精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】授業中に寝るヤツに対して、こちらが思うべきこととやるべきこと。

プロテインをビルダー飲みしたら、不快感が勝っちゃった中元です。もうやらね。

 

はい。今日はちょっと同業者の方に向けたお話を、ドライブがてらちょっと入れてみようかなと思います。

 

ちょっと想像すると、必ず顔が一つぐらいは浮かぶと思うんですが、皆様のクラスにも、居眠り常習犯の生徒っていますよね?

 

こういう輩にはどうすべきか?大抵の先生や講師って、ざっくり二つの考え方を皆さんに示すと思うんですよね。

 

まず1つは、「授業中に寝るのは教員の力量不足。だから猛省しなさい」という感じの教えです。

 

そしてもう1つは、「徹底的に起こしてあげなさい」という感じ。根っことしては、教える側が何とかするべきだという点で同じですが、この2つがメインだと思います。

 

これについて私見をはっきり言いますと、よくて半分その通りだなっていうぐらいが体感値だと思ってます。

 

つまり、授業中に寝てる生徒がいたときに、それが教師のせいになる場合って、実は結構いろんなふるいにかけた後の話だと僕は本当に思ってるんですよ。

 

そんなわけで今日は、気にするべき授業中の居眠りと、ぶっちゃけほっときゃいい授業中の居眠りについて、賛否両論あると思いますが、お話ししたいと思います。

 

 

先生のせいになっちゃう居眠り。

 

まず最初に、ほっといてはならない居眠りについて述べたいな、と。

 

ちょっと前のブログ記事にも確か書いたんですけど、30%以上の生徒が眠っているような授業は、多分こっちのせいです。

 

30%という数値は結構どんぶり勘定なんですが、アンケートを見る限り、どうやら寝不足状態の生徒は普通、10人に3人くらいはいるらしいんですよ。

 

つまり、テストの前の日に徹夜してきました、みたいな状態のやつって、40人のクラスであれば毎日12人くらいいてもおかしくないってことです。

 

いうなれば、この数値まではある種普通なので、こんだけの生徒が寝落ちしても、極度に気にする必要はないんじゃねーのって、本気で思うんですよね。

 

10人中3人。このラインさえ下回っていれば、第一段階はクリアだと感じますね。ただ、この数値を超えたら、絶対に気にするべきだとも思います。

 

さて。もう1つの気にするべきポイントは、説明時間が30分を超えてるときです。これは、ちゃんと寝た生徒も、夢の世界に誘っちゃいます。

 

人間とは不思議なもので、短ければ10分以上話が続くと、すぐ眠くなってしまいます。長くても、集中がもつ時間については、僕は25分程度だと思うわけで。

 

もっとも、説明がウリな仕事なので酷なところではありますが、基本説明が長くなればなるほど満足度は下がります

 

さらに最悪なのは、黒板に書かず、声に抑揚もなく、ただ教科書を音読するだけみたいな時間です。もしこれをやっている同僚がいたら、注意すべきだとさえ思います。

 

ただ、この辺のポイントをクリアしていれば、たくさんの生徒が寝落ちすることってプールの後とかじゃない限り無いと思うんですよねー。

 

はい。てことでこの辺が、こちらが責められても仕方ない居眠りパターンでした。ではここから、一体どういう眠気だったらこっちのせいかを述べたいと思います。

 

その眠さはあなたのせいですよね?

 

順繰りに述べます。まず1つ目は、当たり前なんですが、生徒自身が前の日にしっかり寝ていないケースですね。こんなん、知ったこっちゃありません。

 

例えば、朝4時に寝て、6時に起きました、ね、僕すごいでしょうっていう話をもし生徒がしてきたら・・・まぁ、鼻で笑いますね。

 

こういうタイプの生徒は、起こしてもまたすぐ寝落ちするのがほとんどです。だから白状すると、クレームがこない程度に起こして、それでも落ちたら、放置します

 

