精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

一罰百戒は狙って出せる?なんかいっちょ前に【説教】することになったので、ダメな例と効いた例を調べまくりました。

アプリのスコアをみて、いびきの多さに慄然とした無呼吸症候群中元です。ほげっ。

 

はい。正直言ってなかなかにめんどくさいとしか思わないのだが、なんか生徒にサシで説教をすることになってしまった。

 

理由は、その生徒を仄めかした「あいつうるさい」というクレームが、生徒・ご家庭から1件ずつ入ったことである。まぁ、ここだけ切り取ったら、説教はマストに思える。

 

しかし厄介なのが、贔屓目に見ても、そこまで激しくうるさいわけではないのだ。授業妨害とまではいかず、ちょっと多動性あるかな、ごそごそいうかな、という感じ。

 

実をいうと、最初は勝手に質問といった容認できない行動はあったが、それもだいぶ改善されてきている途上ではあった。まぁ、休憩中は賑やかにしてるけど。

 

だからここは、塾外も含めた人間関係に黒い部分があって、それゆえのストレスではないのかと感じるのだが、その辺の勘繰りはめんどくさいので、鈍感なフリをする。

 

さーて。一応そういった半クレームを入れられた手前、電話を受けたのは僕じゃないのだが、改善策を入れたという行動は必須となる。これはビジネスとしての話。

 

ただ、10-0で全面的にその生徒を悪者にするわけにもいかない。これはウェットな部分の話。

 

だからこそ、説教の落としどころには、慎重になっている。「うるせぇとクレームきてるから黙っとれ!」といえばラクだが、誰も幸せにならないので論外だ。

 

そんな感じでやっぱりまずは、様々な事例を調べることが始まりっしょ。そう思って、色々とまとめてみたのを、今日は記事にしていきます。

 

 

ダメな説教の共通点とは?

daigoblog.jp

daigoblog.jp

 

まずは「よろしくない説教」について調べてみた。これは何かというと、一応目的が果たせることもあるけど、大抵は当人の心に闇を作り得る言い方という話だ。

 

それは、恥と罪悪感に漬け込む言い回しをすること、だという。(この要素に心当たりがある説教をされたことはありますか?僕はあるよ)

 

例えば、「そんなことをすると悪目立ちして皆から嫌われるよ!」という感じで羞恥心を自覚させるのが前者

 

後者としては、「お前が自分勝手な行動をすることで、同じ月謝を頂いている他のご家庭に迷惑が掛かっているんだ!」という感じである。

 

これらを使って当人のメンタルをタコ殴りにすると、一応言うことを聞く可能性は高めらしい。だが、将来的に消えない傷を負わせることになることは忘れてはならない

 

ちなみに、この手の言い回しを意図的に行うことで部下をコントロールするタイプの人もいるので、もし心当たりがあるのであれば、身構えた方が良い。

 

この手を積極推奨する方々は、例えば極道とかマフィアとかヤバめの教祖とかだったりする。まぁつまり、そういうことである。

 

理想の説教とは?

 

一方、理想的な説教は何か。この言葉をそのまま検索に掛けたら、ちょっと意外なのだが、ほぼ何もヒットしなかった。

 

これは恐らく、そもそも【説教】という言葉に後ろ向きな意味が込められているせいだと思う。【ポジティブな愚痴】という言葉に違和感を覚えるのと同じなのだろう。

 

そこで、ADHDの子供たちに対する支援策や情報がまとまったサイトがあったので、それを皮切りに色々と情報を調べていった。

life.litalico.jp

 

そこで紹介されていた"声掛け"は、具体例で言えば様々であれば、そこで心掛けたいポイントは至極単純な要素にまとまっていた。

 

まず、頭ごなしに否定しないことである。当人はそういった目立つ言動をわざとやっているケースは少数派で、大抵は生理現象のようなものなのだという。

 

僕らで言うところの、目の前に蚊が飛んで来たら手で払ってしまうのと同じように、退屈という気持ちがちらとよぎった瞬間に、何かしらのアクションに繋がるのだ。

 

だからこそ、無意識下の行動をただ怒られても、困るというか、それを通り越して「俺は存在自体が迷惑なのか・・」というところにまで落ち込んでしまうのも無理はない

 

だからこそ、その背景や当人の想いを無視して行動だけ叱りつけるのは、最も暗愚な施策というくらい強い温度で、どのサイトや文献を見ても、否定されていたように思う。

 

次は、代替策を一緒に考えることである。「うるさいからなんとかしろ!しゃべんな!」という指示は、一見そう見えるだけの、単なる文句である。

 

「しない」という意識付けは極めて難度が高いと言われており、そうではなく、好ましくない行動を自動的に減らせるような手を打つことが大事だと説かれていた。

 

例えば、椅子をガタガタ鳴らすクセがある生徒には、「少し集中が切れたらこれを握りなさい」という風に、硬めのジェルボールを渡すという方法も紹介されていた。

 

ただ、突発的な言動(例えば説明中に疑問を挟むなど)をゼロにすることは不可能レベルなので、そこは別のルールを決めておくことが大事だとあった。

 

説明中は黙って聞くこと、ただし演習のときは真っ先に行ってあげるから、そこで質問をしなさい、という風に。(広義のIf-thenプランニングに似ている)

 

ということで、やはり良い説教とは、一方的に命令を出すことではなく、味方であることを強調し、一緒に方法を考えるコーチングという意味合いの方が正確なようだ。

 

なんかめっちゃ難しいなぁ。まぁ、でもこの経験値を積まない状態で校舎長とかお笑い草だ。しっかりと向き合うことにしよう。

 

で、実際どうなったん?

 

その後、時間になったので、生徒を別室に呼び出して話をした。したというより、ほぼ聞いた感じであるけれど。

 

婉曲的に言うと伝わらないかもしれないと思ったため、ある程度はストレートに、正し薄めたうえで、なぜ呼び出したのかは伝えている。

 

思い当たるフシは当人にもあったようで、呼び出した時点でかなり凹んでいた。なんなら、半分泣いていたほどだ。

 

いきなりキツイ言葉で叱っていたらどうなっていたかと思うと、本当にゾッとする。ここは手前味噌だが、勉強しておいてマジで良かったと感じている。

 

―その後は、お互いの落としどころを探った。そわそわしたくなったら、落書きをして落ち着こうとか、そして自分の説明は15分で切るとか、そういった風に。

 

結果、その生徒は明らかに意識して音を立てないよう頑張り抜いていた。なんというか、今度は僕が泣きそうであった。

 

これでまた言われたら、全面的にその生徒の味方に立ち、言ってきた相手と正面から人としてバトってやると思うくらいに静かであった。

 

―という風に、もちろんこれが最適解かもわからないし、もしかしたら後々取り返しのつかないことをしていると思う結果になるかもしれないけど、できることはやった

 

僕はもともとキャラとして、鉄拳制裁や怒声がコミカルに映るタイプなのだ。この方向性で、色々と磨いていくほかあるまい。

 

というわけで、なんか知らないけどめちゃ疲れた一日でありました。帰って酒飲んで、ネルー

 

では今日はこの辺で。

 

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