精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

ランキングで塾生のモチベを高めたいのなら、その設計は慎重にね、という話。

明日が休みという事実が受け入れきれず、心のどこかに強い不安を感じている、病気の中元です。

 

はい。高校受験から春季講習という多忙に加え、スタッフが数名陽性者になるというイレギュラーが重なり、火の車状態で忙しかった日々が、ウソのように落ち着いた

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そうなれば、暇を謳歌してサボり放題・・・なんてことは無く、自分の性格もあるが、新しい試みとして何ができるかなと頭を使う時間に充てている

 

そして今ハックしたいのは、【英単語の学習を生徒の日常生活に組み込むこと】である。理由は至極簡単で、単語を押さえれば、定期テストの点がポンと上がるためだ。

 

ただ、なかなかやっぱりそれを口頭だのミニテストだので刷り込むのは難しい。そこで活用したいと考えているのが、【ランキング】という名のゲームである。

 

もちろん、ただ優秀者の名前を載せるだけでは面白くないので、何かしらの報酬や、誰でも上位に入り得る制度など、その辺の設計に心を砕いている。

 

さて。こんな風に、ランキングは学習のモチベを高めることにおいて、手放しに賛成できる最高のツールに思えてくるかもしれない。

 

しかし、だ。その設計は慎重に行わないと、逆に生徒の心をへし折ったり、真逆に作用したりと、実は結構怖い側面もあると感じている。

 

今日はそれについてのお話をば。

 

 

晒し者にしてはならない。

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個人的に一番やってはいけないと思うのは、最下位の子も容赦なく晒し、恥と恐怖の感情でケツを叩くやり方だ。

 

これをやっちゃうと、健全な競争ではなく、おそらくインチキと足の引っ張り合いを生むことになるだろう。よくてカンニング、悪ければできる子に嘘の情報を流す、等。

 

そもそも名前が載って嬉しいのがランキングのはずで、載ったら嫌な気持ちになるようなそれは、システムとして破綻気味だと感じる。

 

実際、ゲーセンのアーケードも、各種オンラインゲームも、ランキングに載っているのは上位者のみである。晒すタイプのそれは、ウケないことの表れなのだろう。

 

とはいえ、例えば全国模試のビッグデータみたく、完全に隠すと逆に勿体ないランキングも存在する。

 

だから例えば、名前は消したうえで、得点だけを可視化するなど、その生徒の現在地が確認できるような指標は残したいと思う。

 

まぁ、つべこべ言わず、やってみたいと思いますけどね。

 

苦手な子でも勝てる仕組みを作っているか? ―努力不足で片づけるのは、理解不足かもよ?

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そして今僕が一番あれやこれやと考えているのは、勉強が苦手な子でも勝てる分野を設計することである。

 

例えば英語も数学も国語も、秀才はそれこそキリがないレベルにまでいるが、実は先天的に限界がある子も、キリがないレベルにまで存在する

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

しかし、それは今の教育というルール・フレーム内において、という話だ。例えば学習障害認定をされていても、とんでもなく鉄道に詳しい生徒がいるように。

 

リスニングができなくても、読解なら得意なように。書けなくても、しゃべるのは得意なように。その全てで一つずつ、ランキングを作りたい。

 

頭がいいヤツばっかりが勝つのなんて、面白くない。100マス計算で勝てないのなら、漢字の書き取りで勝てばいい。それくらいの幅は、許容していいじゃないか。

 

もっとも、それで例えば他者にマウントを取るような真似をしたら、きちんと釘を刺すのは忘れない。そういう行為を肯定するという意味ではないのだ。

 

ボトルネックは、何よりもそもそものネタと、僕自身の負担をどう減らすか、である。ここは他の人への依頼のみならず、システム化してできるようにしたいと考えている。

 

報酬は経費と相談です。

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必須の条件でもうひとつ頭を抱えるのは、【報酬】についてだ。「モノで釣るのとかどうなんだ!」という意見もあるが、精神的な充足だけではなかなか人は勉強しない。

 

もちろん表彰といった精神的な部分も設計するが、いかにしてそこそこの予算内で、【賞品】を用意するかもきちんと考えるべきだろう。

 

ノート?ルーズリーフ?それでもいいが、雑貨店に行って、面白いと思った小道具くらいがちょうどいいのではと僕は考えている。

 

経費で落ちる範囲内で、もうちっとだけ考えてみます。

 

終わりに。:だからイベントはおもしろい。

 

多分ここまでを読まれた方は、「めんどくさっ」という感想を抱かれたのではないだろうか?

 

しかし、生徒が集まっていたり、支持されていたりする塾はすべからく、このめんどくさいと思われる部分の設計が極めて上手なのだ。

 

そして僕は幸いにも、このめんどくささを面白いとか楽しいと思えるタイプの性格らしい。実際、この手を打ったらどう機能するかを知りたくてうずうずしているほどだ。

 

早速来週あたりから、始動しましょうかね。ってことで今日はこの辺で。

 

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