子供らしくあるとは、なんなのか。単に精神的に成長しないままという意味では、それはどちらかと言えば反社会的な性格にもつながり、好ましくないとされる。
とはいえ僕は、精神年齢が極端に高い人に憧れるかというと、決してそうではない。むしろそうなったら終わりだという、反面教師にしているほどである。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
ここでいう子供らしさとは、好奇心を殺さないという意味だ。いわば、偏見なり常識なり通念なりによって”かけさせられた”メガネを外す力だと言える。
そしてそれらをより面白く興味深いものにまで昇華させるには、いわば大人のような合理的・論理的思考力が必要というのも頷ける。
人は一つの意識の中に複数の自分を抱えているという。僕は常に、子供の自分と大人の自分を置いておきたいなと、つくづく思わされる。
ということで今週もまた、別の本を再読していこう。
- 5月5日(月) 余波は白アリの如く。
- 5月6日(火) 無料公開はアリかナシか。
- 5月7日(水) 終身雇用はアリかナシか。
- 5月8日(木) ぬるま湯よ、さらば。
- 5月9日(金) チップに宿る矜持。
- 5月10日(土) 増やせば増やすほどいいわけないのに。
- 5月12日(日) やる気のない・・・・。
5月5日(月) 余波は白アリの如く。

テロによる余波はまだある。それは内輪揉めの誘発だ。具体的には税金の取り合いを引き起こす、という。
詳しくは知らないが、乗っ取り系のテロが起きれば、公共交通機関の安全性を高めるための費用が増える。
しかしその費用は同時に、例えば使われた武器の規制強化のために回される予算という見方もできる。
こうしてそれぞれの立場の人達が丁々発止の議論を起こし……つまり、政治は鈍化する。テロとは本当に厄介な攻撃だと、つくづく思わされる。
5月6日(火) 無料公開はアリかナシか。

図書館は著者の敵か味方か。一見、読者が有料で本を買う機会を奪うことから、厭うべき対象にも見える。
しかし実際は、直接的な金銭の話以上に、そもそも市井に本を読むという機会を提供することの方が大事だという。潜在顧客を増やすためだ。
そもそもアニメも、無料公開で知名度を得て、購入に踏み切るアクションを採る人が大半なのだ。
プペル無料公開の際も指摘されていたが、それをためらうクリエイターに未来はないのだろう。
5月7日(水) 終身雇用はアリかナシか。

努力や功績に報いるための制度が、かえって研究意欲などを削ぎ、その後の生産性を奪う。
その代表格が、終身雇用制度なのだという。ちなみに筆者もその資格を持つというが、それでも廃止論者であるそうだ。
頑張らなくてもお金が入る。ファンコミュニティと違って出所が国なり大学なりだとすると、こんな怠慢が生じやすくなる。
競争の世界に、不安定な状態に身を置き続けよ。ゲームが好きな人とは、時に無邪気に残酷なことを言うように思う。
5月8日(木) ぬるま湯よ、さらば。

自分としてもギクッとする話だが、特権を失って狼狽するものとは、つまり特権に胡座をかいていた存在だけ、という指摘がある。
実績と能力があり、かつそれを維持して更新している人達にとっては、いわゆる特権など有って無いような物なのだ。
既得権に胡座をかいた瞬間から、人はどこか保守な思考を持つようになる。それは遊び心とは対極にある。
意識してどうにかなる問題なのかは分からないが、可能な範囲で僕も気を付けたく思う。
5月9日(金) チップに宿る矜持。

キャビンアテンダントはなぜチップを受け取らないのか。筆者の素朴な疑問は、網目状の仮説を生んでいた。
そうすることでどんな問題があるか?いろいろな国を渡り歩く職業故、その国の通貨がたくさんあっても困るから、だろうか。
それとも、キリがないからだろうか。提供するサービスは包括的ゆえにすごく細々と、そしてすごい数のものに至るからだろうか。
そんな筆者が搭乗中にチップを渡したところ、「私たちはウェイトレスじゃない」といって毅然と断られたそうだ。なんとカッコいい矜持だろうかとふと思った。
5月10日(土) 増やせば増やすほどいいわけないのに。

ミクロ経済学で習う概念に、限界生産力逓減の法則、というものがある。
仰々しいが要するに、「人なりマシンなりを増やしたことによる生産力アップは段々減るよね」みたいな話である。
例えば一人で教室掃除を行うより、二人でそうする方が早く終わるが、三十人でやれば三十倍早く終わる……わけではないのと似ている。
この場合はむしろ、減らす方が生産力向上に繋がることにもなる。少数精鋭の方が真理と言うのは、奥が深い話である。
5月12日(日) やる気のない・・・・。

徴兵制の是非はどちから。経済学的には大×なのだという。したくもない人にやらせるコストは高くつくそうだ。
基本的に強制と言えば人材自体は容易に集まるが、嫌々やるやつの方が圧倒的多数になる未来が透けて見える。
やる気があるやつを集めるというより、やる気が無いヤツを排除するために選抜はある、と考えた方が良いのかもしれない。
ちなみにそんなことをするくらいなら、既存の軍人への福利厚生を高める方が効果的でコストも抑えられるという。
それに対して既得権!といった感情のうずきで物を言うアホに、僕はなりたくないと思っている。
では今日はこの辺で。