精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

20代のときに出したけど、結局間違ってた人生の【結論】を論破する。

ファミリーマートのメロンパンアイスが自分へのご褒美の中元です。昔っからメロンパンアイスって好きなんですよねー。

 

はい。皆様は20代の頃、ある種「俺の人生においては、これはこうなのだ!!」という結論を出したことは無いだろうか。

 

僕はそれこそいくつもある。無限の可能性を有限の現実にするため、「この未来は無いな・・」といった風に枝葉末節をばっさばっさと剪定するような作業だ。

 

そうやって人生の選択肢を切っていった方が、視界がクリアになるような感覚は確かに得られた次第である。

 

だが30代になった今、自分がかつて切り捨てた選択肢、もとい出した結論が、本当に正しいのかどうか、すごく気になることが増えてきた

 

それはなぜかと言うと、過去の自分がバッシーンと捨てたものに、「こういう理由で実はすごく大事な投資だよ」といった理屈を紹介するコメントを散見するからである。

 

それにそもそも、20代という色んなことに無知な状態で出した結論に、価値はあるのかということに、今更疑問符が付いたことも大きい。

 

てことで今日は、かっこよく言えばアンラーンの一環として、過去自分が出した結論を一旦手放して、本当のところはどうか考えたもののうち・・・。

 

はっきりと過去の僕側が浅薄だった結論を紹介してみようと思う。特にまだまだ若い人は、参考になるかと思う。

 

では以下、本編である。

 

 

「オシャレは俺には無用だぜ!!」

 

20代中盤の頃から、「異性からモテることって、別に何のモチベーションにもならないな」ということを悟っている

 

例えば仕事を頑張ったらモテると言われるより、結果を出したら給料が上がるという方が、まだモチベーションになる。一番のそれは、自分が楽しいかどうか、だが。

 

その考え方自体は、30歳を超えた今でも全然変わらないのだが、同時に出した結論の、「じゃあオシャレも要らないな」というのは浅はかだったと思う。

 

オシャレとはいわば身だしなみだ。そして身だしなみを整えることは、異性にモテるとかモテない以前に、ある種のマナーである。

 

もう十年以上、清潔感という言葉がトレンドになっている。僕自身、昔はわかるような、わからないようなという理解度であり、喫緊の課題とは考えていなかった。

 

ただ今は、少し焦っている。これについて20代の後半ですっぽり学習を怠ったことを、悔いる気持ちもある。

 

清潔感とは、間違っても、「はいはい、結局見た目重視、爽やかイケメンが好きってことでしょ、スイーツ乙w」みたいな頭の悪い解釈で終わらせるべきものではない。

 

むしろ、「誰から買うか」が重視される時代だからこそ、身だしなみに関する勉強・投資の重要性は爆上がりしているという印象である。

 

清潔感とは演出であり、演出とはある意味数学みたいなものだ。公式を組み合わせることで、結構普遍的に、かつ狙って、出すことはできると考えている。

 

言い換えれば、正しい知識を勉強し、それを試行錯誤していけば、アートと呼ばれる領域に行くのは難しいにしても、清潔感くらいなら辿り着けるはず、ということだ。

 

・・・ところで、昔どっかのスレでみたコメントで、清潔感に関するすごく秀逸なものがある。

 

それは、「清潔感を勘違いして、身体をめっちゃ洗ったところで、側を何にもいじらなければ、衛生的な不潔野郎になるだけ」というものだ。

 

ヒゲは剃っているか?眉毛は整えているか?シャツの襟は黄色くないか?美容院に行ったことはあるか?最後に服を買ったのが1年前とかじゃないか?

 

もちろんブランド物でゴテゴテに飾るのもちょっと考え物だが、演出の一つとしてファッションのさわりは絶対に学んでおいた方が良い。

 

僕もちょっと、「30代 コーデ」を勉強しようと考えている。また美容院に行って、ヒゲ脱毛についても、ちょっとお尋ねしようと考えている。

 

念押しするが、20代で身だしなみについて体系的に学ばないことは、人生において大きな致命傷を負う

 

「木こりwガイアの夜明けw」なんて馬鹿にするだけの、見た目までダサいヤツにならないよう、どこかファッションを斜に構えている人は、止めた方が良いと思う。

 

「現状が打破できないのは単なる努力不足だ!!」

 

現状が不満であるとき、皆様はどうするだろうか。昔の僕は、今以上に能力を高めて、もっと頑張って、突破するという選択しか頭になかった。結果心を壊すのだが・・。

 

もちろん、現実に相対した瞬間に逃亡するのもどうかと思うが、直球勝負で勝てない相手に、意地でも手を変えず頑張り続けるのは、同じくらい愚かだと思ってしまう。

 

