精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

繁忙期で見えた"バグ"を、美化される前に棚卸し。

昨日は冬季講習をほぼ終えて、しっかりと休みを取った結果、自分の心身にポジティブなことが起きたという話について記事を書いた。

 

しかし、今日はそれを経た結果気づいた問題点について、思い出補正が掛かる前に記録しておきたい。今回は僕個人の枠を超えて、組織としてのそれに気が付いたのだ。

 

これは巨木の中に紛れ込んだシロアリのようなものだと思っており、放置すれば無制限に増殖し、木を朽ちさせ、やがて倒壊に至らしめるだろう。

 

大仰かもしれないが、それくらい恐ろしい未来さえ内包したバグだと、僕はネガティブ思考ゆえに捉えている。今日は以下、そんなあまり面白くない話を書いていく。

 

 

多忙を正解や前提に据えることのリスク。

 

今回の冬季講習でまず引っかかったのは、各人の仕事量を調整する役割を担当する人が、誰もいなかったという点だ。これは結構由々しき事態ではないか、と。

 

もちろん、校舎ごとのシフト管理は、各校舎長である方々がまとめればいいと思っている。しかし僕らは校舎長であると同時に、現場を回すプレイヤーでもある。

 

そのため、自分が受け持つ校舎の動きや、自分の担当するコマだけ見ているわけにもいかない。なぜなら、そのコマの動きには必然的に偏りが生じてくるためだ。

 

授業の上手さや人気ではなく、正直指導可能な科目や需要、それに力量を加味すると、特定の個人に仕事が集中する一方で、ほとんど仕事のない人も出てくる

 

例えば冬季講習中に週1回の休みを確保できている人がいる一方で、僕のように36日連勤に連なってしまった者もいた。似た動きの人は他にも、どちらにも数名居る。

 

このようなアンバランスさ自体には、実はさして不満はない。これ自体はこの業界が抱える前提のようなものであり、それは承知したうえで、僕はこの仕事を続けている。

 

しかし、それを是正しようとする人が誰もいないことには、僕は強い問題意識を抱いている。  多忙なのは可視化されているが、それを見てもダンマリなのはどうか。

 

正直、僕は性質上、僕が抱えているコマは、他の人に依頼することがすごく困難なものが多い。手前味噌だが、英検1級保持者故に受け持てているコマが結構多いのだ。

 

また、既に自分の裁量が及ぶ範囲でコマを依頼しても、休みがない。正直僕のシフトは客観的に見ても「しゃーない」感じはするので、無理に軽減しろとは言わない。

 

ただし、他の人のシフトには、疑問を抱くものもあった。この人は仕事を抱え込んでいるだけではないか?低学力の中1数学をこの人がする理由はなんだ?という風に。

 

それを手放さないから首が締まり、雇用が生まれないから大学生講師も育たない。でもその人は責任感が強い故、人に依頼するくらいなら休みを無くすタイプなのだ。

 

色々なメンタルの健康を説く本を読むと、方々で指摘されていることがある。それは、汲々としている人が、それを自覚して改善することはほぼ無いというものだ。

 

だから休ませる第一歩は、やや強権的になってでも、その人の抱えている仕事を全て棚卸しさせて、別の人が裁量をもって分散する方がいい、ということだった。

 

すなわち、校舎長たちが仕事を抱え込み過ぎかどうか、業務量がアンバランスでないかどうかを管理・監督するポジションが要ると、改めて思えたのだ。

 

しかし世間の考え方としては、「リーダー自身のスケジュール管理もまた、リーダー自身の責任」という認識が主流のようだ。実際、理想論としては確かにそうだとも思う。

 

とはいえ、責任感が強い人のしがみつき力は非常に強く、また頑固だ。それを肯定する文化であることはこの上なく不健全だと、やっぱり僕は思えてしまう。

 

あくまでも僕目線だが、今は不文律として、休みなく働く人が正しい、尊いという感じの文化が社内に生まれているように思えてならない。これはこれで恐ろしい。

 

僕にとって、休みを返上すること自体は苦ではないが、それでも肉体的にはしんどい。どれだけ楽しい遊びでも体が疲れるように、精神的に平気でも体は消耗する。

 

本当に限界一歩手前まで行ったこの冬は、自分の働きを完全にコントロールできないほど忙しかったことを認める。しかし、それを自己責任だと言われるのは腹立たしい。  

 

僕が仕事を依頼できそうな数少ない方々は、ぶっちゃけ他の人でもできる仕事で過労死しかけている。もっと大学生講師に仕事を割り振ればいいのに、不思議でならない。

 

「自分でやったほうが楽だ」という気持ちは理解できるが、リーダーまでそれを始めたら終わりだと、僕は自分に対して強くそう律している

 

ささやかな抵抗だが、僕は今、手放せる仕事を見極め、できる限り委任している最中だ。ただ、それが会社の方針と合わないならば、本当に不気味だと感じる。  

 

ということで、この冬に気づいた最大の問題は、現状の異常さに誰もメッセージを発信していないことになるのかな、と思う。

 

気づいているのに行動しないなら、それは気づいていないのと同じだ。見直すべき点は多いと感じる。  僕にできることがあるのかは眉唾なのだが。

 

では、今日はこの辺で。

 

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