授業が早めに終わった関係で、なんかめちゃ早上がりできそうな中元です。連勤術師したから、ええやろこんくらい!
さて。ここ最近、朝の時間は洋書のそれに切り替えたのだが、相変わらず毎日20分程度は欠かさず、読書に時間を充てている。
ジャンルはめちゃくちゃばらばらで、小説にハマる期間もあれば、ドキュメンタリーに没頭したり、かと思えば実用書にのめり込んでいたりもする。
しかしやはり、時間とエネルギーは有限だ。好きなだけそこに時間を割くことはできない。しかも、読んで終わりでは、読書の本当の意味は拾えなくもなってしまう。
仕事でバカみたいに疲れて、時間も限られる中、どうやって効率と効果を維持するか?
ここ最近はそんな大仰なことに意識して取り組んでいるのだが、なんとなく我流のコツは確立できつつある折である。
もちろん細かいテクニック面で使っている技はあるのだが、今日はあくまで【心掛け】のみに絞って、ご多忙な皆様の参考になればいいなということで記事にする。
では以下、続きである。
1回目から理解するという気合を捨てる。
僕がまず真っ先に捨てたのは、「1回読んだだけで理解できる」という幻想だ。もう百冊以上読んできて、身に染みて実感している。
そのため、本は最低でも2周以上読むのだが、最初のそれは「何が書いてあるか」ということのざっくりした確認に留めている。ほぼ読み飛ばしレベルなのだ。
後述するが、ガチで頭に入れて、血肉にしようと思ったら、それ相応の工夫が必要である。それもなしに一発で読めて理解するのは、ちょっと異常事態と見た方が良い。
仮に全てわかったのだとすれば、あなたが超絶天才という可能性もあるが、99.9%は単に、すでに自分が知っていた知識をなぞっただけという話だろう。
それでは成長が見込めるわけがない。もし見込めるなら、100マス計算をやりまくるだけで、あなたは数学の成績が上位層に入らねばおかしいということになる。
ちょっと脱線したが、「1回で全てを理解してやるぞ!」という気合はまず空回るので、一周目は軽い気持ちで読むようにするのをおススメする。
似たジャンルの本をサイクルさせる。
とはいえ僕は飽き性であり、同じ本を立て続けに2回・3回と読むのもまた嫌いな天邪鬼である。
そこで最近取り組んで良かったのが、「似たジャンルの本をサイクルさせる」というものだ。
例えば、リーダー論について勉強したいと思っていた頃は、以下の3冊をぐるぐるっと2周ずつ読むようにした。
・・キラキラした話もドロドロした話も両方書いてあるのだが、つまりリーダー論を様々な切り口から分析した本なので、最終的に学べるテーマは同じだ。
全く同じ本を繰り返すより、似たものを読み返す方が、飽きも来ないし、覚えやすさも段違いに高いと感じている。
僕と同じ飽き性の方にオススメである。
成功より失敗に注目する。
これは↑の本に書いてあったことで、マジで目からうろこが落ちた感覚を久しぶりに抱いた考え方である。
成功とはある種のアートのようなもので、誰がやってもできるとは限らないもの。むしろ再現性があり、結構共通するのは、失敗の方という意味合いである。
確かに、「これをやったら上手くいった!」という言動は非常に多岐にわたっているのだが、「これをやったらしくじった・・」という言動は、驚くほど種類が少ない。
もちろん上手くいった人の考え方や施策のうち、自分や職場に合っていると思うものは僕もバンバンパクるのだが、そういうのはほっといても目が向くものだ。
失敗談はやはり気が滅入るもの。だからこそ、むしろそちらに意識を向けるというくらいじゃないと、脳は勝手にそれをシャットアウトしてしまう。
学びが多い方はどちらかを冷静に考えたら、気が滅入るとかそういうのを気にしている場合じゃないと思うのだが、いかがだろうか。
終わりに。
ということで、僕が日頃から心掛けているあれこれを書いてみた。たまに忘れることもあるのだが、概ねルーティンとしてこんな感じだ。
小説を読む時は、小説ばかりをローテさせるし、ドキュメンタリーを読む時は、そればかりをローテさせる。
買ったばかりの本は、まず一周、ゴテゴテした小技をガン無視して目を通すし、その中でも「上手くいった!」という箇所より、しくじった個所に意識を向ける。
それらを全部同時にやると、効率と効果が爆上がりしたと感じているので、何かの参考になっていれば嬉しい。
ってことで今日はこの辺で。