仕事のスケジュールが空いている日ほど、自分のしたいことを詰め込んで謎に忙しくなる中元です。
はい。独立の相談を進めていく中で、情けない話なのだが、”ある盲点”について指摘されることがあった。
それは、僕がもつ武器はなんなのか、である。言い換えれば、商品として何を売っていくか、あるいは何を売れば価値を担保できるかという話だ。
冷静に考えれば、今はガンガン人を頼れるポジションにいるっちゃいるので、改めて自分には何ができて何ができないのか、完全に見失っていたことに気付いたのだ。
僕の塾は、何が強みとなり得るのだろうか?ビジョナリー・カンパニー2にも似た話があったが、何ができるかを見極めてから出発するべきと良く言われる。
だからクソ恥ずかしいけど、なるべく客観的に、僕の塾で売っていく商品について考えていきたいと思う。
文系科目って需要あんの?
僕自身の武器は、文系科目の力である。こと英語については、準1級と1級を持っているので、能力も箔も、地方ならば十分だろう。(通訳とか目指す気無いし)
一応出店予定エリアの競合他社を調べたが、びっくりするくらい、入試や学校進度に合わせた英語が盲点になっている。
例えば、フランチャイズの英会話塾は結構多く、また数学・計算特化の塾もあるのだが、中学英語をゴリゴリにやりますというメッセージを感じる塾は、特にない。
僕自身、教科書を用いた授業、学校で教わる英文法の解説などは、1000回では済まないくらい授業をしてきて、成績も上げまくってきたので大丈夫。
英語の教科書も、3~4種類くらい触れてきているので、大抵のものが来ても対応できる。何年この仕事してると思ってんねん。
―あと、冷静に考えれば、国語の力と社会の力にも自信はある。センター試験の現代文の授業をしたこともあるが、結構普通に解説できた記憶がある。
社会については、高校日本史をやり直したら手応えが増したのもあり、中学レベルのそれは問題なくできる。(さらに専門的な人がいるので、今の校舎では半引退だけど)
ネックとしては、多分対応できると思うけど、流石に共通テストのレベルは胸をボンボコ叩いて引き受けるのは怖いという微妙な自信の強さかなぁ、と。
逆に、英語の問題であれば、予習さえさせてくれるならどの大学の二次試験でもなんとかできる自負がある。(アドリブなんて絶対やらん)
そんな風に、結構上手に僕のスキルが競合他社をすり抜けていたのは面白かった。実際僕は、英会話なんてしたことないので、ろくすっぽコミュニケーション取れねぇし。
ぶっちゃけ、国語はまだしも社会が商品価値を持つかと言われたら微妙だが、不思議と理系の塾が立ち並ぶエリアなので、売り方次第では”映える”と思っている。
少なくとも高校受験レベルであれば、文系科目は僕一人で何とかなる。これは結構大きなアドバンテージだと思っている。
スキルを増やす?人を集める?
僕は最近ようやっと、ムリと思ったらすぐ人を頼れるようになってきたのだが、独立に際してはそれは最後の手段にしようと考えている。
理由は、人件費の計算を自分でやって、鼻血が出そうになったからだ。人一人増やしたら、メシを食わすのに利益がこんなに要るのか、と。
とはいえ僕は、数学だけはどうにもならないと諦めている。中学レベルならギリ大丈夫なのだが、センスが良いやつが来たらギャフンと言わされてしまう。
しかし数学の需要が高いエリアなので、数学を教えた経験がある講師を集めることは、他と比べればラクなはずだ。ここはちょっと、頼るかもしれない。
だが、理科はどうしよう?―ぶっちゃけどうでもいい自慢なのだが、実は公立高校入試の理科の点数、現役のときは自己採点したところ、48か50点である。
まぁ、記述を超希望的観測にしたら、なのだが、今でこそ記憶の中から消え失せてしまった理科も、元々は苦手どころか一番得意科目だったのだ。
みんなが嘔吐している物理といったテーマも、ファインマン氏の逸話を読みまくった恩恵か、むしろ勉強したいというイカれたことさえ考えているほどだ。
そういえば、理科を教えられる講師は結構貴重という話を、独立を相談した上司にはされたなぁ。なるほど、これはうってつけだ。
薄々「やろうかな・・・」と思っていたけど、今肚が決まった。
理科、勉強し直そう。
まずは生徒が寄贈してくれた教科書を読むところからやり直そうかな。久しぶりに単元丸ごとを学習し直すと思うと、不思議とテンションが上がってくる。
あのころと違い、僕には無駄に蓄積したトリビアな知識と、勉強法というカードが大量にある。そうなれば、3年間の学習は、どれくらいで完了するのだろう。
その実験でもありますわな。
ということでまとめ。
僕は英国理社を教えられる講師になる。数学は頼る!
カオス極まりない塾になりそうだが、その方が僕のカラーが思いっきり出て面白いとも思う。何事も前向きな姿勢が大事ですヨネ。
ってことで、今回の2000文字以上の独り言はこの辺で。