精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

“忙しい”と“時間がない”を禁句にしてみたところ…。

最近、ずっと気になっていた本をようやく手に取り、コツコツと読み進めている。メンタリストDaiGo氏による『超時間術』である。

現時点では1周読み終えて、2周目の再読に入ったばかりだが、そこに書かれている内容を考え、実践していくうちに、目から鱗が何枚も落ちまくっている

 

端的に言えば、思い込みが破壊されていく、心地よい感覚があるわけで。ということで今日は、読書感想文を書くにはまだ読み込みが浅いが、備忘録がてら手短にまとめる。

 

 

ステレオタイプは大体嘘。

 

僕には正直、「忙しい状態こそ正しい」という思い込みが、今もある。時間がないのは当然で、むしろその方が健全ですらあるとすら考えていた。

 

空き時間がたくさんできるのは異常事態であり、それは自分が現状の改善点を見つける眼鏡が曇っている証拠に過ぎない。微差を積み重ねる限り、暇はないはずなのだ。

 

そうして見つけた改善点は、人に説明する間が惜しいくらい、とっとと消したい物だ。だから「自分がやった方が早い」という発想で、パッパと自分で処理していた。

 

また、以前から書いている通り、僕にとって休日の価値は著しく低い。何もすることがなく休むくらいなら、仕事をしていた方が何倍もマシだと本気で思っている。

 

こういったアレコレが何層にも積み重なり、深層心理に影響を与え続けたことで、いつの間にか僕の中では、「時間は常にないものだ」という固定観念が根付いていた

 

―だがこの本を読んで、さすがにその前提は見直すべきだと感じた。その理由は、実際にその反証たるデータを見たためだ。

 

まず最初に刺さったのは、「日本人は時間がない」という言説が、実はただの思い込みに過ぎないという指摘だった。

 

詳細な統計までは覚えていないが、日本の労働時間は先進国と比較しても飛び抜けて長いというわけではない。

 

実際、日本はワースト層には入っておらず、むしろ平均的な水準である。もちろん、サビ残を含めれば実態は違うだろうが、少なくとも名目上の数値ではそうなっている。

 

もうひとつの思い込みが、「忙しい人=仕事ができる人」というイメージである。これを読んだとき、なんかこう、「ギクッ」とする感覚を覚えた。

 

たとえば漫画『こち亀』のような作品では、仕事ができるキャラクターを描こうとすると、大量のスケジュールをこなす様子が描写されがちだ。

 

だが実際には、調査データによると“常に忙しくしている人ほど生産性が低い”という傾向があるらしい。

 

その理由は、仕事が細切れになりすぎて集中もできなければ、全然休養も取れていないことで体調を崩しやすいからだという。

 

かくいう僕も実際、今年に入ってから体調不良で仕事を止めたことが2回、コロナも含めれば3回あった。これが過労のせいかはわからないが、やはり身につまされる。

 

仮にその原因が「自己満足による仕事の詰め込み過ぎ」にあるのだとすれば、ここは真剣に見直す必要があると、身震いするような恐怖と共に、初めて感じたのだ。

 

この本では具体的な方法論が多々述べられているが、初めの第一歩として、「忙しい」「時間がない」という言葉を禁句にすることを提案している

 

だからまずは素直に鵜呑みして、それらの2つの言葉を、日常生活の中で意識的に使わないようにしてみている

 

すると、結構即効性があった。とりあえず無駄に焦燥する感じが減り、追い立てられて細々した作業をザーッとやっていく感覚がかなり薄れたのだ。

 

これまで「忙しい」「時間がない」と無意識に口にしていたが、これらの言葉がなんと自分から余裕を奪っていたことかと、今こうしてやっと意識下に持っていけたのだ。

 

時間が無いと思えば、どうせ無理という感覚が生まれる。最初の一歩にすら手をつけられなくなり、集中力も削がれ、作業が進まず、無駄に疲弊し、自責が強くなる。

 

そんな悪循環が確かにあった。そのことに気付けたのは、やはり非常に大きい。結果、タスクが連発してテンパったときにも、「落ち着く」ことができるようになった。

 

特に僕にとって効果てき面だったのは、本に紹介されていた「プレップ・ドゥ・レビュー」という方法だ。

hitorism.com

 

まずは呼吸を意識的にゆっくり行い、心を鎮めてから、そのうえで「今何をやるべきか」「どの順番でやればいいか」を考え、実際にその順で着手していく。

 

その後に「やってみてどうだったか」をレビューするという流れを踏むだけなのだが、僕の“テンパり癖”は、たったこれだけでかなり軽減されるから驚きだ。

 

こんな風に、本を読んで得られた知識を色々試しているわけなのだが、その中でも特に驚いたのは、仕事が定時より前に終わることが増えてきた点だ。

 

以前の僕なら、小忙しさのあまり、なんなら「定時が終わってからが本番」という感覚すらあったが、今では定時前にタスクがすべて終わってしまうこともある。

 

この変化は自分でも不思議だった。しかしこれは普遍的なことらしく、「週60時間働いていると自負する人の実働時間を調べたら、実は40時間だった」という話もあった。

 

つまり、残りの20時間はどこかに“消えていた”わけで、それこそ『チーズはどこへ消えた?』ではないが、『時間はどこに消えた?』なのである。

 

そしてそもそも、その“消えた時間”を発見し、日常性格をフィックスして取り戻すというのが、本の根幹にあるコンセプトなのだ。

 

さて。改めて念押しすると、この本は精神論ではなく、明確に実践方法が書かれたもので、時間術の本にありがちなスピリチュアル感もない

 

そのため、「意識高い系」の本にアレルギーがある人でも抵抗なく読める内容だと僕は感じた。それに、「実践しやすい」ようにまとまっているのもポイントが高い。

 

少なくとも僕は、この本を読んで「空き時間が多い=怠けている」という固定観念が完全に崩壊した。本一冊で壊れる程度の価値観だと言われれば、それまでなのだが。

 

“時間”や“多忙”に関して、頭の中で神話のように構築されてしまっている人は、一度この本を読んで、その神話を揺さぶってみるといい。おすすめの一冊である。

 

ということで、今日はこの辺で。

 

 

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