正月はだいぶ怠惰に過ごしましたが、その中で「できたこと」を指折り数えて、生産性を保てたことを確認し安心している中元です。
・・・・ってことでこっから本編なのだが、実は書いている途中から完全に脱線し、全く別物の記事になってしまった。
元々のタイトルは「【嫉妬】できる人は、まだ【好奇心】を取り戻すセンスが残ってるのだと思う。」というものだったんだけど・・何があったし。
まぁ、せっかくなのでタイトルの方を変えて、しれっと投稿してやろうと思う。今日はそんな前提の上、以下どうぞー。
はい。こないだ、あまりにも暇だったので、実家から昔通っていた小学校まで、てくてくと散歩してみた。
どうやら謎に開発が進んでいるようで、昔通った駄菓子屋も、オバケエビを捕まえた田んぼも、みんなみんな、跡形もなく住宅地へと変わっていた。
ーだが一番気になったのは、その新しく建てられた家のレベルの高さだ。全部と言い切っていいくらい、どれもこれも、育ちの良い人が住んでそうであった!
一体何の仕事をして、どれくらいの稼ぎを得たら、そんな家を建てられるの?もはや嫉妬を通り越して、好奇心の目で、その家を観察してしまう程だった。
・・・というところで、ふと気づいた。嫉妬と好奇心って、実はかなり近いところにあるんじゃないか、と。
となれば、好奇心を忘れた人が、それを取り戻すチャンスって、実際のところはかなり身近にあるんじゃないかと、そういう風に思えてきた。
ってことで今日は、その超どうでもいい仮説を、僕なりのアプローチで考えてみたいと思う。
【嫉妬】と【好奇心】の類似点とは?
まずは国語的な観点から考えてみよう。ということで、字数稼ぎ兼ねて、【嫉妬】と、【嫉】と【妬】を、それぞれ辞書で引いてみた。
まず、【嫉妬】から。
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を―する」
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。「夫の浮気相手に―する」
そして面白かったのだが、【嫉・妬】のそれぞれ、意味が「ねたむ、そねむ」とだけ書いてあり、つまりほぼ同じ意味だと紹介されていた。
ってことで、「ねたむ、そねむ」を引いてみると、こんな具合。
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1 他人が自分よりすぐれている状態をうらやましく思って憎む。ねたましく思う。そねむ。「同僚の昇進を―・む」
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2 男女間のことで嫉妬 (しっと) する。やきもちをやく。
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「妻―・める気色もなくて過ごしけり」〈
・八〉
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3 腹を立てる。恨み嘆く。
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「いと憂しと思へど、さらに言ひも―・まず」〈
・一五八〉
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- ・・・まぁ、基本的にいい意味じゃないですよねぇー。何なら、好奇心が持つ、どことなく純粋無垢な響きとは対極にあるような気がする。
・・・でもやっぱり、こうして調べてみると、【嫉妬】の向かう先を上手く切り替えることで、これは【好奇心】に昇華できるなぁと、つくづく感じている。
例えば、周りに超絶勉強ができるヤツがいるとしよう。基本、こういう人はちやほやされて、将来安泰に思われて、ジェラシーを抱かれる側となる。
だが、そいつが医学部に行こうが旧帝大に行こうが、多分僕の人生には1㎜も影響を及ぼさない。つまり、そいつの向かう先は、最終的にどうでもいいのだ。
しかし、そいつが賢い理由は、才能以外に何か秘密があるかもしれない。そう思えば、「塾どこ?」とか、「どんな勉強してんの?」という発問が出てこないだろうか。
こんな風に、【嫉妬】から感情を切り離して考えれば、自分に活かすことのできるヒントを、そこから得られる可能性が出てくる。これが【好奇心】の強みなのだ。
では、先ほどの、「どんな仕事をして、どんな稼ぎがあれば、いい家に住めるのか」という嫉妬一歩前の話も、感情を取っ払えば、以下の命題に早変わりする。
「立派な家を買えるような人って、マジ何者なん?」
