改めて、玉ねぎってスーパーフードじゃないかなと尊敬している中元です。
はい。今日は、昨日書いた記事のアンサー的なものというか、補稿というか、「ヤバい問題みたいに書いてたけど、当然の話だったわ」的な気づきというか。
要するに、「こんだけコロナにビビってしまった以上、人が集まる行事はそれだけで反射的に反対する勢力が必ず存在する世の中になるよね」的なことを書いた。
例えば今後、修学旅行なり文化祭なりを企画すれば、「感染したらどうすんだ!」という意見が100%飛んでくるってのは、想像に全く難くないわけで。
結果、そういった声をスルーできる力が無いと、今後何もできなくなって、守りに入るしかなくて、全然面白くなくなるよね、という流れである。
・・・・が。
書き終わってからしばらくして、このプロセス、何もコロナに限った話じゃ全くなかったことを思い出して、少し恥ずかしくなってしまった。
というわけで、急ぎこっから文字数を足していこうと思う。
冒険は反対されるのが常です。
よ~く考えると、多分経験や記憶にあると思うのだが、深く考えもしてない誰かに、最悪のケースを引き合いに出して、何かを反対された経験はないだろうか?
例えば、海外旅行に行きたいといえば、「犯罪に巻き込まれたらどうすんの?」という風に、である。
こんなケースは、枚挙に暇がない。専門学校に行きたいといえば、学歴のせいで就職できなくなると脅され、ベンチャー企業を目指せば、安定していないと脅される。
この心理は何なのだろうか?一応、可能性として大きいのは、人は未知のものに対して、とりあえずネガティブに反応するという本能だと思う。
見たことない木の実がある。食べてみたら猛毒だった。アーメン。こんなリスクを避けるために、未知に恐怖や嫌悪を示すようになったといわれれば、至極納得である。
これを考えると、例えば先の例だと、海外は行ったことが無い、つまり知らない場所だから、危険なので、だから止めないとなぁ・・という感じなのかもしれない。
こんな風に、基本自分がしたいと思ったことは、相談相手に共通の記憶が無い限り、90%くらいは反対されるものと考えておいた方が良い。
背中を押される期待など、最初からしないべきだ。改めて、コロナ関係なく、こういうやり取りは世の常であると思い出した。
別に最悪マネジメントを僕は否定しないのだが、仮にスケートをやるとして、「膝十字靱帯を切ったらどうすんのよ!」という謎クレームを入れるのは、ちょっと解せない。
そしてそれを受けて、イベントを取りやめるとなればなおさらだ。結果、誰が幸せになるのか?ミクロ経済学を勉強すれば、色々と腑に落ちるのでオススメである。
・・・だが、ぶっちゃけ、そういう浅い反対で何かを思いとどまった経験、皆様はあるだろうか?
例えば、滑落事故が起きたらどうすんの!というクレームで、登山イベントを中止した例があると思われるだろうか?
こういう場合、「じゃぁ不参加でおなしゃーす」というのが運営側の対応として正解であり、その上でその最悪を避けるための安全策を考えておけば、もうOKなのである。
―とはいえ、今回のコロナ騒動で、不可能なものにものべつ幕無しにゼロリスクを求める声が可視化されるようになったのもまた事実だと思う。
マスクさえすれば、ワクチンさえ打てば、換気さえすれば、本来オミクロン株もゼロにできるはずなんだ!!・・という前提を疑える人は、どれくらいいるのだろう。
「リスクがある限り自粛するべき!」という考え方には、やはり限度がある。それを突き詰めると、人間らしい暮らしの全てが否定されるからだ。
「死亡事故を起こす可能性があるから、公共交通機関を使うべきじゃない!!徒歩で移動すべき!!」という主張がナンセンスなのと同じだ。
これがまかり通るなら、BBQも海水浴もキャンプもクライミングもスポーツもドライブもプール遊びも昆虫採集も、全部死ぬ可能性があるからダメになってしまう。
現実的に起こり得るリスクなのか、それともイチャモンなのか?前者だとしたら対策をしっかりと考えて、後者ならば適当にあしらっておく。
中1の国語の教科書じゃないが、ちょっと立ち止まってこの辺を見極める力、そしてスルースキルが無いと、こっから先の世の中何もできなくなるとみて間違いない。
・・・それに、きちんと(現実的に)最悪のケースを織り込んだ入念な準備をして、それをきちんと発信しておけば、絶対に理解してくれる味方は現れる。
よく考えると、SNSで叩かれているのは、楽観論に終始して、おざなりなことをした結果、最悪の事故を引き起こした事例ばかりである。
それかそもそも、冷静に考えれば別に叩かれる必要が全くない話も多分に含まれている。
本当に自分がしたいことに対しては、賛成も反対もどうでもいいのだ。繰り返すが、一部の最悪な未来の指摘に粛々と従っても、誰も幸せにならないのである。
ってことで、加筆部分はこの辺で。