精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

口コミの発生源が、想像と違った件について。(生徒編)

今日は「口コミの順番」について、昨日ふと気づいたことを記録しておきたい。具体的には、全然とまで言わないが”想像とまるで異なっていた”という話だ。

 

ただし今回の話は生徒目線の話であり、保護者向けの話とはまた別の構造になるかもしれない。その点はあらかじめご了承いただきたい。

 

昨日、生徒との雑談の中で「友達に塾のことを聞かれた」との話が出た。思わずテンションが上がったが、努めて冷静に、その続きを聞いてみた。

 

僕は正直、その子が友達に語る内容として、「どう成績が伸びたか」「英検1級を持っている先生がいる」といった話題が出るのではと想像していた。

 

実際、それらこそが訴求ポイントだと思っているし、それらをがっつり言語化した資材を用意して、属人化上等で最近は広報を行っているくらいである。

 

その熱はきっと塾生にも伝わっているはずだ。そういう自負があったからこそ、僕はある意味、その回答にはどこか決め打ちしていた漢字もあった。

 

しかし、実際に語られたのは、全く違う内容だった。以下、もったいぶって「続きを読む」から先に書いておく。

 

 

イベントこそ語られる。

 

その生徒は、僕が塾内で行っている「目標達成ご褒美制度」の話をしたらしい。この子にとって、この塾の魅力がそこにあるなんて、すごく意外なものだった。

 

具体的には、前回の結果や生徒一人一人の目標達成度合いをテスト後に照らし合わせて、達成した数が多ければそれに応じたささやかな景品を渡すというものである。

 

景品といっても高価なものではない。一番高くてもスタバの500円ドリンク程度だ。ちなみに目標達成が奮わなければ、ちゃんと褒美のグレードは下げている。

 

実際、去年は2学期期末のテスト後に、集団授業受講生全員にそこそこイイケーキを振る舞ったこともある。投資額は3~4000円だったが、ある意味安い買い物であった。

 

確かに、実際にサービスの一環にしている。とはいえその生徒が「テストを頑張ったらご褒美をくれる塾だよ」と友人に語ったというエピソードに、僕は少なからず驚いた

 

成績が上がった話でもなければ、面倒見の良さを語るでもない。テスト後のご褒美という、ある意味“イベントとしての記憶”が、最も印象に残っていたのである。

 

もちろん、面倒見の良さや学力向上は塾の本質的な価値だと思っているし、それを磨き続けることに一切の迷いはない。

 

ただ、生徒が語る“推しポイント”は、そこではない可能性があるという現実に、はっきりと気づかされた。

 

それに関連して思い出したのは、以前あるウェビナーで聞いた話である。地方の塾で、地元に愛され続けているところは、イベントを非常に重視する傾向があるという

 

それらの塾は、頻繁にイベントを打ち、帰属意識と安心感を醸成し、持続可能なコミュニティを形作っている。その構造の一端が、自分の実感として見えた気がした。

 

つまり、塾の理念や実績、雰囲気を”生徒に”語ってもらいたいなら、必要なのは“語るだけの体験”をきちんと設計しておくことだ。ネタを仕込んでおくこと、ともいえる。

 

成績向上や実績獲得はもちろん重要だが、それと同じくらい「どんなことをしてくれたか」「どういう体験をしたか」が、生徒の口コミの起点になっているのかもしれない。

 

正直、それに気づいていなかったわけではないが、ここまで“順番”に差があるとは思っていなかった。だからこそ今日、記録としてこの気づきを残しておく。

 

ということで、今日はこの辺で。

 

 

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