精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

疲れている自覚があるのに、休まないのは単なる無責任である。

心を何度も折られすぎて、感情が高まっても涙が出てこなくなりました。冷血になりつつある中元です。

 

はい。まだまだ繁忙期で消耗した疲労は、心身ともに色が濃いようだ。少しずつ元に戻ってはきているが、残った仕事がまだあるせいで、そのペースが遅い。

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僕はまだ、自分が疲れていることを自覚できているからまだマシだが、ぶっちゃけ周りには、自覚無き疲労困憊者がちらほらいて、「よくないな~」と感じている

 

ってことで今日は、「疲れているのに休まないことによる悪影響」について、簡単な対策も添えて、書いてみようと思う。

 

 

無茶は伝染し、組織をも疲労させる。

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特に精神が疲労困憊している状態を放置しておくと、何が一番問題になるか。それは、組織がガンガン疲弊していくことである。

 

例えば実際に起こりがちなケースだと、すごい頑張っているのに疲れすぎて仕事が進まない人がいて、結果心理的に早く帰るのがはばかられる、というのもそうだろう。

 

あるいは、「がんばらなければだめだ」という謎の強迫観念に支配されて、意味不明な仕事を生んでは振ってくる人もそれに該当する

 

こんな風に、個人がぶっ潰れるだけならまだしも、組織を巻き込んでネガティブな影響を広めてしまうのが、疲労困憊の怖いところなのだ。

 

特になんらかの決裁権を持つ人が疲れ果てたときが最悪で、本来のパフォーマンスを出せていないのだから、あらゆる業務が滞ることになる。

 

結果、ストレスも溜まる。そして口調が荒くなったり、命令が雑になったりする。こうなったもう、目も当てられない。

 

組織全員を奈落の底に引きずり込むかのような負の連鎖。多忙は尊いのかもしれないが、それによって被害者が発生するのであれば、その場所は長く持たないだろう。

 

抵抗があるなら、一生懸命休んでください。

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とはいえ、そういう風な状態にまで突っ込んだ人を休ませるのは、決して簡単ではない。それは本人に自覚があろうとも、だ

 

【心の疲れをとる技術】という本によれば、この段階にまでいくと「しがみつき」とも呼ばれる、当人が激しく疲労する状況を手放さなくなるという心理が働くのだ。

 

例えば有休を取らせても、「暇なんで」といって職場に来て、仕事に取り掛かる人は、もはや仕事に”しがみついている”状態と言える。

 

これはもう一種の病的フェーズであり、対象が自分を破壊しながらも、同時に自分の心の支えになっている状態である。

 

アルコール依存症患者が、絶対に異常とわかっていても酒を手放さない感覚に近い。こうなれば、新たな施策が必要だ。

 

あまりにも重篤であれば専門機関に相談するべきだが、当人に「働きすぎ」という自覚があるのであれば、まだこちら側にも打てる手がある・・・かもしれない。

 

僕がオススメするのは、一生懸命休むことである。つまり、きちんと計画を作り、情報も集めたうえで、休日を過ごすということと言える。

 

例えばアウトドアと雑にまとめるのではなく、魚釣りに行こうと具体的に捉え、さらに何を釣るか、どこで挑むか、時間帯はどうで、他にできることは・・と考えていく。

 

つまり、忙しいのに違いは無いのだけれど、休みという定義は守るという具合である。日頃から猛スピードで働いてきた人を急に止めると、抵抗が強いのは当然だ。

 

それは僕も同じであり、あまり口に出せない連勤を重ねた今、「はい、休み!!」という意識だけで、ぐでんとくつろぐのは無理であった。

 

代わりに、「休みの日にしたいこと」を列挙し、なるべくそれをギチギチに詰め込んで、昼寝の時間すら計画として作り、実行するようにした。

 

結果、普段の仕事と同じような頭と身体の使い方をしたけれど、休みとしてきちんと形になったので、得たい効果は得ることができたと感じている。

 

ということで、疲れているときは、はっきりいって休む以外するべきことは存在しない。でなければ、組織に毒をまき散らすだけである。

 

僕自身、疲れ果てたときは必死で自分に、「休まないのは単なる無責任!」という風に何度も語り掛けるようにしている。そうした方が、いいですけん。

 

皆さんもご自愛なさってください。繁忙期の疲れは思った以上に重くて大きいですよ。ってことで今日はこの辺で。

 

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