精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】繁忙期は、どれだけ”貸しを作れていたか”がめちゃ問われると思う。

くっつかないフライパンで作る目玉焼きは感動しますね。感受性が幼稚でよかった中元です。

 

はい。今現在、中学も高校もテスト週間に突入し、繁忙期突入待ったなしとなった。となれば増えてくるのが、単発での授業追加依頼である。

 

僕自身が馬車馬のように働けばなんとかなる科目ばかりならいいのだが、化学や物理、高校数学が出たら個人的な力量として/(^o^)\である。

 

だから必然的に、他のスタッフや大学生講師に頼る必要が出るのだが、毎度毎度、このタイミングは色々とひやひやする。

 

理由は、僕が勝手に、どれだけ日頃から”貸しを作れていたか”が問われると考えているためだ。不足していれば、力を貸してもらえず、撃沈する。

 

ただ幸いなことに、チキンすぎる性根もあってか、今のところ総すかんを食らったことはない。しかしそのために裏でやっている努力は、ある種病的なラインになっている。

 

今日はそんなウェットな部分のお話である。

 

 

ラクさせて、しくじらせぬよう、努力しろ。あとは感謝、忘れるべからず。

 

責任者ではないのだが、責任者の仕事とは何かをよく考える。チームを率いて利益を出すのが当然なのだが、その方法は千差万別、各時代でも変わっている印象だ。

 

だからこそ点と点を繋ぐ線のような勉強をしなければ、あっという間にリーダーシップの本筋を見誤って、詰む未来しか見えないわけで。

 

さて。そんなわけで僕は現在、取り急ぎ自分が「不変的」だと感じている要素に集中して、この辺りの舵取りに試行錯誤、右往左往している状態である。

 

その要素とは、ラクさせて、しくじらせない。そして感謝する」の3つである。シンプルだが、これが極めて大事だと、常々思うわけで。

 

まず、ラクさせるとは何か?これは、環境を徹底して設計することである。塾で言えば、参考書や問題集を揃えたり、裏紙を切らさず常備したり、という感じ。

 

要するに、指導に集中してもらえるよう、阻害要因をゴリゴリに削ぎ落すことが僕の仕事という風に考えているのだ。

 

だから生徒の情報も可能な限り集めて、さながらキャラクター紹介みたいな文面で講師に伝えるし、希望単元もできるだけ具体的にしてから伝えている。

 

こうすることで結果、ミスが減るのだ。ミスが減れば、無駄なギスギス感もプレッシャーも罪悪感も生まれないので、のびのびと仕事ができる。

 

過去に起きたクレームを振り返っても、その原因をよくよく解きほぐせば、講師のミスではなくこちらが放任しすぎたことが大半であった。

 

そういう痛い目に何発も遭っているので、僕は皆をラクにさせるべく、忙しくこっそり走り回っているということだ。

 

―あとは、感謝。こんなもん当然である。当たり前の話だ。「給料にはストレスに対する額も入っている」みたいな考え方がクソ嫌いなので、反発心からこう考えている。

 

しかし、単に「ありがとう」というだけでも面白くない。感謝を伝えるためには、ストーリーとか実際のアイテムが伴った方が良いよねと考えている。

 

だから時折ソロキャンプに行った際など、道の駅に立ち寄って、お土産を必ず買うようにしている。そしてそれを、労いの言葉とともに配るのだ。

 

投資額としては毎回1500円程度。しかしそれによって、定量化できない気持ちの面での良いことがたくさんあるなら、安いもんである。

 

・・・ちなみに、ここまでやると、たまに「ナメられませんか?」と言われるのだが、今のところそういうクソみたいなレスポンスを受けたことは無い。

 

というか僕自身、見返りという期待をほぼ抱いていないので、相手がどう思おうが、どう返そうが、どうでもいいと考えているフシもある。

 

しかしその貸しをある意味回収するタイミングになると、ちゃんとドキドキするのだから、人間とは不思議なものである。

 

なんか誰目線で語ってんのかわからない話だが、そんなことを考えている。

 

「上の言うことを聞くのが当然」という態度のリーダーの末路とは。

 

ところで、考え方としてまだまだ、「いやいや、上の立場の人間が下の立場の人間を気遣えと?どう考えても逆でしょ?」という価値観の人はいる。どうしても、いる。

 

こういう立場の人からすれば、上からの命令は四の五の言わず受けるのが当然で、逆に部下から依頼するとか傲岸極まりないという受け取り方となる。

 

さて。僕自身、やたらと仕事を飛ばしてくるのに、僕からの仕事はのらりくらりと拒否するタイプの人が昔いたが、当時からぶっちゃけ見下していたところはある。

 

こういうタイプのリーダーは、「最強の働き方」にも書いてあったが、四方八方から足を引っ張られて退場待ったなし、という具合らしい。

 

仮にこの人が独立するとしたら、僕は「そすか」とスルーしていただろう。何かを勘違いした人は、人生の転換点で裏切られる格好の例だと思った。

 

それが反面教師となっているので、「一生懸命働こう」「話をきちんと聞こう」「授業だけに集中させてあげよう」といった心がけは、胸の奥底に刻み込まれている

 

ちなみに僕自身の独立に際しては、別に誰を連れていこうといった人選は考えていない僕は別に、そこまで他者に期待はしていないからだ。

 

デフォルトとして、僕は一人でやる。雇っても、バイトを一人か二人。それで回さなければ赤字であることは、シミュレーション済みなのだ。

 

ーところでうすうす、僕がスッポリと消えたら、今の校舎の管理制度がちょっとどころじゃなく崩れる未来が実は見えている。

 

だけどま、頑張ってくださいということで、業務引継ぎ以上のケアの一切をする気はない。僕が一方的に貸し続けたものを回収するだけなので、後ろめたさもない。

 

いつからこんな冷血な自分が芽生えたのかと思うと、それはやはり一方的にこちらの労力・時間を奪われ続けたことの結果だと悟った。

 

僕はこれからも、僕のところで働いてくれる人たちに貸しを作りまくる。そして必ず、それを返せる場も作る。ギブアンドテイクは、一番健全な関係構築の基本らしい。

 

ということで、今日はこの辺で。

 

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