精神年齢9歳講師のブログ

"よいこ"から程遠い目線から、授業のネタ、講師としての日々、そしてたまには教育や子供について、真面目なことを基本毎日書いてます。

【楽しい授業】を履き違えたら、重めのクレームが来るから気をつけな!!

日曜日ですが元気に英語の授業を実施中。そんな中元です。

 

はい。こないだ、そもそも僕の授業かどうか不明なのだが、僕も関わるクラスについて、クレームにだいぶ近い要望の電話が掛かってきたらしい。


曰く、「一部の生徒が騒々しく、注意が効いている感じもしないから、一層指導してほしい」というものだったそうだ。

 

自分に心当たりがあるとも思うし、無いとも思う内容だが、こういう時はあえてネガティブな方を想定した方がマシだ。運が良いことに期待などしない。

 

これは、僕の授業の話だ。そう思えば、「あれのことか」という心当たりは、まるで磁石に吸い寄せられる砂鉄の如く、心の奥底から集結してくるわけで。

 

ちなみに今はすでに、その反省を早速活かして、原因を洗い出し、それを意識して授業運営を行って、すでに弛んだ雰囲気は締めたところである。

 

もう2~3回連続でピシッとさせる必要はあるのだが、とりあえず鎮火は済んだ。そのうえで改めて分析すると、結構盲点たり得る罠があると気づいた次第。

 

今日はそんな盲点、つまり【楽しい授業】を履き違えたら重めのクレームが来るから気をつけな!・・というテーマについて語りたいと思う。

 

 

【楽しい授業】≠笑いが多い授業。

 

楽しい授業とだけ言うと、短絡的に考えて、雑談を増やしたり、例文で茶化したりといった手に出る講師は少なくない。昔の僕もそうだった。

 

そして生徒から爆笑を取ると、それこそが成功の証と考えるようになる。だから、一層そちらに注力する、と。

 

断言するが、それが行き着く先は、授業崩壊かクレームである。僕らはお笑い芸人ではないのだ。爆笑を取ればとるほど、仕事の本質から乖離していく。

 

もちろん笑顔がゼロよりは、あった方が良いことには違いない。だが、そのバランスに意識が向くまでは、固いとか真面目と言われようが、内容に注力すべきだと思う。

 

これは、主に講師・教師歴1~2年目の人がハマりやすい罠だと思うので、先にくぎを刺しておく。

 

その上で、以下少しダークサイドな話を、なるべく補足説明添えて書いてみる。

 

少しクセが強い生徒がいるときは、大爆笑を取ってはいけない。

 

思うに、集団授業の生徒の顔ぶれを見て、以下の特徴に該当するタイプがいる場合は、大爆笑を取ってはいけないと考えている。

 

もちろん色眼鏡で見ることもご法度なのだが、とりあえず自分のクラスの子達を思い浮かべながら、以下のリストを見てみてほしい。

 

① 衝動性が強い

② 注目を集めたがる

③ 声が大きい

 

という感じだ。診断の有無はどうでもよくて、あくまで個性としてこれらに合致する生徒がいる場合、感情の昂揚はそのまま授業の崩壊にさえなり得ると捉えるべきだろう。

 

一つずつ説明する。まず「衝動性が強い」場合は、楽しさによる感情の高ぶりが、他の生徒より遥かに激しいことが多い。

 

結果、完全に授業に対する集中が切れて、他の生徒に話しかけたり、こちらの話を遮り出したりという行動に派生し易いのだ。

 

また、他の生徒の"被せ"に過剰反応し、また別の強い感情を発露するというケースもまた、多い。例えば、以下のあるあるケースを紹介する。

 

(中学生の頃の失敗談を話した後)

 

A「お前にも似た経験あるよねw」

B「はぁ!?なにがじゃーや!それのどこが(以下略)」

 

てな感じ。別の生徒によるイジりは許せず、結果気が済むまで激昂する生徒は少なくない。大体数分は沈静化するまでに必要だが、それは別の生徒に不満を生むのに十分だ。

 

僕は何度もそれによって、面倒な目に遭っている。この時期の感受性とはなかなかに難儀なものなので、日頃から様子を観察し、地雷の位置は把握しておきたいところだ。

 

続いて、特に中2の男子生徒に多いのだが、【注目を集めたがる】タイプがいる場合も、過度に盛り上げるのは控えた方が賢明だといえる。

 

