今日は久しぶりに、ADHDの特性について向き合う話をしようと思う。とはいえ僕自身、HSS型HSPとかADHDとかについて、専門機関で診断を受けたわけではない。
ただ、診断を受けた人々の生きづらさや日々の頭の中の様子を綴った記事を読むと、非常に共感する部分が多い。だから自分も大なり小なり、そうなのだろうと納得する。

さて。僕が自分でADHD的な特性を持っていると強く感じるのは、マルチタスクに極端に弱い点だと思っている。例えば僕は、とある記事の以下の部分にすごく共感する。
僕はこの症状が非常に強く、それこそ1日に3つもやらなければいけないタスクがあるとパニックになってしまいます。ガス代を払って、市役所で住民票を取って、仕事のメールを返す。これくらいの量ですら、体調次第ではタスクのオーバーフローが起こってしまう。
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ーそして厄介なのが、マルチタスクが極端に苦手なくせに、同時に複数の物事や可能性に気づく能力が高いという特性も併せ持っている。考え事が止まらないのだ。
例えば、この記事は車を運転しながら、立てかけたスマホに喋りかけて、アプリで文字起こしをすることで作成している。
喋っている内容だけに集中しているかといえば、実はそうではない。職場に着いたら何をするかとか、家のお風呂を掃除したいとか、様々なことがずっと浮かんでくる。
このような状態は、ゲームのクエストリストに似ている。画面の端にミッションが次々と表示される感覚で、僕の意識には常時7~10個の項目が浮かんでいるのだ。
一つクリアしても、そのことがさらに新しいタスクを呼び込む。お使いクエストを重ねると、網目状にストーリーが進行していくのに似ている。
時にはその過負荷によってフリーズしてしまい、何もできなくなることもしばしばだ。だからこそ、この特性をどう飼いならすかが、僕の生涯のテーマになりつつある。
そんなわけで、色々調べて、まとめて、試したことのストックは、2024年もものすごく増えた。だから一旦棚卸ししておくのもいいだろう、と。
冒頭が長くなったが、今日はつまりそんな記事である。
未来・現在・過去・公私・虚実がまぜこぜになった思考。

マルチタスクが苦手なくせに、無意識に連想ゲームが勝手に行われ続けていく感じ。ここには、デフォルトモードネットワークという脳の働きが関連していると知った。
特に寝起きにはこの働きが活発になり、タスクが頭の中に一気に浮かび上がるためしんどいと思っていたが、そのタイミングこそ、このDMNが起動するタイミングなのだ。
以前はこの特性を”消そうと”努力していたが、10年ほど試してみた結果、それは不可能だという結論に至っている。それくらい、この無意識化の思考は強かった。
やはり、特性自体は納得して受容したうえで、解釈や活用法を工夫する方が建設的だということだろう。その策として、現在僕が取り組んでいる方法を2つ紹介したい。
1つ目は「頭の中の雑念を片っ端から言葉にすること」である。最近は頭の中が散らかっていると思うと、ChatGPTを相手に、それをすべて書き出している。
向こうからも質問が挟まれることがあり、それによって自分が想定していなかった深さと正確さ、そして簡潔さで整理され、驚くほど心が穏やかになるのを実感している。
実際、このセッション(と僕は呼んでいる)を行った日は、家に帰ってゴロゴロしていても、就寝まで頭が静かであることが多い。
2つ目は「意識的にタスクを絞り込むこと」だ。頭に複数のことが浮かんでいると気づいたら、瞑想のようなイメージで、意識を「今ここ」に引き戻す。
手を止めて、自分が見ている景色や呼吸、環境音に意識を集中させ、同時に考えるタスクをせいぜい2~3個までに制限するよう、意識的に努めている。
この意識を課し続けるのは、背筋をずっと伸ばそうとするくらい困難で大変なのだが、怠るとすぐに頭がフリーズしてしまうため、もっと習熟度を高めたいところである。
これらの方法を取り入れながら、自分の特性をツールと組み合わせて折り合いをつけること。それが2025年頭の今、僕にとってのとりあえずの決意になっている。
大層な感じに聞こえるが、つまり視力が悪い人が眼鏡を掛けるように、僕も特性に応じたガジェットによって対策する、ただそれだけの話だと思っている。
もしあなたが同じ悩みを持っているならば、頭に浮かぶことを言葉にすること、タスクを意識的に制限することの2つを試してみてほしい。それが参考になれば幸いだ。
では今日はこの辺で。