・・これは、ネットの集合知を頼るべきときだろう。ってことで、書いてみたらめっちゃ長くなったので、項を変えて探ってみよう。
立派な家と家主の正体。
まず、僕がマイホームを大量に見つけたエリアで家を建てようと思ったらいくらかかるのか、それを調べてみた。
ってことでチョイと検索かけたら、何か面白そうなサイトを発見。知識ゼロなのでなんか不安だが、とりあえず使ってみよう。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
まず、このエリアは、土地だけでざっくり2700万円~3300万円ほどとあった。ずいぶん振れ幅がでかいが、この辺の事情はわからんのでどうしようもない。
その上で、価格帯によって家の外観が変わるという当たり前の情報を得て、「各価格帯」の家の外見から、どれが多かったのかを思い出すというアナログな方法を採った。
すると、1600万円~2000万円の価格帯の家を、僕は「稼ぎが良い人のそれ」と考えるという謎のデータを得ることができた。(相場としては、これでも安価~中間)
つまり2つを足し合わせると、4300万円~5300万円ほどが、あの一軒一軒に掛かっているという話になる。高いの?安いの?そもそも・・・ほんまかいな。
気になったので、別のデータを漁ってみた。すると、参考になるのか全くわからないが、都市圏のデータを発見。それと比べれば、実際ぶっ飛んだ額ではなさそうだ。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032091937&fileKind=2
・・・そしてここで気になるのが、年収倍率という数値だ。要するに、その家の値段が年収の何倍かを表した指標なのだろう。
となれば、この数値で住宅の費用を割れば、ざっくりとした年収が出てくるという話では?じゃあ、やってみるしかないね。
ってことでもはや完全なる参考数値だが、立派な家を構えている人たちの年収は、とりあえず一世帯当たり650万円~794万円ほど、となった。
共働きになったら計算がブチめんどくさいので、一人でこの年収を叩き出そうとするなら、どれくらいの仕事が目安になるのか、調べてみた。
すると、よくまとまった記事を発見。信ぴょう性はさておき、なるほどそれっぽい。
引用するとこんな感じ。
・商社・金融 大手の商社や銀行員の平均年収は600~1000万円くらいになります。
新卒から入社して、3~5年くらいたてば、年収500万円を超えてきます。
・メーカー
大手メーカーもその絵与はかなり高いです。
主任クラスに到達する前後で、年収600万円を超えてきます。
・難関資格が必要な仕事
薬剤師、勤務税理士、司法書士といった難関資格ですが、とても大きく稼いでいる人は勿論、年収1000万円以上は目じやないくらい稼いでいますが、駆け出しの人たちでも実はかなり稼いでいて、年収500万円も貰えています。
・外資系企業
IT系のグーグル、アクセンチュアなどは入社時点で年収600万円を超えてきます。
・看護師
看護師の年収も実はかなり多くて、お医者さんとまではいかないものの、主任クラスで年収は600万円を超えてきます。
・漫画家
一発当てたら大きいのが、漫画家。けどその平均年収は一体どれくらいあるのだろうか気なったことはありませんか?
実は、平均年収600万円台なんです。当然上位の方は、数億円どころか数十億円を稼いでいたり住む世界が違うように感じますが、夢を追えて年収600万円も稼げるなんてとても良い職業じゃないですか?
ここに挙げた職業以外でも、大手企業に入れば30代で年収600万円を狙えるところはたくさんあります。その中でも上記であげたのは20代でも年収600万円を狙えるような職業でになります。
・・・他にも、公務員とか色々あるだろうが、一覧としては面白いデータだな、と。ちなみに年齢が上がれば、色々話は変わるらしいので、参考程度にどうぞ。
ってことでまとめれば、いい家に住むためには、
①一人なら、主任クラスに出世するか、難関資格を取得するか、IT系企業に就職するかして、年収650万円以上を目指しましょう。
②共働きでも、二人合わせて650万円以上になるよう頑張りましょう。
というところじゃなかろうか。つまり僕が憧れた家に住む人たちはみんな、それなりに名のある企業の管理職か、難関資格を持つエリートたち、ということか・・。
なんか、納得。今度からそういう家を見るたび、純粋に家主のことを尊敬してみようと思いやした。
ってことで、完全に脱線しっ放しのままであるが、今日はこの辺で。