今回は「自分の習慣化を阻む、意外な敵」について紹介してみたい。この存在についてはっきりと自覚したのは最近なのだが、コイツがなかなかに手強いのだ。
それを一言で言えば「マーフィーの法則」と括ることができる。昔、友人の家でふと目にした本で知ったのだが、これがまぁ、言い得て妙だなと。
この本を乱暴に紹介すれば、人生における普遍的でくだらない経験則を、まるで数学の公式のような形式で紹介するジョーク本である。
たとえば「バターを塗ったトーストをカーペットに落とす確率は、カーペットの値段に比例する」といった話があったのを記憶している。なかなかクスッとくる話だ。
勿論、こんな風に日常生活で感じる些細な経験則を公式の如く言語化したものは、僕の中にも数学の公式・公理のような形でいくつか存在している。(皆そうだろうが)
ただ、こうした経験則は、自分の価値観を形成する重要な要素になり得る一方で、新しい習慣や価値観を築こうとするときの邪魔になることも、結構多いのだ。
どこか「ジンクス」という言葉が言わんとすることを、僕自身に課すという風に。そしてそれに囚われると、習慣形成や価値観の進展に、やはり障害が生じやすい。
ということで以下、そろそろ具体例を混ぜながら、詳しく述べていこう。
「どうせ」という悪魔。
昨日の記事でも触れたが、僕は自分の無駄に小忙しい時間の使い方を見直し、より効率的に組み直して、人並みの余暇を確保できるような生活を目指そうと決めた。
その一環として、仕事の優先順位を変え、かつ作業に集中できる環境や時間をなるべく整えることで、早速取り組み初日から定時で帰宅できる可能性が見えていたのだ。
しかし、順調と思ったその矢先に、めんどくさいトラブルが発生した。会社のWi-Fiや僕のChromeに不具合が生じ、一部のサイトに全くアクセスできなくなったのだ。
ルーターの再起動やネットワークアダプターの再インストールなど、10個以上の手法を試して1時間半ほど奮闘したが、全く解決には至らなかった。
最終的にスマホのテザリングを利用して無理矢理ネットにつなぎ、必要な仕事を終えた後、ダメもとで再びWi-Fiを試したら何事もなかったように復旧していた。
こんな意味不明な問答で長い時間を食われ、しかもしれっと復旧している・・。なんとも収まりの悪い、すなわち台パンものの出来事であろうか。
結局この一件でむしろ普段より帰宅が遅れてしまい、僕の中に「仕事が順調なときは、事件の凶兆である」という新たな経験則が形成されてしまった。
―と同時に、自分の中に似たようなジンクスがあるのに気付いた。「月の出費が少ないときには、予測不能な大きな出費が発生する」という風に。
例えば普段の3/4程度の支出でずっと来れていた最後の最後で、携帯が壊れて6万の支出になる、といった風に。もちろん、これらは統計的な裏付けもないし、信憑性も低い。
つまりいい加減な思い込みに過ぎないのだが、こうしたものが「今日は順調だからきっと何か悪いことが起こる」といったネガティブなセンサーを働かせる原因になる。
不幸なことがないかと目を向け続ければ、必ず不幸なものを見つける。些細なことが全て凶兆に見えてくる。人間の主観などそういうものだ。だからこそめんどくさい。
この状態では、それこそ暇な時間を回避するために無駄な仕事を詰め込むなど、むしろ悪影響が生じてしまうことは容易に想像できる。
こうした思い込みから解放されるためには、暇な時間を前向きに捉え、その価値を認め続けることがやっぱり大切だ。自分の価値観を塗り替えるのは、長期戦なのだ。
マーフィーの法則は本来笑い話として楽しむべきものだが、僕の場合は価値観の部分にまで大きな影響を及ぼすため、その点は見直す必要があると考える。
自分の思い込みをコントロールし、習慣形成を阻むジンクスを克服することは思った以上に重要だ。そう改めて実感している。
では今日はこの辺で。