現状が打破できないのは、努力ではなく、知識・データ不足の方が多いと、今は考えている。だから「むり」と思ったら、まずは距離を置く。そして観察する。

 

顔を近づけすぎるとどんな本も読めないように、まずは視野を広く取って、対象をきちんと認識する。

 

そしてそのうえで、あれこれと解釈を変えてみる。もちろん、手段も変えてみる。このサイクルをグルグルと回した方がマシだ。

 

熱い精神論・根性論も時には必要だが、現実世界では冷静さも案外必要である。少年誌の漫画をよく読む人は、ちょっと気を付けた方がいいかもしれない。

 

「自分の短所は、やり方を研究して練習すれば、必ず変えられる!!」

 

最近、短所は形状記憶合金のようなもので、一旦矯正してもすぐに戻るという風に考えるようになっている。理由は、短所を矯正できた記憶が無いからだ。

 

もちろん中には普段の努力でそれを克服できる人もいるだろうが、僕はむしろ、克服できても別の不満が気になるだけという無限ループを想像している

 

それよりも大切なのは、自己肯定感である。自分を許してあげる、自分を褒めてあげる、自分を認めてあげるスキルの方が、短所を直すより役立つと思う。

 

例えば僕は、頭でっかちと言われる。それに悩んだこともある。だが今は、「頭が使えないより、使える方がマシじゃん」という風に納得している。悩んでもいない

 

こんな風に、まずは現状の自分を認めたうえで、「でも確かに、もうちっと行動力があった方がいいかな、じゃあどうしよう」と問いを深めた方が健全だろう

 

短所を指摘されたら、脊髄反射でぶっ壊しにかかるのは、やはりナンセンスだ。そもそも、長所と短所は表裏一体なんてのは、ずっと長いこと語られてきた話ではないか。

 

まずは解釈を変えられないか、自己肯定感が高い人の講演を聞くなり、本を読むなり、マインドセットから始められることをオススメする。

 

「お金を使わないのは無条件に良いことだ!!」

 

最近はちょっとお金を使いすぎな体質になってると自覚したので、意識的に支出を減らそうと頑張っているが・・。昔はもっと極端であった。

 

例えば、ジーンズには3000円以上払わない、など。ちょっと無知すぎて笑えてくる。もう少し予算を高くすれば、もっと使い勝手のいいそれが買えるのに。

 

余りにも安いものを買うと、例えば着心地が悪いとか、合わせづらいとか、よく見たらシルエットがちょっと・・とかで、気付けば着なくなる。安物買いの銭失いだ。

 

今は、もちろん自分が徹底的に金を掛けないと決めた事項は無条件にどこまでもケチるが、何かを購入するときはめちゃくちゃ調べることを習慣にしている

 

例えば今愛用している18,000円のFitbitを買うときも、1週間以上リサーチを重ね、それでも得られる”価値”が上回ると感じたので、購入に踏み切っている

 

お金を使わないことは、無条件で良いこととも限らない。それによって交換で得られる価値はどれほどか、そこまできちんと調べると、より深い洞察に繋がる。

 

ちなみに、この習慣には嬉しい副産物もある。実際のところ、大抵のものは、調べれば調べるほどそれで満足して欲しくなくなってくるのだ。

 

結果、どちらにせよ、ある程度の貯金は守られる。調べてみて損ではない。【無敵の思考】に書いてあったルール様様である。

 

終わりに:結論を出しては、都度手放す。

 

佐渡島庸平氏の著書にあった考え方(言葉)で、とても好きなものがある。それは、【エポケー】だ。(安河内哲也氏も何かの本で書いていた言葉だ)

uteimatsu.com

 

凄く乱暴に言えば、”判断保留”という意味であり、目の前で起きていること、自分が考えている対象について、今抱いている答えや仮説を脇に置いておくという感じだ。

 

僕は昔、当時の自分が考えていたことや、持っていた情報、感じていた思いを基に、上記のような結論を出した。

 

ただ、人の価値観は数学の公式とは異なり、厳密な証明を与えたところで万物流転、前提となる構成要素のレベルで変化し続けてしまう

 

それを考えると、一旦自分が出した結論を、残りの人生ずっと持ち続けることには、当時は気付かなかったリスクもあるのではないか、と思うようになった。

 

今回はそれを踏まえて自問自答したら、やはり今の自分にはそぐわないと思うに至ったものを、取り急ぎまとめている。

 

決めることを否定はしない。しかし、5年・10年と経ってくると、アップデートが必須となる。そういうことが伝われば嬉しい。

 

では今日はこの辺で。

 

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