体重が増えたり減ったりに一喜一憂、ステレオタイプな女子みたいなことをしている中元です。
はい。今日はある種のボヤき記事なのだが、皆様は、そして職場の方は、日頃から勉強をされているだろうか。
ここでいう勉強とは、何も資格の取得を目的としたそれに限らない。強いて定義するなら、日常的に知識量や経験値を増やし続けること、という感じである。
言われなくてもわかるという方が大半だろうが、勉強をサボっている講師や教師は、ぶっちゃけその時点で失格だという強迫観念に近いものを僕は抱えている。
今日はそんなお話。
視点を変えないと見えてこない。
勉強をサボることのデメリットではなく、なぜ【教える側】も勉強が必要かということを考えてみよう。(繰り返すが、そんなの当たり前だというコメントはさておき)
思うに、その根拠となる大きな柱は二本ある。順繰りに説明していこう。
まずそもそも論、「できる人の教え方」にも書かれているが、教える側は100を知って初めて1を教えることができるからだ。ここで言う100とは、要するに知識量のこと。
この数値は、結構正確だと思う。例えば昨年、中学生向けだが、歴史の授業の手応えが増した実感があった。そのとき取り組んでいたことは、高校日本史の勉強である。
利害関係や背景知識など、別に生徒に喋りはしないが、知っておくだけでも説明の組み立て方が大きく変わる。
羽生善治氏も「大局観」の中で、「ただの一手にも、水面下には膨大な思考がある」といったことを書いていた。教えるという行為にもその心構えは必要である。
そしてもう一つは、特にテクニック系のことを語る際に大事になるのだが、自分の教えで力が付くのか、きちんと自分で確認するためである。
不思議な話だが、うまく説明できたと思った授業でも、自分でその教えを用いて問題を解くと、無駄が多かったり、逆に混乱したりすることも、実際あったほどだ。
あるいは、単に色々な教材に触れることで、「なるほど、こういう言い回しはわかりやすい」とか、「ここを省略されたら難しい」という【学ぶ側】の経験値も増えてくる。
「かゆいところに手が届く」説明を目指すならば徹底して相手目線に立つ必要があるのだが、想像力を膨らます前に、可能ならばさっさとそっち側に行った方が早い。
これら2つの柱は、教える側として非常に大切で、かつ基本的な事柄だと思う。だからこそ、これらを億劫に思うようになったら、僕は焼きが回ったとさえ思えるのだ。
幸い、未知の世界を知るのも体験するのも、僕自身とても楽しいと捉えられている。冷や水をぶっかけられようが、この自分の好奇心は、大事にする所存である。
そんなお前は、普段何をどのようにして勉強しているの?
そんな僕だが、一体普段は何をどのようにして勉強しているのか。手前味噌だが、何かの参考になればいいと思うので、以下紹介しようと思う。
尚、僕は視覚優位であり、耳から取り込んだ情報を処理することが苦手である。そのため、基本的に情報は文字から得るようにしている。(読書好きなのはそのため)
それを前提として、書き殴っていく。
まず、ぶっちゃけ「何を勉強したいのか」ということについては、僕自身それを掴むために日々努力している面がある。皆そうだろうが、自分の欲求は結構な盲点だ。
そのためには、現在のトレンドを網羅している媒体を覗くのが手っ取り早い。てなわけで最近は、仕事の合間にこのサイトをザッピングしている。
このサイトをみて、気になった記事を読んだり、語句を控えておいたり。そうやって、何を勉強するか、決定している。(ちなみに今はメタバースを勉強中)
些細なモノであれば、Wikipediaと、その他複数のサイトをリサーチして終わらせることもある。こないだも、メンチカツの語源をそうやって調べて、面白がっていた。
さて。その中でも特に深く知りたいジャンルにぶち当たったら、僕はそれに関する本をAmazonで2~3冊は購入し、時期を絞って同時に読み進めるようにしている。
もちろんただ読むだけでは覚えられないので、二週目以降はメモリーツリーとしてノートに書き出しながら再読している。これが結構頭に残るのですよ。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
直近だと、コミュニティ論・リーダーシップ論・マクロ経済・トークンエコノミーなどをそのやり方で勉強した。自分が何に悩んでるかバレて恥ずかしいぜ。
尚、こうやって日頃から勉強をやっていると、「あのテクニックは効く」「このテクニックはそうでもない」という経験値も手に入り、提案に説得力が増すともいえる。
やはり、日頃から勉強は、教えるだけじゃなくしておくことで、立体的な厚みをもった経験値を蓄積していきたいものである。
ちなみに小説や教養に関する書物は、基本的に自分が好きな著名人がイチオシしている本から選んでいる。
命売りますも、こころも、天地明察も、そういう動機からだ。そして作者が好きになったヤツは、そこから派生して読んでいく、という感じである。
参考になれば嬉しい。
終わりに。
大人になると、何を勉強すればいいかさえ、自分で積極的に取りに行かない限り永遠に与えられない。勉強することそのものは、ごまんとあるのに、だ。
特に今は、概念そのものが既存の知識で説明しきれない分野まで登場してきている有様だ。日頃から勉強してないと、恐らく速攻で僕は死んでいくだろう。
別に他者を脅迫する気こそないのだが、僕はこの習慣を大事にしようと思った。ということで今日はこの辺で。