精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

”メンタルのブーストは3ヶ月が限界説”を徹底的に分析する。二度とそうなりたくないから。

僕はつくづく運が良いと思うのだが、かつて(といっても2週間前くらい)苛まれた【疲憊】の状態からはスムーズに抜け出すことができたらしく、心身共に健やかである。

 

僕は「鬱の爆発」と呼んでいたのだが、実態はどちらかと言えば、枯渇していることを誤魔化していた身体機能が、限界を迎え遂にストップした、という感じに近い

 

例えとして合っているかは微妙だが、「ないのにある」と騙り続けて、ついに崩壊したという意味では、マドフ事件とそっくりだなと僕は勝手に納得している。

www.nikkei.com

 

そして元気を取り戻して以来、僕の精神に何が起きたのかを純粋に知りたくて色々な本を読んでいるのだが、その全てで指摘されていることがあるのに気が付いた。

 

それは、「無茶が利く状態は3ヶ月がリミット」というものだ。精神を張り詰めさせ、高揚させ、ヘンな脳内物質を出し続けられるのは、3ヶ月で綺麗に限界が来るという。

 

実際過去のブログ記事を読み返してみても、綺麗に疲労困憊を感じる3ヶ月ほど前から、僕のメンタルの興奮が始まっている”のがわかったのだ。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

将棋で言う感想戦みたいなことができるから、日記として毎日記事を書いておいて良かったなと、今は強く思う。その素材を活かし、しっかり検証しておかねば。

 

それらを基に、”メンタルのブーストは3ヶ月が限界”ということを、この記事で徹底的に分析したい。だってもう二度と、そうなりたくないから‥。

 

という話を以下つらつらと書いていく。

 

 

僕の決定的なミスとは。

 

当時の僕がよかれと思って取り組んだことで、結果として思い切り僕に仇成したものは、一つ明確に自覚している。それは自分を徹底的に追い”詰めた”ことだ。

 

そのときの僕は”ゾーン”と呼称したが、多分実態は脳内麻薬の分泌過多によるものだと思う、興奮と鎮静を行きつ戻りつする不思議なメンタルに、当時の僕は在った

 

それはいわば非常に快い気分であり、それを維持するのみならず、さらに深化させていきたいと、心の底から思っていた。ここだけ切り取れば薬物中毒者だが‥。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

それこそが念頭だったので、休日は全て意識的に潰し、空き時間で経理の勉強をするなどして余白を消し、ひたすら密度を高めて全エネルギーを注ぎ続けた。

 

その結果、確かにある程度の成果は出たことは客観的に見ても感じるのだが、と同時に、”使ってはいけないエネルギーにまで手を出すことになった”ということだろう。

 

精神力も体力も、完全に枯渇した状態。ゾーンを経た結果、究極の集中ではなく完全なる疲弊に至るとは、なんと皮肉な話だろうか。

 

自分にマッチした「休み」を定義する。

 

ここで僕がするべきだったことは明確だ。必死で取り組むべき課題が目の前にある状況だろうが、プロとして”休む”時間を取らなければならなかったのだ。

 

尚、これは休日という話に収まらない。戦場という苛烈な現場だろうと、時には仮眠をとって回復に努める軍人のように、戦略的に自分の神経を休めないとだめなのだ。

 

そのことがよく分かった。しかしなぜ、今まで僕はそれができなかったのか。それも今は、言語化できている。【休養】と【退屈】が区別できていなかったからだ。

 

休養を説く本は大抵、「なにもせずにだらだらと過ごす」とか、「したいことだけやる」という時間の使い方を奨励しているが、僕はそういう余暇がめちゃくちゃ嫌いである。

 

それはいわば人生の空費とさえ思っている。何もすることが無いのなら、じゃあ仕事をして金を稼いだ方がイイ、現状を変えるために行動した方がイイ、と思うのだ。

 

結果がなんと悲惨だったか、今思えばよくわかる。と同時に、【退屈】という時間が嫌いなのにも嘘偽りはない。だから折衷案が必要だったのだ。

 

今のところ一番収まりがいい折衷案は、休日だろうが徹底的に設計し、計画通りに過ごすことだった。休むために何もしないのではなく、休むための行動を詰めるのだ。

 

とはいえ、メンタルが万全に戻ったかと言われれば、まだ怪しい。だからまだまだ休養重視モードを切らない方がいいと納得しているのだが、計画が無いとすぐだめになる。

 

自分が裁量を持ちながら、自分が主導権を持ちながら、休養をキッチリ取る。二度と疲弊しないためにも、そのことは強く意識しておく次第である。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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