己との戦いにあと少しで勝利できそうな中元です。明日、到達できるだろうか。
はい。早いもので、今年も残り1月チョイとなってしまった。受験とかそういう諸々も見え隠れするが、同時に心に思い浮かぶのは、大掃除という3文字だ。
毎年この時期が近づくと、「あぁ、日頃からもっと整理整頓しておけば・・」という自他からの怨嗟の声が聞こえてくる。
こうしている今も、カッコウの鳴き声のように、「ソウジシロ」とメタが語り掛けてくる。わかっているのだが、モノは増える。なんとも不思議な話である。
さて。僕自身も、本当にふとした折に知ったのだが、皆様は【整理整頓】の本当の意味をご存じだろうか。
言葉の響きとしては、「出したら仕舞う、綺麗に並べる」という意味合いに聞こえるが、実際は少し違った。しかも言葉の並びにまで意味があるときたもんだ。
てことで今日は、この言葉の本来の意味を紹介する、何番煎じかわからない記事をしたためたいと思う。
【整理】の意味は思ったより強い。
自分としても意外だったのが、【整理】の意味だ。どうやらこれは、「不要なものを捨て去ること」を意味するという。
少し考えると納得なのだが、得てして「汚い」とは「散らかっている」状態であり、それはつまり、モノが必要以上にたくさんあるということだ。
その状況下でいざ片づけよう、仕舞おうと思っても、大量にあるモノが邪魔をして、作業が進まないし、またそれによって全体的に中途半端になることは必然なのだ。
整理整頓とは、「一旦不要なものを処分してから、整頓なさい」という教えまで含まれている。そう考えたら、つくづく言葉の持つ力のすごさに感服させられてしまう。
ちなみに、「整理」が扱う対象は、何も実際に手に取れる物体に限らない。不必要なタスクといった、自分の時間を奪う何かに対してもそのモノサシは当てられる。
一旦自分が抱える有象無象の全てを整理してみようかな。ふとそんなことを思わされた。
あなたがやっているそれは、【整頓】なのか、【整列】なのか?
もう一つ面白かったのが、【整頓】と【整列】の違いだ。
片付けと言えば、例えばテキストや問題集をわかりやすく並び替えることを想像するが、これは【整頓】ではなく【整列】に該当するそうだ。
読み間違えているかもしれないが、【整頓】とは、誰が見ても何がどこにあるか明白で、無駄な探し物をカットできるようにすることだと言える。
チョークやペンといった文房具系を仕舞うのはここと決めてしまえば、いざそれらを探すときになった場合は、そこだけ見ればいい。これはまさに【整頓】だろう。
【整列】させることも、見た目的には素晴らしい効果を生むのだが、それはやはり本質ではない。キレイに並んでいても、何がどこにあるかわからなければ無意味なのだ。
「片づけて並び替えたけど、これで皆の仕事が、負担が、手間が減るかどうか?」その辺は、常に自問しながら片付けに励みたいと思う。
もちろん、あれこれと【整理】してから、の話だけどね。
【整理】を阻む原因と対策。
ここからは、特に【整理】を阻む原因を述べて、その上でそれらの対策について書いてみようと思う。まぁ、結構主観的な話だが、参考になるかもしれないので。
まず、「いや、いつか使うかもしれないし・・」という思い入れについて。こういう思いは僕も勿論あるのだが、打破する方法も心得ている。
それは、まず1つ捨てると決めて、ゴミ袋に突っ込むことだ。こうすると、不思議と吹っ切れる。
雨の日に靴下が濡れた瞬間から、全てがどうでもよくなるのと似ている。一つでも捨てると決められれば、そこからは結構連鎖的にゴミ袋へ詰め込めるものだ。
ちなみに僕なりの判断材料として、半年以上触った記憶が無いものは、今後も絶対使わないと踏んで捨て去る。今のところ、それによって悔しい思いをした記憶は無い。
続いて、捨て方がわからなくてめんどくさいケース。これはもう、調べたらいい。それだけだ。
各自治体によって全然違うとは思うが、僕のエリアだと、結構色んなモノを燃えるごみとして処分することが可能とわかり驚いた。臆することなく、大体捨てられる。
ということで、まずは何かを捨てること、そしてごみの処分方法を調べることで、【整理】はたいへんし易くなる。
尚、【整頓】についてはまだ僕も試行錯誤の最中なので、偉そうなことは書かないでおこうと思う。
大掃除の際に、「もっと事前にやっとけばよかった・・」と思う人が少しでも減れば嬉しい。では今日はこの辺で。