経済学を学ぶとどんないいことがあるのか。たまに問われることもあるし、たまに自分でふと考えることもある。
色んな意見があるだろうが、僕は「感情論抜きに世の中を見るための眼鏡が得られる」と、現時点では考えている。
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例えば最低賃金を上げると”一見”いいことに見える。消費税を上げるのは”一見”悪いことに見える。感情的に燃える人たちを尻目に、その理由までじっと見通す。
そのために必要なのは、そういう観点の存在を知ることだと思う。ただしこれは、世間に迎合していないと思われるというリスクも伴う。
しかしながらその対価が「悪ガキ」扱いされるだけというなら、なんと安いものだろう。僕はそう思っている。では今週も読んでいこう。
- 6月2日(月) みんなそうしているから…。
- 6月3日(火) 丸呑みは学習の基本だが序盤。
- 6月4日(水) 現代版・日本昔話のノリ。
- 6月5日(木) 惰性の罠。
- 6月6日(金) 中3で習うアレ。
- 6月7日(土) いわゆるプレミアム。
- 6月8日(日) 偉大とは目に見えぬものなり。
6月2日(月) みんなそうしているから…。

昔から思っていたことだが、マイホームとはかなり割に合わない買い物ではないか、と改めて感じた。
もちろん夢があるのは認めるが、その夢は僕にとって千万単位の額を動かすにはあまりにも小さいのだ。価格は乱高下するし、災害に遭えば全て失う。
家族ができたらその辺の事情も変わるのかも知れないし、実をいうと僕も一軒家に住みたいとは思っている。
ただ、そうすると究極的には中古家で満足だよなと、やはりそんなことを思ってしまう。なんというか、「王様は裸だ」と言ってしまった気分だが。
6月3日(火) 丸呑みは学習の基本だが序盤。

昔ほどではないが、僕はビジネス書と括られる本が好きで、大体一日のどこかで、いつも何かしらのそれを読んでいる。
世の中を知らない頃は「答え」が知りたくて色々調べていた感じだが、今はその狙いはそこまで重視していない。
単に、その人の答えが同時に、僕の抱える悩みの解になるかどうかは、あまり関係がないためだ。それは一つの参考であり、必勝法と銘打てば、それはつまりウソなのだ。
何事も知ったら試したくなるのが僕の性だが、同時にそれをすぐに観察して、我流を混ぜたくなる辺り、トクな性格だと感じてもいる。
6月4日(水) 現代版・日本昔話のノリ。

累進課税という言葉がある。かれは公民の教科書にも「当たり前でしょ」という温度で書かれている話だ。
しかしこの制度に対してひねくれた目線を向けるなら、「稼げば稼ぐほど徴収額が増える」ということになる。
どこかのスレで見たが、「働いたら罰金」という表現は、誤解も招くが比喩としてとてもわかりやすい。
稼げば稼ぐほど、所得税・法人税と合わせて持っていかれ、おまけに嫉妬されて根も葉もないゴシップを並べられる。
日本は稼いでいて楽しい方の国では多分無いだろうなと、中間所得層でさえ別に無い僕であっても、そう思う。
6月5日(木) 惰性の罠。

基本的に、定食屋に行った際、唐揚げ3個よりも5個の方が、単価は低くなりやすいものだ。
しかしそれが常識になっていると、もしかしたら痛い目に遭うかもしれない。それは筆者の体験談にもある。
端的にいえば、筆者が立ち寄ったレストランでは、手羽先のフライが入った定食について、6つ目までは安くなるが、7つ目でむしろ値上がりをするそうなのだ。
その計算式は乱暴にいえば「四捨五入」とでも言うべきもので、キリが悪いから端数を捨てたに過ぎない感じだ。
結果、額面はスッキリだが、値上がりはしてしまっている。愚か者に課される金の罠は、思った以上にそこら辺にあるらしい。
6月6日(金) 中3で習うアレ。

物の高いと安いについて、やたら陰謀論というか、悪代官みたいなのが間にいると高く、そうでないと安いという考え方をする人がいる。
正直価格設定など、もっとシンプルに決まっていることがほとんどだ。大概のことは需要と供給と均衡価格で理解できる。
最近米が高いのも、供給量が減っているのは勿論だが、「米不足!」と煽られた人や転売屋などによって需要が上がったことのダブルパンチでもある。
かくいう僕は別に麺類やイモ類でも全然問題ないタイプなので、そこまで激しい影響は別に受けてはいないのである。
6月7日(土) いわゆるプレミアム。

転売封じとして、最初のロットが出た後に追加生産をするという方法がある。これはネット上でとてつなく歓迎される行為だろう。
理論上、希少性が失われれば、価値が暴落して転売屋は仕入れ値さえ賄えない。だから「ざまぁ!」になる、と。
しかしそれが成り立つのは、本当に最初のものと後のものが、完全に同じ価値のときだけだ。
例えば遊戯王のカードでは大会参加者限定品というのがあるのだが、今では再録されたため、同じカードを手に入れること自体は簡単だ。
だが、「大会参加者が貰えたそれがほしい」という人はまだまだ存在する。しかもその辺はカード番号などで区別可能だ。だから目玉が飛び出る価格がまだ付いているのだ。
市場原理は人間の欲を反映させるというが、確かにそうだなと改めて思わされる。
6月8日(日) 偉大とは目に見えぬものなり。

僕も本で読むまで気付かなかった話なのだが、例えば顧客からのクレームをいなし、翻意させるのが得意な人は有能だろうか?
僕はそう思っていた。だがよく考えたら、本当に有能な人はそもそもクレームを起こさないという指摘にはハッとした。
というのも、緊急時に死傷者を出さずに無事着陸させたパイロットは確かに偉大だ。しかしそのフライト以外が無事故である方が尊いという指摘の納得度も相当だ。
目先の派手さに真実が歪められる。僕も冷静に俯瞰できるようありたいと、改めて意を強くした。
では今日はこの辺で。