改めてアホなことをいうのですが、クルマエビって本当にマジで美味しいですね。中元です。
はい。手前味噌だが、ここ最近の中間で、結構な伸びを記録した生徒が出た。50点前後を数ヶ月ゆらゆらしていた生徒が、70点を取ってきたのだ。
得点の伸びで言えば19点であり、これが結構な幅であることは、同業者であれば伝わるのではと思う。2か月で体重10㎏減!レベルの衝撃かもしれない。
―他にも自分で言うのもなんだが、55点が63点になったり、90点台をキープしたり、結構調子が良いまま中間を終えられそうになっている。
尚、英検(特に準2級)も、直接指導した生徒の英作文得点率が、全員75~88%を達成したりと、途中経過ではあるが、いい流れになっている。
これを今後どう売り物に変えていくかはおいおい考えるとして、更によりよいコンテンツ作りに繋げるため、心当たりを一旦書き留めておく。
ぶっちゃけ真新しいことに手を出したのではなく、基本に徹底して忠実にやってみただけなのだが、学力とはそんなものなのかもしれない。
では導入はこの辺にして、本題に入っていきましょう。
心当たり1:単語・熟語を速攻で仕上げた。
説明の力量云々の前に、英単語・熟語を徹底して覚えさせれば、点は伸びるとよくわかった。今までもやらせていなかったわけではないが、今回はかなり工夫を入れた。
具体的には、安河内哲也先生の提唱するスパイラル学習法よろしく、毎度毎度問い方を変えつつ、単語のテストを実施していったのだ。
一例を紹介する。
初回:英語➡日本語の意味だけ問う
二回目:英語➡日本語の意味を長文の中で問う
三回目:日本語➡英語のテスト
四回目:教科書英文の途中途中を穴埋めにして、スペルのテスト
五回目以降:テスト直前問題集の単語問題を2~3種類実施
という感じ。ぶっちゃけ手間は増えたが、伸びるとわかったので、遠慮なくガンガン推せる。やはりマルチモーダル万々歳である。
―もちろん、これが最適解だとも考えていない。もっと効率がいい順番は無いか?やり方を浸透させれば、自学でもっとカバーできないか?問いはポコポコと浮かぶ。
あくまでもこれは一例として考えて、絶対的な答えとは考えないよう、自分を戒めておこうと思う。
ただ、この地道な鍛錬をこちらが徹底させることは、極めて大事だってことがよくわかったのは、大きな収穫だったに違いない。
心当たり2:英文法は音読で練習させてから解いた。
英文法を説明して、演習に入る。この流れはテンプレだが、勿体なさはずっと感じていた。その橋渡しとして今しっくり来ているのが、発問しまくることだ。
例えば【have to】の説明をした後に、少なくとも教室の人数の半分は、日本語を僕が言って、英語を生徒に言わせるというのをよくやる。
ADHD気味とか、学習障害がありそうとか、赤面症レベルで何も言えないといった事情が無い限り、基本は容赦しない。全員に言わせる。ヒントは出すが答えは言わない。
ランダム性とクイズ性をうまいこと同時に盛り込めると、緊張感が高まって学習効果が高まったように感じる。
その上でスペルの作業に入れば、ミスはさすがに目減りした。何か一つのカギが見えたような手応えがある。
もちろんここはクラスの雰囲気という運要素も大きいので、クラスが変わる度に、よりよいやり方は模索していきたいと思う。
心当たり3:Unit1つ以上差をつけて予習した。
夏休み明けから学校行事が連続した関係で、学校の進度はかなりゆっくりというケースが目立った。それにも関わらず、予習形態であるのをいいことに、めちゃ進めた。
実をいうと、9月中旬の時点で、どのクラスももう、今回の試験範囲に当たるところまで終えていた。過去の出題範囲を見れば、予想が付くからこそ、進められた感じだ。
そのためには、文法の説明をスリムにしながらも、分からせる手応えは残すという鬼難度の作業が必須となる。個人的な力量を強く問われる期間だった。
ただ結果が出たため、次の期間は生徒ももっと素直に話を聞いてくれると思う。聞いてさえくれれば、とても進めやすい。そしてそれがまた結果を生む。
サイクルは回り始めたが、まだまだ速度は遅い。斜面を転がるようにするためには、少なくとももう1回立て続けに結果を出す必要がある。
良い熱量が生まれれば、広報にも弾みがつく。なんか緊張してきたが、頑張り抜こうと思う。
―ということで、心当たりを3点ほど選んで書いてみた。「運やんw」と言われないよう、むしろここからの設計の方が要となる。
じっくりと腰を据えて検証しよう。バイアスに気を付けながら。
では今日はこの辺で。