意識して「できるようになる」のはとても難しい。この仕事をしている僕も、生徒にそれを起こすことはもちろん、自分で自分にそれを起こすことにとても難儀する。
その理由は色々あるが、「できた」ときに、「できなかったときの景色」を全て忘れてしまうからではないか、というのが1つある。
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僕は身長が169㎝なのだが、150㎝の頃の自分がどんな景色を見ていたか思い出すことはもう不可能だ。それに近いのかもしれない。
この本を読んでいると、「皆が違和感なく受け入れている発言」を字面通り受け止めず、裏を考えて分析を差し挟むことが同時に行われていて、そのスマートさに感嘆する。
僕もこれをできるようになりたい。だがそのためには何をどうすればいいのだろうか。この本を引き続き読みながら、再現性を得られればと思っている。
では以下本題だ。
- 6月9日(月) 安かろう、悪かろう?
- 6月10日(火) 扇動されたくないという思い。
- 6月11日(水) 増税を悪代官と直結することなかれ。
- 6月12日(木) 万人が依存しているものはあるか?
- 6月13日(金) 依存する人、”される”人。
- 6月14日(土) インセンティブを読むことは難しい。
- 6月15日(日) 57577。
6月9日(月) 安かろう、悪かろう?

飛行機代をどうにかこうにかケチろうとする人は多い。少しでも安く運んでもらえるなら、それに越したことは無い、という話だ。
だが、仮に自分が何かしらの病で手術が要るとなったとき、そこに「安くしたいから研修生に執刀させてよ」という人は皆無だろう。なぜなら命が絡むからだ。
しかし命が絡むという意味ではパイロットも同じのはずだ。だが市場原理は「安さ」を求め、その分の負担は彼ら・彼女らにのしかかる。
あなたが乗っているものに、あなたは命を預けている。電車でも車でもなんでもそうだと言われればそれまでだが、忘れがちな真理、ふと思い出してぞっとしている。
6月10日(火) 扇動されたくないという思い。

最近物価が上がっているとよく言われる。確かにそれは、光熱費と米において、僕も強く感じる。
しかし、それがシンプルに構造のバグで値上がりしているのか、単に今まで安すぎたのが適切に戻っただけなのか、その判断は難しい。
例えば今の米が高いのではなく、それまでが安すぎたのだとしたらどうか。別に調べる気は無いのだが。
扇情されて感情的になると、本筋はすぐに見えなくなる。僕はできることなら、本筋をしっかり見続けたい。
6月11日(水) 増税を悪代官と直結することなかれ。

増税というと、刹那的に感情的になる人がいる。課税される自分は可哀そう、私腹を肥やす政治家打つべし、みたいな義憤?に駆られる様子をたまに見る。
僕はそういう人たちと一緒に飯を食べたくないと思うタイプだ。ゴシップが大好きで、会うたびに仮想敵の愚痴を聞かされる人とは、シレッと縁を切り続けている。
そもそも増税はなぜされるのか。そこを考える人は少数派だと思う。例えば社会保障費のグラフを見たことはあるか、と言ったところから僕は問いたい。
或いはガソリン税を上げることは、ガソリンの消費を減らすことに繋がり、つまり自動車の利用が減るから巡り巡って環境にイイという面だってある。
中学1年生の国語の教科書に、「ちょっと立ち止まって」という名作があるが、これを実践できない人とは、やはり僕はどうしてもお近づきになりたくはない。
6月12日(木) 万人が依存しているものはあるか?

依存性があるものと言われると、酒・たばこ・ギャンブル・ドラッグといったアレコレが具体例として浮かぶのではないかと思う。
しかし、僕は断酒に入るまではかなりの大変さを覚えるほどアルコールが好きな一方、5年吸ったタバコは「止める!」という意思一つで禁煙ができてしまっている。
また僕の周囲ではパチンコに行かないと気が狂いそうになる人がいる一方、僕はパチンコ店の派手なネオンと騒音で頭がおかしくなりそうになる。
千差万別あるのが人間だが、それらが共通して依存しているものはあるのだろうか。非合法とか病的なものの話は多分出てこないと思うが、次章は楽しみにそれを待ちたい。
6月13日(金) 依存する人、”される”人。

「人依存」という言葉がある。これは確かにあると思う。いわゆるヤンデレやメンヘラとされる人たちがそうで、どうにも女性の方が多い印象を持つ。
だが、男性にもそれはあると思う。ただ表現する言葉が違うだけだ。例えば「子犬系」とか「束縛する」とかがそうではないかなと。
そしてそれが突き抜けると新興宗教の辺りに行きつくのかなと。依存する人の存在はたまに聞くが、”依存される人”の方はあまり知らないな、と。
それはカリスマとか人望とか人格者と言った言葉で包まれているのではなかろうか。そう思うと、無邪気にその言葉を額面通り受け止めるのは怖いように思えてくる。
6月14日(土) インセンティブを読むことは難しい。

Xのフォロワー数があと少しで400000人という段階で、筆者たちはある実験を行った。
それは、ドンピシャでその番号を引いた人に、景品をプレゼントというものだ。そして実際、その人は現れた、と。
ただ不思議なことに、その後に蓋を開けると、元々の登録者数を下回ってしまったそうだ。
こういうキリ番システムで勝つには、何度もフォローを解除しては登録するというリセマラが鉄板のシステムだ。
その結果がこのフォロワー数減と言うのは、人間のインセンティブの難しさを示唆していると思えてならない。
6月15日(日) 57577。

文字数を削れば削るほど、それで表現されるものはどこか芸術的だとされる。
例えば短歌や俳句もそうだろう。あの短い文字数に、広い世界を表現できる人こそが歌人とされる。
秀逸なフレーズというものは、得てしてとても短い。凝縮されきったエキスとでも言おうか。
それを搾り出すためには、そもそも膨大な量の原液を持っていなければ始まらないだろう。
不勉強なままでは秀逸なフレーズなど創れない。主客転倒を起こさないよう、僕も気を付けたい。
では今日はこの辺で。