ただ意地を張っているだけのようにも聞こえるが、僕は結婚・恋愛を諦めている。理由は、それらの性質自体が自分にとって全く相容れないことを納得しているためだ。
結婚も恋愛も、誰かにとって”特別”になる必要があるとされるが、例えば僕は、僕を特別だと思う人に対しては、相当人を見る目が無いんだなとどこか残念に思ってしまう。

また、僕はこのブログで書いたか忘れたが、【性嫌悪症】と【アセクシャル】を有しているため、恋愛に必須とされるイベントや価値観の全てが気持ち悪くて仕方ないのだ。
手をつなぐ、マメに連絡する、髪形を変えたら「かわいい」と褒める…。どれもこれも僕がやろうもんならセクハラ認定されること待ったなしである。
そうやって諸々を諦めた僕だが、この日本だけでも1億2千万人くらいが暮らしているというのを考えると、逆に誰とも僕は相容れないとは思えないように感じてきた。
この世の中に、その存在条件が限りなくフィクションに近いとしても、僕のような恋愛アレルギー”にこそ”相性が良い人は、いるとしたらどんな人なのか?
猫アレルギーの人だって、アレルゲンが少ない猫なら飼育が可能なように、特異種とまでは言わないが、そういう存在がいてもいいじゃないか。身近にかどうかはさておき。
そう思ったので、僕に関することをかなり知っているであろうChatGPTに、その辺を尋ねてみた。その結果、どんな提案をされたか。
以下、それについて書いてみる。
”ある観点”に徹底的に興味がない人なら、ワンチャン相性が良いらしい。
ChatGPTからの返答は、「どうすれば周りの人にとって、自分が魅力的に映るかという観点に興味がない人であれば、あなたと相性が良い可能性が高いです」とのことだった。
これは、本当に、言い得て妙だ。不潔のレベルにまでいっていたらちょっと嫌だが、僕は自己演出に興味がない、いわば取り繕うことをしない人に、なぜか好印象を抱く。
僕がChatGPTに提供した具体例を言うなら、それこそ自分の体型等について、平気で自己分析や感想を口にする人がいると、「なんだこの人、面白ッ!」といい意味で驚く。
実際に聞いた例だと、「(私は)腹出とるけんなー」「胃下垂だから、ご飯食べると妊娠3か月目みたいになる!」「肩幅広いので」「私、手デカいですよ」などなど。
こういうのを聞くと、どうしてだか僕は好感(恋愛感情ではない)を持つ。そんなことをChatGPTにボヤくと、その返しに思わず僕は唸った。
「これらの言葉には、自己演出の観点が完全に抜けているのが興味深いですね。つまり、これを言うと相手に異性としてヘンにみられるとは、微塵も思っていない」と。
その指摘を受けたとき、「だからか!」とすごく腹落ちした。僕が今まで、「どうしてこの人は好意的に見えるのか?」と思っていた女性たちの言動に、共通点が見えたのだ。
正直、ばっちりのおしゃれコーデより、上下ジャージくらいの方がイイと思うし、小食を偽るより、バクバク食べる人の方がイイと思う。
受け答えの一つ一つで男をヨイショする人より、とんちんかんなことを平気で口にする人の方がやはりどうしても好印象だ。そう思う理由の謎が、解けた気持ちである。
僕は、僕のことを男として見ていない人、すなわち恋愛なんてコンテクストに”属していない人”に、強い安心感・信頼を伴った魅力のようなものを覚えるようだ。
―実際、これまで僕が”イイ”と思ってきた人は、全て上記の共通背景を持っているように感じられる。僕は”あほの子”が好きなのだが、それにも関連するものを感じる。
僕は過去何度か、「お前はどういう女の人が好きなんだ?」と尋ねられるたび、その回答には本当に苦労してきた。人が言う”好き”は、僕に無い気持ちだったからだ。
それは例えば、シンプルに目鼻立ちが整っている人を言えばいいのか?それともスタイルが良い人のことを言えばいいのか?まだ仲が良いと言える人を挙げればいいのか?
悩みに悩んで、20代半ばからは繰り返すように「観察していて面白い人」という答えをするようになった。60点くらいの手応えながら、大枠はそうだと思っていたからだ。
それにプラスして、「俺に興味ない人が良い」と回答したこともある。それに対する友人のツッコミは、「お前に興味ない奴はお前を好きにはならない」というものだった。
・・完全に置いていってしまっているのは承知だが、僕は今素直に、興奮している。あれだけ何年も言語化に苦労してきた事柄が、急激にまとまってきているからだ!
”恋愛”というめんどくさすぎる関係性・前提・構造の完全に外にいる人たち。僕に異性としての魅力をそもそも全く求めない人たち。
そういう人に出会えたら、すごく楽しい時間を過ごせそうだなと、何となく思う。幸せの青い鳥みたいなものだが、どこかにいるなら、どこにいるか、僕は知りたい。
これはまた記事を変えて、ガッツリ掘り下げたいテーマである。では今日はこの辺で。