精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

創りたい塾を考える Vol.6 【覚悟を決めるため、お金の面とバチコリに向き合った。】

最近、スコーンと眠りに落ちるのですが、その後4時間~2時間おきで目が覚めてしまい、色々チャラになる中元です。(睡眠の深さに難があるらしいヨ)

 

はい。先日、会社に独立の意向を伝え、少なくとも数名の承認を取り付けた今、僕がやるべきことがかなり明確に、そして忙しくなった


僕はまだまだ一社員なので、現在の立場上やるべきことは絶対に欠かさずやる必要があるのだが、未来への投資としてやるべきことも、僕がやらねば代わりがいない。

 

ということで何を始めたらいいのか。率直にふわっとした質問をしたところ、帰ってきた答えは至極シンプル。

 

「いくら稼がないと死ぬか、掴んでおくべき」

 

・・・ということで、覚悟を決めて、怖い怖い情報を集めにかかるのであった。

 

 

いくら稼がないと死ぬのだろう。

 

まず、塾を運営するに際し、絶対に稼がなければならないお金はどれくらいになるのか。ミクロ経済学の教科書にも書いてあるが、それは固定費を知ることと同義である。

 

そしてちょっと考えてみたところ、基本的には「家賃・光熱費」さえあれば、後は細かい備品代と、コピー機などのリース代くらいということになりそうであった。

 

この辺をグチャっとすると、果たしていくらくらいになるのか。銀行に勤める友達からの助言で、固定費は高めに見積もった方が良いと言われたので、そうしてみる。

 

具体的に出店予定のエリアの、店舗家賃を検索。そこに、どんぶり勘定だが5万の光熱費等を計上すると、大体固定費は15万程度になった。

 

つまり、毎月これくらいの【売り上げ】を出さねば、塾は潰さざるを得ないということになる。

 

しかも、これはあくまで固定費であり、ここに僕の給料は全く乗っていない。塾が残っても、僕が白骨化する。こらあかん。

 

ということで、手取りで現在の額を超えるよう、税金も考慮に入れた給料を計算。ドッキングすると、月に50万前後は稼がないと、ちょっと寂しいことが判明した。

 

・・・では、塾が毎月50万円稼ぐことの難易度は、果たしてどれくらいなのだろうか?以下、あくまで一例ではあるのだが、ちょっとシミュレーションしてみよう。

 

思った以上に稼がないと死ぬ。

 

データをぽちぽちと計算してみて、知っていたけど、やはり改めて眺めるとゾッとすることがわかった。

 

それは、今の世の中で必要と言われるコンテンツの、利益率の悪さである。例えば、幼児教育とか、1:1の個別授業とか、である。

 

ぶっちゃけこれらのコンテンツだけで塾を運営しようと思ったら、鼻血が出るほどの薄利多売を敢行せねばならぬため、多分僕は即座に過労死する。

 

―その代わり、やはり魅力的に映るのが、集団形式授業の利率の良さである。

 

正直、5人以上でクラスを作れれば、利益としてはもうそこそこマシな感じになる。そしてこの数が増えれば増えるほど、マネタイズの課題はクリアされていく。

 

であれば、取るべき戦略がちょっとずつ見えてくる。個別授業は、ある種"顔"という風に捉え、利益ではなく広報材料として割り切る

 

そして、オプションの授業は、なるべく【集団形式】で、ゴリゴリと打っていく。テスト対策とか、検定に向けた単発講座とか、そういうヤツ。

 

あるいは、ストック型の授業の可能性も、めげずに探り続けたい。例えばオンラインのそれとか、何かしらのサブスクリプションサービスとか。ここはまぁ、いいや。

 

やはり、考えれば考えるほど、私塾の経営には、利益率が高いサービスを用意・繁栄させることが絶対必要不可欠というのがよくわかる。

 

100均みたく、薄利多売が可能な形態ではないのだ。こないだも記事にしたけど、個別授業だけでメシを食うことは不可能。経営者になるなら、肚を決めねばなるまい。

 

では、多くの校舎が苦戦している集団授業の集客方法はどうするか?また、利益率が高いコンテンツは何で、どうやって作っていくのか?

 

後者は全くヒントすらないが、前者については、実は策はある。あるのだが、こないだ普通に提案を既読スルーされたので、もう知らない。勝手にやろうと思っている。

 

知見やデータがゼロの状態で飛び出すことは絶対にしない。まだできることは、机上の空論以外にも山ほどある。

 

それを「楽しい」と前向きに考えて、めげずに手を打ち続けようと思う。

 

では今日はこの辺で。

 

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