僕には持病がたくさんある。その中でも一番頭を抱えているのが、文字通り【片頭痛】だ。これは恐らく母親からの遺伝で、一度発作が出るとなかなかに辛い。
実はこの記事を書いている今も、偏頭痛発作の最中だ。幸いにして頭痛薬が効いているため、なんとか仕事はできているのだが、どこか本調子とは程遠い感じがする。
最初に自覚しているのは14歳か15歳の頃。本当に経緯が不明だが、ポケットモンスターサファイアの四天王を、猛烈な頭痛に耐えながら倒した記憶が何故か残っている。
その後もちょこちょこと、猛烈な頭痛に見舞われて部活を早退したこともあるなど、中学生の頃だけでも数回、それによって行動を止められた記憶が残っている。
高校生の間は不思議と頭痛でナンジャカンジャという記憶はないのだが、大学生の頃になると頻度が高まっていき、年に数回はそれで動けない・・という風になってきた。
年齢を重ねるにつれて、片頭痛の頻度は増えてくる一方で、今現在は大体月に1回、2~3日は、偏頭痛で思い切り生活と仕事の質が落ちるというのを繰り返している。
―それくらい濃厚なお付き合いをしている頭痛さまなので、そこそこの量の知見だって溜まってくる。
それによって、動けなくなるほど追い込まれることはむしろ減り、痛みがありながらもできるだけパフォーマンスを落とさず、省エネでやり切る要諦は掴めてきている。
てことで今日は、そんな我が友、片頭痛のご紹介がてら、記事を書いてみようと思う。
僕の「片頭痛」とは。
「片頭痛」と一言で言っても、その症状等は千差万別だ。ポケモンと同じで、同一の症状であっても、程度や特性などはやはりオーダーメイド感があるように思う。
僕の場合だと、段階を踏んで片頭痛発作に至るという感じだ。まず初期症状として、右目の奥に違和感を覚えることから、僕の片頭痛は始まる。
この違和感について言葉にするのがとても難しいのだが、眼球が少しだけ腫れている感じ、或いはすごく目の奥が凝っている感じ、という風に僕は納得している。
或いは、肩甲骨の辺りから僧帽筋にかけて、ものすごくゴリゴリな凝りを感じた場合、その後頭痛が発生する率が高いように感じている。(発症時も大体は凝っている)
こういった段階で頭痛薬を飲んでおけば、運が良いとそのまま鎮痛し、”発作”に至らないこともある。ただ、その確率は体感値10%も無いので、期待は全くしていない。
大体はそのまま違和感から痛みに変化し、翌朝の起床時にピークがやってくる。起きた瞬間から、右目の奥が痛くなっているのだ。
別に精神的に辛いわけじゃないのに涙が溢れてきて、あくびの回数が増える。ちなみに、脳に関する不調の初期症状として、あくびは頻出なので覚えておくといいかも。
さて。そうやって一度発作が出ると、どう頑張っても痛みをゼロにすることはできない。頭痛薬を飲んだら15分程度仮眠をとり、効果を発揮させるのが僕の決まりだ。
尚、頭痛薬のどれが効くかは、これまた個人差が大きいそうだ。例えば知人の方はリングルアイビーが一番効くそうだが、僕には全くと言っていいほど効き目がない。
だから一時期、あらゆる成分の頭痛薬を順繰りに試すというそんな時期があった。アスピリンとか、バファリンとか、色々。
結果、僕は今のところ【イブクイック】か【ロキソニン】が合っているらしく、どちらかは絶対に切らせないようにしている。
そんな僕の片頭痛発作は、ざっくり発症してから48時間経つか経たないかで鎮静化する。痛みのピークは1日目に、そして身体の怠さは2日目にやってくるように思う。
運が悪いと、右目の痛みが落ち着いた後になって、今度は左目の奥に痛みを感じ、そして第2試合が始まる・・なんてこともある。頻度としてはレアだが、純粋に辛い。
―では、こういう頭痛からの仕打ちに対し、僕は諦めて、薬の服用以外の努力は無駄だと受け入れて、それが過ぎ去るのを待つしかないのだろうか。
正直長い間そう思っていたが、最近は少しだけならこちらからの努力で和らげることが可能だと知った。その方法とは、マッサージだ。
どこで知り得た情報かは忘れたのだが、片頭痛発生時は大体、発生している側の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が棒の如く固くなっている。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)…頭痛、めまい、耳鳴り、目の奥の痛み。検査結果「異常なし」の治療 | 大川接骨院|石川県 金沢市|柔道整復師|電気療法、マッサージ|各種保険適用、医療費助成対応
だからここを人差し指を中指を使ってほぐしてあげると、確かに痛みが激減することに気付いたのだ。(やり過ぎると、胸鎖乳突筋自体を痛めてしまうのだが)
ということで片頭痛発作が出てしまったときは、さっさと薬を飲んで、胸鎖乳突筋をマッサージしつつ、なるだけ仕事をセーブして安静にする。これに尽きる。
もちろん今後も独学で片頭痛くんの勉強は続けるし、他にいい方法があると知ったら貪欲に取り入れていく所存だ。
だから今僕は、頭痛外来にすごく興味を持っている。自分のオフと頭痛発作がたまたま重なったら、一度かかってみようかなと思う。
では今日はこの辺で。