えたいと考えている。
終わりに。
後は実際に問題を用意していっちょ上がりだなという段階だが、いかんせんまとまった時間がとり辛くて仕方がない。
しかもここにきて、はっきりと頭が疲れてきているのを感じている。いやはや。大丈夫かしら、ワシ。
まぁ、仕事納めまであと2日、この記事がアップされている頃には家でゴロゴロしているハズ。そう信じて、終わりにしたいと思います。
ってことでよいお年を。