何かのタガが外れたのか、今日だけで仕事が10項目処理できました。魔人になった気分です。中元です。
はい。時折、今の世の中で学校で習う科目以外に、一体何を勉強しておいたらトクするかを考えるようにしている。
ついこないだまでは資料を読み取る力こそが一番だと考えており、その指導には結構力を入れていたのだが、最近はそれともう一つ大事なことがあるよなと考えている。
それは、【遊びを企画する力】である。
今日はそれについてのお話。
みんな楽しいことに飢えている。
今の小中高生にとって一番の悲劇だと思うのは、イベントに関する思い出を次々と奪われていることだと思う。
ゼロリスクを徹底して追及すると、例えば遊園地も事故死のリスクがあるからいけないし、修学旅行も飛行機が墜落するリスクがあるからいけなくなる。
オミクロン騒動は、ゼロリスクをあたかも可能であることのように、そしてそれが達成されないのは異常というように喧伝してしまったことがギルティだと感じる。
そんな中、みんなきついんだから楽しいことは我慢しろと言われつつも、勉強量は頑として削らない謎状況に対し、やはり生徒間でストレスはかなり溜まってきている。
そういう状況を受ければ、能力としてニーズが高まるのが、【楽しい遊びを企画する力】だと感じている。いわば、小規模の修学旅行を創れる力だ。
面白そうな場所と企画を考えては、人を巻き込んで引っ張っていく。クラスに一人はいなかっただろうか?そういう遊びを考えるのが好きなヤツ。
そして、そいつがよほどポンコツでなければ、結構「バカなこといってらぁ」と言いながら、それに乗っかって、なんだかんだで楽しかった記憶は無いだろうか?
僕が思うに、今の鬱屈した状況で求められるのは、こういうピュアな人材だと考えている。内村さまぁ~ずとか、エガちゃんねるのような企画を創る思考ができる人。
特に、「遊びに行きたい」→「バカか」という公式が成り立ち得る、息苦しい昨今なら猶更だ。リスクを引き受けて周りを連れ出せる人間が、やっぱり強いのだ。
能天気に遊ぶことはただのバカ。バッシングを回避するための、最低限の勉強は必須。
とはいえ、能天気に集まって迂闊にもクラスターを起こせば、昨今非常にめんどくさいのは想像に難くない。
ぼこぼこにできる憂さ晴らし相手を待つ人間は、SNSにうじゃうじゃ居る。企画力の中には、このあたりのリスクを回避できる腕も含まれると思う。
例えば、濃厚接触者の定義をきちんと説明できる方はどれくらいいるだろうか?
定義上は、適切な感染対策を取らず、15分以上陽性者の至近距離にいた人を指し示すらしい。(探すの大変だった)
ちなみに、まだ突っ込みたいところは山ほどある。適切な感染対策とはなにか?至近距離とはどのくらいか?
調べたところ、感染対策とは、いわゆるマスクだ。これをしている限り、適切な感染対策を取ったことになるため、これ以降は無力化するという考えもある。
※ちなみに教員はマスクさえしていれば、大声で授業をしようとも、生徒は濃厚接触者にならないといえる。だからか、学校ではなかなかクラスターが起きないのである。飲食店で出がちな理由は、言わずもがな。
そして至近距離とは1m以内の話である。極端な話、マスクをしていれば安全で、してなくても1m以上距離を空けておけばそれでOKらしい。
―とある方のブログでも書いてあったことで、僕も強く感じるのだが、おそらく日本でこのコロナに対する風潮は変わらないし、終わらないと思う。
マスクをしてなければ村八分になり、少しでも感染者が増えればすぐに緊急事態宣言がちらつく危うさ。これはもう、文化になろうとしている。
そんな中でも、【法律でしなければならないこと】と、【実は要請】であることをしっかりと読解し、それを踏まえて遊びを企画できる人間。
結果叩かれても、「いやいや、ルール守ってるし」と図太くあれる人間。
こういう人は年齢問わずに求められていると、やはり感じる。だがこの能力をどうやって開発してあげればいいのか?一介の塾講師の扱う範疇を超えている気はするが・・。
実は、これに関する施策ってのは、すでにいくつか考えている。それについては、ちょっとこの記事が長くなりすぎたので、別の記事に改めて書きたいと思う。
てなわけで、今日はこの辺にいたしましょう。ではバイバイ。