単に現実として、"保身"が上手な人が出世するんだなと、最近そんなことを考えます。保身下手の中元です。
はい。今日も振り返ってみれば、わけのわからない忙しさだった。ポスティングに回ったと思ったら、電話も5~6件立て続けにくるし、授業も当然手を抜けない。
錐もみ状態になりながら駆け抜けつつも、授業がウリな業態である以上、そこで落第させれば競合に容赦なく持っていかれる。なかなかに赤い海である。
ってことで最近は、どんだけ忙しくても外さない授業を作る方法を、さらにシステム化しようと頑張っている。つまり、最速最短で及第点の話を作る方法である。
こんなもんはっきり言ってただの自分向けの話なのだが、今日はもうネタが閃かないので、ここに書いておこうと思う。
ただしもちろん、これにかまけて腰を据えた予習をサボれば、いつか手痛いしっぺ返しが来る諸刃の剣だ。だからずっとこのやり方をしないようには気を付けてほしい。
では以下、続きである。
テキストの問題をさっと確認する。
まずやるべきことは何よりテキストの確認だ。ただし、テキストに書かれている説明ではなく、問題の方である。
例えば、have+V.p.pの【経験用法】を説明するとして、everやneverは同じページにあるのか、それとも別枠でまとめられているのか、編者によって結構違う。
また、単なるYes/Noの疑問文で留めていいのか、それともHow many timesまで触れねばならないのか。そこを見誤ると、不必要な情報を伝えたり、逆に不足したりする。
正直言って、不満を抱かれがちな要素を徹底して避ければ、及第点を取るのはそこまで難しくないとは思うのだが、そもそもその要素を避けることがまぁまぁムズい。
しかしそうはいっても、確認するだけで全然違ってくるので、このステップは絶対に欠かしてはならない。
それを解くのに必要な知識だけ板書する。
続いて板書計画。これももう、それを解くのに必要な知識だけに絞ってしまう。例えば過去を表すキーワード(yesterday,last~, ~ago)も、問題にあるヤツに絞る。
また、Ted and Bobみたいな例文があれば、大抵答える際の代名詞を何にするかわからないヤツがいると踏んで、その説明を加えることもある。
問題を見て大枠をサッと作ったら、必要最低限な知識は何かを考えて、その精度をもうちょっと高める。
ちなみに今日このやり方を試したところ、この時点までで3分しか経っていなかった。変なところで自分の成長を感じた時間であった。
終わりに。:自分に合った無理のないやり方は身を救う。
ってことで、この2点をやっておけば、アドリブという非常に危険な状態を脱することは、わけもなくできる。しかし多分、成長も無い。
数学の学習と言い張って、公式をひたすら丸暗記するのと似ている。確かに点は取れるようになるだろうが、数学の力が付いたと言えるかは微妙である。
そのため、時間がキッチリ取れるときは、例え話までこだわったり、もっと広い時間軸で説明を考えたり、他人の授業を見たり、そういう工夫も要ると思う。
The girl on the stage という修飾節の説明ひとつ取っても、言い回し次第で不定詞の形容詞的用法や関係代名詞のさわりも伝えられるので、この辺りは本当に深い。
念を押すが、緊急時のそれということは認識いただければと思う。
ってことで今日はこの辺で。