本来休日である日は、どうにも仕事モードに入り切れない中元です。いやまぁ、それが普通なんですけれども。
はい。最近本当にふとその存在を思い出して、【指名される技術】というビジネス書を読んでいる。
語弊があるかもしれないが、こういったキャストが培ったり、必修だったりするスキルは、塾講師という職業にも割とストレートに生きると思ったためだ。
そして実際、「なるほど、同じだ!!」と思うヒントが書かれていたので、その辺のふわっとした直感は、かっちりとした確信に変わった折である。
確か本書には、「欲は満たしてもいけないし、枯渇させてもいけない」という風に書かれていた。
そしてこれは、塾業界においても、概ね同じである。今日はそないなお話をば。
成績上位層が退塾する理由とは?
今年の退塾で結構印象に残っているのは、絶対王者状態だった生徒が止めたそれである。例えばランキングではいつも最上位・無敗みたいな。
正直この状態は危険だなと思っていたが、特に有効策も打てず、結果として関係も終わりという具合であった。
なぜ危険なのか?どうすればよかったのか?結構考えに考えたが、仮説すら作れていない状態だった。
そんなときに見つけたのが、先の言葉だ。「欲は満たしてもいけないし、枯渇させてもいけない」。まさにこれが、腑に落ちたのだ。
成績上位。ランキングに載る名前。何一つとしてない不満。これは実は、快適なんてものではなく、惰性なり飽きなりに繋がる、非常につまらない状況なのだという。
それは確かに、似たような経験が僕にもある。超ドはまりしたゲームの熱が急に冷めるとき、いつでもそこには、飽きがあった。
その飽きの解像度を上げて考えると、CPUなり周りの友人なりに敵がいなくなったり、クリアするクエストがなくなったりしたときであった。
それと似たメカニズムが発生したと考えれば、この退塾についても至極納得がいく。僕が用意すべきだったのは、飽きを生まないシステムだったのだ。
ではその飽きを生まないシステムとはなんだったのか。それは例えばライバルの存在もそうだろうし、新しい目標を設定することもそうだろう。
しかしここは、一朝一夕の思考で生めるものではない。常日頃から、日常生活で応用可能なものは無いか、アンテナを張っておこうと思う。
たとえは悪いが、まさに【目の前のニンジン】。
つまり、「目の前のニンジン」を常日頃から考えて提案し続けるのが、隠れた必須の仕事なのだと思うわけで。
飽きを生んだら、成長は止まる。同時に、この塾にいる価値は無いと思われる。だから色々な情報を仕入れて、提案し続けねばならない。
一番パッと閃くのは、例えば検定の提案もそうだろう。あるいは、過去の塾生のデータを引っ張り出して、「昔はこんなやつもいた」と焚きつけるのも悪くない。
簡単な報酬を用意して、全体を巻き込み、ゲーム感覚でテストの点を上げにいかせるのも面白そうだ。
こうやっていつもいつも何か新しいことを提案し、決して【満足】させない。届きそうで届かない状態をずっと意識して続けさせる。
なんか以前からずっとここに書いてきたことに着地しちゃったが、これが不変の真理ってことなのかもしれない。
自尊心を折るのではなく、どうくすぐるか?
一応念押ししておくと、自尊心を折るような言動を用いて、満足させないように取り計らうのは、最悪な考え方なので気を付けよう。
「こんな点で満足して良いと思ってんの?」「もっと点が高いヤツとかゴロゴロいるよ?」「あっそ。じゃ、もっと上の級を目指そうね」
というあれこれ。虫唾が走るくらい器の小さいセリフを言ってはダメだ。あくまで、ほんのちょっと、やる気なりなんなりをくすぐるのが大切ということである。
さて。実は最初に紹介したあの本、まだ読み切っていない状態だ。まだこれから、色んなヒントにぽこぽこと出会えることだろう。
そうなったら、改めて記事としてここにまとめる所存である。ってことで今日はこの辺で。