精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

無理に打ち解けなくてもいい。「交流イベント」の意味合いが、自分の中で更新された。

今日は花見と称した顔合わせのイベントが、会社で行われた。大学生と社員を合わせて15人くらいが一堂に会し、肉を焼いて、語り合う。

 

だがその場にいながら、僕はなんとも言えない違和感を覚えていた。楽しかったのには間違いないのだが、実は僕は、ほとんど誰とも会話をしていない

 

ひたすらに肉を焼いて、皿に移す。そしてまた、焼く。大学生とも積極的に話すなんてことはせず、淡々と職人に徹していた。繰り返すが、これはすごく楽しかった

 

とはいえ傍から見れば、「あの人、楽しめていないんじゃないか」「わたし、避けられたかな・・」といった無用な心配を与えたかもしれないという懸念は、無くも無い。

 

言い訳する。僕は元々、交流イベントが苦手だ。自分の居場所を見つけることが困難で、気付けば小規模の島と島の隙間で漂流する独りになっていることが多い。

 

どうすれば混ざれるのか、どうすれば打ち解けられるのか、悩んでいた時期も長かった。しかし今回このイベントを通じて、一つ腹落ちしたことがある。

 

それは、「別に交流イベント内で一人を感じようが、それはそれで正解である。少なくとも自分にとっては」という達観だ。

 

何なら立場や状況を考えると、大学生と一緒になってはしゃぐのはちょっと違う気がするとさえ、僕は感じているわけで。今日はそんな違和感を基に、記事を書いてみる。

 

 

自分が交流すればいいのは、歳が近い人たちか、状況が似ている人だけでいい説。

 

僕は今年32歳となる。そしてメインで働いているのは、大学生講師だ。留年とか浪人をしていない限り、僕と彼ら彼女らとは、最低でも10歳の歳の開きがあることになる。

 

例えば自分が大学生だった時、10個年上の人と積極的に混ざりたいと思っただろうか。関わりたいと思っただろうか。思い返して悟ったが、そんなことは全くない

 

もちろん今でも親しくさせていただいている人は居るが、その人との歳の差は6歳ほどだ。10個も離れて親しい人は、少なくとも僕に関しては存在しない。

 

歳の差と距離感は、抗えない何かなのだと思えてならない。10個も下のクラスタに混ざることが躊躇われたのは、正直言って単なる自然現象なのではないか。

 

―そういえば、いわゆる社長とされる人は、一部の例外を除いて、社内の人たちと休日を過ごすということをしない印象だ。社外に人脈があり、親友もいたりする。

 

それが真理なのではないかと思う。結局少し寂しく聞こえるが、本当に交流すればいいのは、歳が近い人か、状況が似ている人で良いのではないか

 

会社は孤独を癒す場ではない。そのことは何度も聞いた教えである。会社は友達を作りに行くための場ではないのだ。

 

部下との距離をあえて詰めて接することを是とする人もいるが、僕はどちらかと言えば、馴れ馴れしさをそこに持ち込みたくないタイプなんだろうなと思う。

 

それにそもそも、僕は元々、大人数の交流イベントが好きではないHSP気質ゆえ、情報量が多すぎて疲れるためだ。

 

そういう意味でも、自分に正直に生きたいのであれば、こういう6人以上が参加するイベントへの参加は、なるだけ遠慮するのがベターなんだと悟っている。

 

人と人を繋げるため、僕は交流に参加するのではなく、その場を創りたいと思った。

 

では、交流イベントには価値も意味も無いのだろうか。その問いについては、そうとは考えていない

 

歳や立場、背景があまりにも違う人間同士を無理に繋げる必要はないと考えているだけで、例えば僕の勤める校舎に入るスタッフ同士の交流会は、あってもいいと思う。

 

ただしその場に僕は要らない。変に気を遣わせるし、僕が変に気を遣うからだ。あくまで僕は場所を提供し、企画し、イベントの形を整えるだけだ。

 

例えば極端な話、BBQを海でやりたいのなら、良い場所を紹介し、その場までのドライバーなら買って出る。ただしそのイベントそのものには加わらない。そんな風に。

 

僕自身、やたらめったら交流交流とあくせくする気は、もうない。必要があれば、そのときだけそうするに留めたい。

 

しかし、僕の下で働いてくれる人たちがよそよそしいのは何か寂しい話だと思った。だからこそ、彼ら、彼女らを繋げる場を創ること。

 

これが今のところ交流イベントにおける、自分の仕事だし考えるべきことだと捉えている。

 

参加するのが苦手なら、場だけ提供して存在感を消していればいい。そういう立ち振る舞い、いかがだろうか。

 

では今日はこの辺で。

 

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