精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】勉強しないリーダーの下に就いた人はマジ地獄だろうな、と。

今日、とある幼児向けコンテンツに携わる講師が、すごく疲れた顔をしていたのが気になった。事情を聞いたところ、「衝動性が強い生徒がいて・・」ということだった。

 

その生徒は、診断が出たという話は聞いていないのだが、確かに少し極端だなと思うところがある。例えば、間違いが2問連続すると絶叫し、涙を流すという風に。


ちなみに、僕の前任者になる人は、「制御くらいなんとかしてよ・・」と言って、どちらかと言えば特に取り合わないタイプである。これもこれで、1つのマネジメントだが・・。

 

僕は皮膚感覚で「そんなのはイヤだな」という思いを抱いた。だから、僕なりにこの課題に取り組むことにした。

 

今日はそんなお話である。

 

 

調べない人ってなんなんだろう?


「間違い 極度に 恐れる」という語句で検索をかけてみると、類似の例が大量にヒットした。中には、さっきの事例がかわいく見える程重いものもあったくらいだ。

 

ちょっとその事例を、一旦紹介してみる。

 

 

 

 

 

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

以前受け持ちの生徒さん(小学校高学年)で、学校で先生が間違いを指摘し、赤ペンで書き直したところ、パニックになって収拾がつかなくなってしまい、保護者が学校に呼ばれたというケースがありました。その生徒さんは、直されることや自分がミスをした事実に苦しみ、やる気を損ね、投げ出してしまい途中で勉強が終わってしまうことが多々ありました。

誰でも間違えることはある、ということを伝えるために、生徒さんの前でわざと簡単なミスをしてみたり、間違えても怖くない、ということを伝えるために、生徒さんのお気に入りのキャラクターのシールを使い、もう一度チャレンジできた問題に貼ったりしました。すると少しずつ、直されることに抵抗がなくなり、素直に正しい答え(解き方)を受け入れられるようになりました。

https://www.jump-japan.co.jp/developmental-disability/692

 

という風に。そして事例があるということは、それについての声掛けのヒントもたくさん見つかるということだ。

 

過去に読んだ「発達障害」の生徒に関する本の知識も活用できそうだ。だからそれも踏まえて処置を考えると、こんな手がパッと浮かんだ。

 

① 何よりご家庭と情報を共有する。

 

② 癇癪が見えたら別室でクールダウンを待つ。

 

③ 「間違い」という言い方をしない。

 

④ 問題演習と〇付けは生徒に一任し、見守る。

 

ただ同時に、これらの手に対してのボトルネックもいくつか浮かぶ。例えば、別室でクールダウンを待っている間、誰がその面倒を見るのか、等だ。

 

実はこれも、そもそもの実施教室を変えて、事前に共有さえしておけば、例えば僕が作業をしながら横に居ることは十分可能だとわかった。

 

更に、だ。もしネガティブに考えて、例えばご家庭が「うちの子のせいにするんですか!」と怒られるようだったら、僕は飄々とこう返すと思う。

 

「見学されます?」

 

―それでも噛みつかれたら残念だが「通塾お断り」で良いだろう。ここは少し切り離して考える必要があるのだが、塾は私企業である。

 

お客様は神様というのは全員に言える話なので、一人のケアに掛かりっきりになって他全員がおろそかになるなら、どちらを取るかは自明なのである。

 

まぁ建設的な話としては、そういう特性を持った子を得意とする塾があるので、そこへの移籍を促すかなというのもある。

 

・・・というところまで考えたところで、タイトルの回収へそろそろ移る。

 

勉強しないリーダーの下に就いた人はマジ地獄だろうな、と。

 

上手く言葉にできないが、僕は今回のやり取りを通じて、「あぁ、リーダーとしての仕事をしたなぁ」という感覚を、強く抱けた

 

現場の声を拾い、情報を集めて、分析し、足りないところがあれば調べたうえで、手を決めて、打つ。

 

「リーダーの仮面」に書いてあった一連の流れを、自分がするっと実行できた。もちろんまだ、「実際に手を打つ」という段階はあるが、少し自分の成長を感じている。

 

逆に言えば、僕がリーダーとして、現場の声を拾うことを面倒に思う瞬間がもしあれば、即刻不適合の烙印を食らって、さっさと交代すべきということだろう。

 

「勉強しないリーダーの下に就いた人はマジ地獄だろうなー。」

 

呑気に他の組織に対して抱いていた言葉が、ダモクレスの剣の如く、今度は常時自分の頭上に吊るされる状況に置かれる、と。

 

なるほど、望んでいた状況だ。僕はあらゆる学びをコミュニティで共有し、推奨し、体現したい。それを自分の理念に据えている

 

また一つ覚悟が決まる、大切な瞬間であった。

 

では今日はこの辺で。

 

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