友人とオンライン飲みをして、初めて二日酔いにならずに終えられました。なんか違う中元です。
はい。この時期は問い合わせも多いが、転塾の話も多いシーズンである。実際今日も、休日にその話が入り、ちょっとだけウゲっとなった。
話の中でさりげなく、何が引き金になったのかを聞いたのだが・・・。それは、ぶっちゃけ、予測はできるが食らうのが初めてというケースであった。
ということで今日はこの記事の中で、今後の改善策として社内でも議題にせねばならないテーマには違いないが、先に僕の方である程度咀嚼しておこうと思う。
学習環境を提供してくれない塾に価値はないということ。
そのトリガーは、試験週間や土日に、自習をする環境が十分に機能していないということであった。せっかく送迎をしても、休業だったり、早く閉店したり、という風に。
白状するが、実は土日の校舎について、配置的に僕は今管理・運営にほぼ関われていない。自分が手薄になっているところでボヤが出たということで、こりゃ猛省ものだ。
・・ここは昨今話題のワークライフバランスとのせめぎあいだと思うのだが、確かに試験週間に校舎が閉まっているのは、僕も”無い”と感じる。
だがそういう声を下手に上げると、「じゃあお前が・・」という風に、僕ばかりが休日返上祭りになる未来が容易に想像できる。前例を作るのは嫌なので、黙殺しますわな。
個人的にはそれでもへっちゃらなのだが、理系の質問が受けられないので微妙だ。理想としては、文系理系が持ち回りで開口を担当することである。
しかしどちらかといえば、社内の価値観として、休日は家族のため、自分のために使いたいという人は多い。そしてそちらの声の方が大きいのが世論としても実情だ。
今回の一件を議題としたところで、「たまたま生じたノイズ」として処理されるのではないかなと思う。休日を潰すほどの見返りはない、と。
―となれば、休日を返上する見返りが十分見込めるような校舎の使い方を考えたり、負担が一手に集中しないような配置を考える方が健全だと思えてならない。
自習室や校舎の環境そのものもまた、極めて大きな商品価値になり得るのだ。そして手を抜いた結果がこれだと僕は受け止めて、決して軽視しないことを誓っておく。
【仮説】新興の塾が急成長できる理由。
ここでふと、新興の個人塾が業績を一気に拡大できるケースについて、数例の心当たりが浮かんできた。
それは良くも悪くも、毎日校舎長が校舎にいるという環境だ。生徒が「開校してよ」といえば、喜んで開校する。この血の通ったやり取りが、非常に多いのが特徴だ。
そしてそれが中小企業と呼ぶべき規模になると、法定休暇などの問題が絡み、それが不可能になる。結果、その校舎のウリだったものが真っ先に消えていく、という感じ。
かくいう僕も、狙って【自習】にイベント性を持たせて、普段そんな習慣がない生徒も掻き集めて、7時間校舎で自習させた経験値がある。
そのために必要なのは、事前告知とか計画とか色々あるが、やはりなにより、顔役が校舎にいて、定刻までしっかりと開校するという事実と気合だろう。
僕自身、それに全く抵抗がないという強みがある。時間があるならこうしてブログを書いたり、必要な自学を進めたり、授業をしたり、過ごし方はごまんとある。
労働者の権利はもちろん大事だが、その優先順位が狂うと、あっという間に泥船になっていく。詳しくは言えないが、僕は一緒に沈みたくないからこそ独立したいのだ。
―ということで今一度、生徒のニーズより自分の休暇が無工夫で優先していないか、振り返ってみてはどうだろう。
七つの習慣にも書いてあった気がするが、相反する要望があったときは、シナジー効果を生み、双方が得をする設計を考えることが大事なのだ。
つくづくそう、考えされられた。
ってことで今日はこの辺で。