精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【英文読書ルーティン日記116】"START WITH WHY"読書感想ブログⅤ ~八方美人徹底論破~

英語でビジネス書を読む。大学生の頃なんかは想像もしなかったくらい意識が高いことを、今はやっている。だが、学べる点が多くてすごく有意義だ。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

英検1級を受けていた頃のバリバリに仕上がった状態、バチバチに気を張った状態ではないのだが、ただ純粋に読むだけなら特に気負わずできる。成長を感じる。

 

僕自身、別に英語でコミュニケーションを取りたいという欲は、もう無い。正直、喋れなくても聞こえなくても、書けるし読めるからいいやと思っている。

 

知識さえ吸収出来ればいい。そう割り切っている。―ということで今回も、ゾンビ英語で吸収した知識を、ここに紹介する次第である。

 

 

2月27日(月) 信頼を現出させよ

 

WHY、HOW、WHATのゴールデンサークルが機能しているとき、必然的に生じてくるものがある。それは、信頼だ。それは、顧客、従業員を問わない。

 

信頼があれば、少しくらい転んでも人は支えてくれる。逆に信頼が無ければ、どれほど正しいことをしても、人は支えてくれない。だから考え抜くべきテーマなのだ。

 

信頼の反対は何だろうか。猜疑、だろうか。他者を疑うような真似をしたり、自分が自分の理念を軽んじるようなことをしたりすれば、確かに人は離れる。

 

しかし、一撃で失う術はゴロゴロしているのに、一発で獲得する術が無いのが、信頼の厄介なところである。

 

これは一つの長期戦だ。言行一致。まずはそこから始めていこうと思う。

 

2月28日(火) カリスマは要らないが誠実さは要る

 

誠実とは何か。これに応えるのはなかなか難しく思えるが、実はシンプルな話だ。自分の理念を言葉にして、繰り返し伝え、誰よりも自分が守り、そして守らせる

 

いわゆる「信頼できねぇ」と思ってしまう人がやっている言動の真逆を取れば、それが綺麗にそのまま、少なくとも無駄に信頼を失う行為ではなくなるのだ。

 

俺についてこいというカリスマは要らないと言われて等しい。だがだからといって、何もしないリーダーはもっと要らない。

 

座っておくだけなら、銅像でもできる。指示を作成することなら、AIにもできる。それらにできないことは、果たして何なのか。

 

僕にできる誠実さとは何か。やはり今後も、繰り返し己に問い続けたいテーマである。

 

3月1日(水) 万人にとっての居場所はあり得ない

 

コミュニティとは何か。例えば、アメリカという集団は、フランスという集団よりも優れているのか。実を言うと、そういう優劣性は、当然ながら存在しないのだ。

 

日本にいながらも日本に居場所を感じず、アメリカに来て「俺の居場所だ」と心の底から思える人がいるように、つまり合うか合わないか、なのだ。

 

そして合わない人を無理矢理留めようとして無理をするとき、そこには不幸な人が必ず生まれる。それは所属している人かもしれないし、管理している人かもしれない。

 

それを防ぐにはどうするか。WHYの部分を徹底的に設計し、言語化し、繰り返し伝えるだけでは不十分だ。

 

合わない人が去るのを止めない。この冷徹さも必要なのではないか。万人にとって最高の居場所であることは、不可能だ。どんなに優れた組織でも、それはまた真理である。

 

むしろ従業員がWHYを突き詰めて考えるようになれば、僕みたく自ずと独立という次のステージが見えてくるような気さえする。

 

離脱は無条件で悪なのか。ここは俯瞰的に考えたいものである。

 

3月2日(木) まずバスに乗る人を決める

 

ビジョナリー・カンパニー2だったと思うが、「まずバスに乗る人を決めてから、行き先を決定する」といった教訓が書かれている。

 

今日のトピックを読んで真っ先に閃いたのは、ここだった。初めてその項を読んだときは意味が解らなかったのだが、今なら割と腑に落ちるところがある。

 

WHAT(商品)は最後であり、まずWHYが最初であるならば、理念や価値観を同じくする仲間を集めて、そこから始めるべきである。

 

特に目的もなく、ただ人を集めるというだけでは、正直すぐに瓦解するだろう。一時期2ちゃんで流行った、改造ポケモンやエロゲを作ろうというチームのようなものだ。

 

そして共感・共鳴を生むためには、そもそも僕に理念が無ければならない。すべてが丸っとつながった感覚があり、ひそかに興奮している折である。

 

3月3日(金) スキル<やる気

 

志を同じくする者を集める方が、スキルある者を雇うよりよっぽど大切。このことは、起業家の方の本を読んでいると、何度も繰り返し語られる話だ。

 

そのときは「そんなもんかなぁ」とぼんやり考える程度だったが、今はすごく同意する。能力があっても見ているゴールが違うと、お互いに邪魔となるからだ。

 

僕はまだまだ経営者ではないが、テコ入れが可能な部分では、人員配置も工夫して頑張りたいと考えている。その工夫とはつまり、僕と合うかどうかだ。

 

独裁者みたいな言い回しになるが、僕が繋がりを欲しいと思うのは、イエスマンではなく、組めば面白いことができそうな誰かである。

 

そういう人と出会えるように、夢想ではなく努力をしながら、その日を待ちたいと思う。

 

3月4日(土) 目的をもって働く人が輝く理由

 

ある有名な、二人の石工が登場する逸話がある。片方は、「石を積むなんてクソ。給料のためにやっているのさ」と答える。

 

そしてもう片方は、「俺は聖堂を作っているんだ。確かに単調で大変な時もあるが、俺はこれを通じて、確かに聖堂を作っている」と答える。

 

これは労働観の大切さを説いた話だと僕は思っていたのだが、どうやらちょっと違うらしい。

 

目的をもって働くということは、貢献感をもって働くということであり、貢献感とはつまり、アドラーが説く幸福の定義そのものなのである。

 

目的のために貢献すれば、幸福が生まれる。そして生き生きと働く人は、必然的に光って見える。

 

目的意識を持って働くことが大切な理由は、個人のメンタルだけでなく、組織全体にとって良いことがあるから、だったのか。

 

上手く言葉にできないが、別々の教えがまた一つ、ガチっとつながったように思う。

 

3月5日(日) 才能に勝ちうる要素

 

ライト兄弟が人類初の有人飛行を達成する時代、同じような夢を別の場所で求める、とてつもなく才覚と条件に恵まれた人がいたのだという。

 

その人はカリスマ性があり、学歴も十分、また著名なパトロンとのつながりもあったため、知名度と資金にはまるで困らないほど恵まれていたそうだ。

 

その人が飛行機を作ろうと頑張っていた理由は、実はさらなる名声とさらなる富のためだったとされる。著者の言葉を借りれば、WHYから出発していないのだ。

 

結果その人は、特に歴史に名を残すわけでもなく、1つの失敗に猛烈な恥を感じて心を折られ、ビジネスの世界からも姿を消したのだそうだ。

 

圧倒的に恵まれた条件の人に勝つために必要なのは、純粋な欲求なのかもしれない。それについては様々な言い方もある。例えば、「熱狂」のような。

 

色々と励みになるエピソードだと思う。

 

―ということで今日はこの辺で。

 

 

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