精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【主要五科目の誤った使い方】あほな自由研究・報告レポート  第九部 ―授業中に何人以上の生徒が寝たら、先生のせい?―

アポがあったので早めに来たのですが、そのアポがキャンセルになりクソ暇になった中元です。帰りたい。

 

はい。少し思い出話になるのだが、僕は授業中にめっちゃ寝てしまうタイプのクソであった。自己ベストとして、7コマ授業があった日に、全授業1回ずつ寝たこともある。

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そんな僕なので、生徒がこっくりこっくりしていても、怒るのに抵抗がある。それに、寝ていた僕なのでわかるのだが、眠いのを丸ごと先生のせいにするのも気が引ける

 

だが、そういう状況を放置することはそもそもプロ講師を語る以上失格であり、手を打つ必要があるのも間違いない。でも、全部が全部、教える側のせいかなぁ?

 

ということで今日は、一体何人以上の生徒が授業中にスヤァとしていたら、はっきりと教える側が悪いのか、そんなあほなことを考察してみたいと思う。

 

 

それ、眠いの、お前のせいじゃない?

 

授業中に眠たくなる原因は一体何なのか。ちょっと調べてみたが、当然ながら真面目にこの辺を研究した例は非常に珍しいようである。

cir.nii.ac.jp

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それでも頑張って要因を抽出してみると、大体ざっくり以下のそれらにまとまるようだ。

 

① 寝不足

② 血糖値の上昇

③ ホルモンの乱れ

④ 睡眠障害

 

寝不足は真っ先に閃くのだが、③と④については割と物騒な話である。(ちなみに、思春期くらいから発現するという。確かに僕も授業中居眠り常習犯になったのは、中2からだと記憶している)

 

さて。では続いて何をすればいいのかだが、②と③は無理なものの、他2つは具体的な発生確率について、調査すれば数値が得られそうな気がする。

 

すると、面白くも慄然とするデータを発見した。それがこちら。なんと、小中学生の過半数は、自己申告だが寝不足状態らしいのだ。ワヤである。

prtimes.jp

 

もっとも、この辺の比率はどこを母集団とするかで変動しまくると思うので、あくまで参考程度に受け止めた方が良いだろう。

 

例えばバリバリの進学校であれば、授業中に寝る生徒はほぼいないだろうし、逆に学級崩壊気味のところであれば、ほぼ寝てるなんて状況も想像できるように。

 

ということで、もっと大規模なデータは無いのか探してみたら、少し古いものの文部科学省が実施した調査のそれが出てきた。(R)

 

さらにありがたいことに、それをグラフにしてくれている人も発見。これを見ると、やはり大半の学生は、そもそも眠くなるとみてよさげである。

banno-clinic.biz


―なお、寝不足と睡眠障害は切っても切り離せないというか、正直素人目にはどちらか判断が難しいというのが実際のところらしい

 

睡眠障害と思っていたら寝不足でしたとか、寝不足だと思っていたら睡眠障害でしたとか、そういうことが頻発するという意味だ。

 

だからこの2つを区別して確率を出すのは難しいし、あまり意味がないとも思う。そのため、数値そのものの調査は、ここで打ち切りたいと思う。

 

少しでも寝られたくないあなたへ。

 

さっきのデータを乱暴に解釈すれば、小学生は10人に1人、中学生は5人に1人、高校生は10人に2人弱は、ぶっちゃけスヤァとしてもしゃーないという話になる。

 

そもそも十分に寝ていないヤツや、睡眠に難があるヤツまで、こちらが覚醒させ続けられるわけがない。もちろんハックできるところはあるけれど。

 

例えば僕が受け持っている、とある集団授業のクラスは現在12人いる。この場合、2人くらいがスヤァとしていても、確率的には自然ということになる。

 

逆に言えば、仮にその比率を超えてコックリさんしている生徒がいるときは、それはまごうことなく教える側のせいという話に繋がる。皆さんはどうだろうか?

 

ということで、ここからは「正しく生徒を起こす方法」について、話をまとめてみようと思う。

 

実は似た話については過去に別の記事にまとめたので、そこで書いたことを再掲しておく。まず、何が眠くなる授業の共通点なのかは、以下のグラフを見れば一発だ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/29/4/29_4_185/_pdf/-char/ja

 

共通点を挙げるとすれば、学び手の活動が受動的であればあるほど、僕らの説明はラリホーに変わるということだ。

 

資料を読めば事足りる、この先生ずっと喋ってんじゃん、動画観てれば終わっちゃう・・・。そしてコテンと、おやすみなさい。

 

グラフでいう色のついたところが広いヤツ。それがあなたの授業に、僕の授業に、多分に含まれちゃっていないだろうか?もしそうなら、片っ端から除外していこう。

 

生徒を寝かせないためにトークばかり磨く先生もいるが、はっきり言うとそれだけではなんとかならない。どんな面白いゲームも、徹夜でやればいつか寝るのと同じだ。

 

それよりも、荒れない程度に身体を動かす活動を取り入れるとか、そういうシステムの方が健全だと思う。極論、ずっと起立した状態にすれば絶対寝ないのだ。

 

ということで、何が言いたいかだいぶ散文めいちゃったけど、今日はこの辺で。

 

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