あまり大声で言えないけど、理不尽極まりない強いストレスを受けて、血管ビキビキの中元です。独立欲にガソリンが注がれましたわい。
はい。最近、春季講習の忙しさに加え、濃厚接触がなんだかんだでスタッフが盗られ、もうしっちゃかめっちゃかである。
基本的に上の方々は細かい作業や調整が苦手なため、その辺りのめんどくさいことはすべて僕の担当となる。だからこそ、たまに思考が止まることもあるくらい、ヤバい。
一番ヤバいのは、目の前の仕事を捌ききるのにのめり込むあまり、本業たる授業準備の時間もゴリゴリに持っていかれることである。
一応色々な小技を使って最低限のラインは死守しているが、そんな折、一番自分の支えになってくれるのは、実は過去の自分が作ったプリントである。
今日はそんなお話。
転ばぬ先のプリント。
皆様は、授業プリントを作ったことはあるだろうか。もちろん市販のテキストを活用する派閥の人が圧倒的多数だろうが、僕は自分で作ることの方が、少しだけ多い。
「こういう問題をゴリゴリやらせたいな~」という願望を完璧に満たす問題集は、まず存在しないためだ。(全国の入試が同じ内容だったら可能なのだが)
それに、クラス全体の習熟度に合わせたい場合や、特定の技能を鍛えたいときなどは、自作したそれを渡す方が、逆に効率が良いことさえ、ある。
さて。入社して2~4年目くらいは、少なくとも今よりは時間があったのもあり、自作のプリントを空き時間に作っては、授業で行うことも多かった。
そのときに作ったプリントは、全てExcelかWordで作成し、データを会社共有のフォルダにぶち込んでいるため、何年分もストックがそこに溜まっている。
そして今。単元名を検索し、埋もれたそれを引っ張り出すことで、ほぼ準備時間ゼロで今の授業に使えるのだ。これはマジで、ありがたい。
おまけに、今の自分の目線から見て、こうした方が良い、ああした方が良いという気づきも、データであるため反映は容易だ。
クソ多忙な今、あの時の自分に猛烈に感謝している。まさに、転ばぬ先のプリント様様である。
教材を作ることで得られる学び。
また、単純にこちらの技量が増すというメリットもある。どんな問題を作れば、生徒の成績が伸びるのかなんてのは、教材を作りでもしないとわからないためだ。
もちろん作ったら無条件で生徒の点が上がるなんて、甘い話もない。僕自身、過去には何度も失敗作を作って、無駄にメンタルにダメージを与えたこともしばしばだ。
しかし、そこで得た経験をもとに、形式を別のものにしたり、例文を変えたりして改良し、時には突然変異として全く新しいものに作り替えたりすれば、話は別だ。
どんどんと精度は上がるし、結構狙って、自分が引き出したい効果を起こすことも可能になる。
授業を頑張って作り、説明の腕を上げまくる講師は多い。しかし少し冷静になればすぐ気づくが、超優秀な講師は、教材を作るのもまたプロ級である。
もしかしたら、優秀と超優秀を隔てる壁のヒントはその辺にあるんじゃないかと、ぶっちゃけ独り言ちている。
ってことでもう頭が回らないので、短いけど今日はこの辺で。