精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【英文読書ルーティン日記246】"When to rob a bank"再読感想ブログ31 ~ここの悪、あちらの善~

僕はいわゆる、例えば秀でた身体能力とか、楽器の神童とか、卓抜した演技力とか、全テストで90点以上を出せるとか、そういう分かりやすい才能はもっていない。

 

そういう意味では僕は、サイダネを貰い損ねて地上にやってきた桜ヒデユキに似たような状態だと思っていた。テンテンくんを読みながら、僕は自分を重ねていたほどだ。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

だが大人になって、もっと冷静に、そして広く複雑に世の中や自分を観察できるようになると、僕にもまた、誇っていい才能があることに自然と辿り着けた。

 

それは大体のことを面白がれるというものだ。何なら嫌悪でさえ、観察や実験の対象として、どこか歓迎できるようにもなってきている。(程度の差はあるが)

 

そういうのをギフトとして肯定できるようになったのは、やはりこの本、もといこの著者たちのおかげだと思っている。

 

だからこそ僕は、その出会いと発見に感謝しながら、今週も読み進めていく。

 

 

9月1日(月) 餅は餅屋。

 

厳罰を施しても犯罪が減らないなら、一体どうすればいいのか。誰に助言を仰げばいいのか。すごくシンプルだが、その当事者が一番だと言われれば確かに、と思う。

 

元ギャングの人曰く、「厳罰化しようが、カネに困った居場所のない鉄砲玉は山ほどいるんだから、そいつらにクサい飯を食わせりゃ解決」という怖い論理を語っていた。

 

だからこそ、「厳罰化することで罰金を重くすれば、犯罪率こそどうせ変わらないけど、お前らの懐は潤うだろ?それでどうだい」という提案を、彼はしていた。

 

インセンティブを一歩進めて考える。この視点は確かに欠けていたと同時に、これこそが”現場”に身を置いていた人の思考かと、何か震えるものを感じた。

 

9月2日(火) 惰性に気づく。


アメリカで暮らすために必要な書類の申請に、おかしな質問がまだ残されているそうだ。例えば「共産主義に関わったことはあるか」などなど。

 

80年前とかなら聞いておかないといけない質問だったかもしれないが、ここまでグローバル化した世界において、それがどこまで意味を持つのか?

 

ただ、それ以上に僕が気になるのは、「はい」と答えるアホはいるのかどうかだ。ネタで書くにしても、それによって居住権を失うので、どっちにせよアホだとは思うが。

 

これを無理やり自分に活かすなら、こんな感じのマンネリズムで思考停止したルーティンや行動が日常に組み込まれていないか、そういうところの見つめ直しかなと思う。

 

9月3日(水) 悪名は無名に勝る、が・・・・。

 

野球の技能やカリスマ性は図抜けているか、素行面に不安ありと言われ、獲得を見送られた選手がいる。

 

結果彼は暴力沙汰などを起こしてしまい、属していたチームを放逐され、転々とし、人知れず引退することとなった。

 

能力主義な人は、ウェットな部分がおろそかで、想像が及ばないということも珍しくない。

 

真に能力がある人は、人間の感情的めんどくささも承知しながら結果を出せると僕は思っている。「俺はできる!だから許される!」というのはゲームの中の話なのである。

 

9月4日(木) しない人をさせることは非常に難しい。

 

法律の制定が何かの後押しになることはあるのか?これもまた、単純に物事が進むようにはいかない、回りくどい現象があるらしい。

 

例えば減税などの施策で、起業や開業を促すというのがある。そうすれば、やる人は増えるだろう、と。

 

しかしやる気がある人は、そういう法律の施行を待たず、もう始めていることの方が多い

 

いくら待遇が変わっても、「もっと条件が良くなるかも……」と考えて尻込みしてしまうのだろうか。なるほど、身につまされる話である。

 

9月5日(金) 固定した瞬間ズレる常識。

 

「こうすると、こうなる」という厳密な流れが好きな人は、数学が好きなんだと思う。だが僕は、それが苦手だ。そんなシンプルじゃないのが世の中だと考えているからだ。

 

社会科学の話を見ていると、「こうすると、こうなる」の関係性は、国や時代で大きく異なることがある。

 

さらにいえば消費期限が数年みたいな調査もザラだ。テクノロジーは、人間の行動さえ大きく変えるためだ。スマホ台頭前後で、人間の暮らしは大きく変わっている。

 

「こうすると、こうなる」という関係性は、あくまでも参考材料に留めること。これが落としどころとして一番妥当なのではと考えている。

 

9月6日(土) 多角的の体現者。

 

問いを様々な方向から見つめ直すのは、それこそ筆者の得意技だ。例えば銃による死傷者を減らしたい、とする。

 

そのためには、「なぜ人々は銃を持ちたがるのか?」と問い直す。それを知るために質問を重ねる。

 

あるギャングは、「銃がなければ俺じゃない」とばかりに、自分の存在意義ごと銃に置いていると語っていた

 

そういえば日本で大規模な士族反乱が起こるきっかけとして、廃刀令があったと学んだ。

 

武士が武士たる要素の最たるもの。それが奪われたことで、けっ起に繋がったように習った。この話とのリンクを、僕は感じる。

 

こうして網羅的に物事を眺められると、勉強は楽しいと、純粋に思わされる。

 

9月7日(日) 教え、育まれ。

 

犯罪を防ぐ鍵はなにか。ここで出てきたのが、家族の支援というキーワードだった。巡りめぐってここに来たか、と。

 

得てして犯罪や非行に走る子は、家庭環境や生活環境に影響を受けた結果であることが多い。

 

ドラッグが普通のエリアでは、それは悪いことではなく、大人の嗜みとなる。そこでの善を悪と呼ぶのは難しい。

 

そしてその問題に取り組んだとして、それが結実するより前に、確実に親世代は世を去るだろう。

 

何度も振り出しに戻りながら、それでもこれを何とかしたいと思える人たちは、果たして現れるのだろうか?

 

では今日はこの辺で。

 

 

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