これをどう取るかはお任せしますけど、その際僕は胸の内で、「そんなに眠いんだったら、もうこの時間は寝とけ、その代わり次の時間から頑張れ」と思ってます。

 

こんなことをいうと、「お月謝もらっているのに、それはどうなの!?」って言われることが想像できるのですが・・。

 

その条件って、例えば集団に属している生徒全員がそうなんですよ。そして、寝てる生徒に構っているとき、他の全員はある種放置されているとも言えます。

 

これは教師に向けた指南書にもよく書いてあるんですが、手がかかる生徒一人に手をかけすぎると、全体的には大損させているも同然でして。

 

これもまた学級崩壊を誘発する要因の一つだったりします。目をかけたい気持ちはわかりますが、その辺のダークサイドは知っておいた方がいいと思いますね。

 

では、2つ目の例。これはレアケースですし、僕自身も1~2例くらいしか知らないんですけど、いわゆる過眠症・ナルコレプシーに罹患している場合です。

 

これらは、本人の意思や努力関係なく、日中に猛烈な眠気がこみあげてくる病気という感じです。ちなみに、前の日にどれだけ寝ても、無駄らしいです。

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

 

もしこれを持っている場合は、こちらにできることはまずありません。専門家たるお医者様に指示を仰いでくださいっていう風に持っていくかなと思います。

 

3つ目ですが、特に中2・中3の男子に多いケースで、「授業中寝てる俺、かっこいい」的なことを思っている場合です。

 

こんなもん四コマ漫画の読みすぎだと思うんですけど、自分のアイデンティティとして、授業中は寝るキャラを確立しようとする生徒、実はいるんですよね。

 

そうすることで、「あいつ、また寝てるじゃんww」と周囲に言われることで、かりそめの注目を集める、と。目頭が熱くなります

 

このタイプの特徴としては、自分の意思で、堂々と寝るというものがあります。そして起こされても、すぐ大袈裟に寝ます。で、注目を集めて、と。

 

ぶっちゃけ悲しすぎる話なのですが、この手の生徒はもう相手にしないですね。相手にすると、【注目】という、その生徒が最も欲するものをあげちゃうからです。

 

ただ、流石にいびきといったケースは止めます。他の全生徒に迷惑がかかっているためですね。

 

てなわけで、ぶっちゃけこっちのせいじゃない居眠りのケースをまとめてみました。こういうのって、正直全然気にしなくてもいいと思うんですよね。

 

ただ、この辺を思い切って放置すると、「寝てる生徒をほったらかし続けるとか、職務怠慢だ!」みたいなクレームが来ないか、ちょっと怖いですよね

 

Twitter的なところを見る限り、やはり時にはそういうヤベーことを言ってくるご家庭はあるみたいですね。

 

続いては、ちょっとダークな話ですが、その辺の予防線的なことを語って、終わりにしたいと思います。

 

様子を教えてあげましょう。相談先を紹介してあげましょう。

 

まず、どんな状況下であろうとも、絶対に2~3回は起こそうとしてください。それはなるべくはっきりと、誰の目から見てもわかるように、そうしてください

 

そうすることで、証言を得られます。「先生が起こしてたのに、何回も寝てた~」という風に。こういう事実を作ることは非常に大事です。

 

ただ、それでもクレーム面談とか来たらどうするか。ぶっちゃけ、相手にしたくないので、堂々と「睡眠外来行った方がいいですよ」とか言っちゃいますね。

 

どのみち、いきなり謝罪から入らず、現状を徹底して伝えて、解決策を第三者目線で提案するかな~と思います。

 

というより、自分の子が授業中に寝まくることを棚に上げてクレームを入れるようなところって、正直めんどくさいご家庭なので・・・・。

 

「ご期待には応えられないので、別の塾を検討されてください」という方向に持ってく方が、長期的には僕はいいのではないかな、と思いますね。

 

はい。最後はちょっぴり闇をぶちまける形になりましたが、居眠りについて思うところを、ちょっぴりダークサイドな話も添えて喋ってみた次第でございます。

 

ということで、今日はこの辺で。

 

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