例えば、過剰な大声で笑ったり、手や机をバンバン叩いたりしてリアクションするタイプ。これは、その言動を通じて注目を集めたいという狙いがある気がする。

 

なにかよからぬメンタルの裏がありそうにも思うが、単に思春期男子の特徴と片づけても良いと思う。しかし、どんだけ割引いても、ぶっちゃけ迷惑行動である。

 

ただしこの辺りは、当人の自意識で防ぎきることは難しいので、何度注意しても突発的な行動として出現してくることは覚悟した方が良い。

 

ちなみに、特にクラス内に片思いの相手がいる場合などはその発生確率と強度が格段に増すので、鈍感という自覚が強い僕も、その辺りの人間関係は注視している。

 

最後の3つ目はいうなれば個体差なので仕方がないのだが、声量が大きかったり、声変わり前でやたらと甲高かったりする場合のことを指す。

 

これはもう本人が気の毒なのだが、集団授業を運営するのなら、ある程度のところは公共の福祉に反する的な精神で割り切って、サイコになるしかないだろう。

 

てなわけで、この3つの要素を1つでも満たす生徒がいる場合、僕はウケを取ることに慎重にならねばダメだと、改めて誓ったところである。

 

【楽しさ】は笑いではなく変化を用いて創る方が良い。

 

では、【笑い】無くして、どう「楽しさ」を生めばいいのか?「マンネリズム」を回避すればいいのか?ここはここで頭痛の種だが、手が無いわけではない。

 

僕自身は、【変化】を意識して取り入れれば、別に小手先のネタに走る必要なく、そういった難題を解決することはできるだろうと考えている。

 

例えばGoogle Scholarで検索すれば、大量の実例付きでヒントが出てくる。まずはそれを参照して、すでに試された施策を知識をして頭に入れまくるのが良いと思う。

 

その上で、ゲーム的な活動、普段とは違う説明の順序、時間配分の変更等、可能なところから普段の授業とは違うテンプレに変えていく。これは結構オススメだ。

 

僕自身も、ろくすっぽ受けた記憶のない小中高の授業の中でも、なぜか記憶に残っているそれは、先生が普段とは全然違う手を打った時のものだ。

 

地理用語の説明かと思ったら、アルプス一万尺に合わせて中国の歴代王朝を完全に暗記するとか、そういう活動は、非常に頭に残る

 

ただし、そういったギャップを生むためには、普段の授業は堅実に行い、絶対に伝えたいメッセージが含まれる単元で【変化】させるといった工夫が必須となる。

 

そこが意識してできるようになれば、プロ中のプロ講師の次元に入れるのではなかろうか。僕自身まだまだ修行が必要な段階だが、いつかたどり着きたい境地である。

 

終わりに:カードはたくさん持っておこう。ただし切るのは1つずつ。

 

ということで、自分自身のポカをテーマにすると、普段より短い時間で、より多い文量を書けるらしい。気づけばもうすぐ3000字だ。

 

―僕は一時期、色々あった関係で、生徒制御についての絶対的な解答を求めて、毎日1時間以上情報を調べてはノートにまとめるということをしていた。

 

何冊も教育関係の本を読み、そして何度もそれを読み返し、さらに教育関係の人が書いたブログを読んだり、果ては論文や調査さえも探り出して読み込んだ。

 

その時期が今の僕の血肉になっている部分はあるが、その際出した結論は、ある種当然で、ある種残酷だった。

 

集団授業の教室運営に際し、絶対的な解答は、最初から無い。

 

それがわかっただけであった。ある意味"天候"と同じで、夏は暑い、冬は寒いといった一般的な傾向はあれど、例外がそれ以上に存在するため、全体論で括れないのだ。

 

もちろん【確実に教室が崩壊する要因】はその限りではなく、これらを回避しておけば及第点は大丈夫というポイントは、ある意味絶対的な解答として存在する。

 

とはいえ、そのクラスに誰がいるか、人間関係はどうか、その日の気分や機嫌はどうかと言った夥しい不確定要素が刻一刻と移り変わるのが組織である。

 

だから正直、手札を大量に知識や経験値として集めておいて、現状に対し臨機応変に切っていくのが、一番現実的で確実な対策なのではと感じている。

 

【楽しい授業】に対する答えは、無数に存在しているのだ。あなた自身のそれを、ぜひとも探求し続けてほしい。僕もめげずに頑張ります。

 

ってことで今日はこの辺で。

 

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