僕は行動が遅いとずっと言われてきた。だからそう思い込んできた。つまり自分は明白な課題が、誰の目から見ても明らかな状態で、表面化しているということだと。
そんな状態で20年以上過ごしてきたが、「正直それは大枠ではあっているが、解像度が低すぎる」と思い直したのがここ数年の話である。

僕は確かに行動が遅いのだが、それは処理速度が遅いということではなく、”取り掛かりが遅い”ということだ。これは未だに僕の課題として残っている。それは認める。
だが、それ自体に腹を立てているのは、実は僕もそうだという面もある。何年経っても直らない、ファーストタッチの遅さ。なんでお前は直らないだと、僕が僕に憤る。
例えば、1日にドカンと片づければいいタイプの事務作業を、毎日コツコツ5分の仕事に分割して報告する意味がわからない。だから放置し、そして遅いと叱られる。
また、余裕をもって行動しなくても間に合うのだったら、根詰める方が損だと思うので、いつも15分前出社かっきり(たまに遅れて)で職場に到着している。
電話は大嫌いなので、ギリギリまでテキストのメッセージを送るなど、他の形式のやり取りで済まそうと頑張る。だから「はよせいよ!!」と眉を顰められる。
いい加減、こういう迂遠な感じに腹が立ち、堪忍袋の緒が切れそうだった。何があったかというと、今日は今日で、ちょっと遅刻しかけたのである。
てことでそれを踏まえて、徹底的に調べてみたことを備忘録としてまとめてみる、そんな記事を書いてみる。
とりあえず、行動が遅い人あるあるを自分に当ててみる。

まず調べてみたのが、いわゆる【行動が遅い人あるある】だ。例えば、行動が遅い人は得てして、「自尊心の低下」が原因だ、という声もあった。
やってもできないんだからしたくない。そういう抵抗のせいで、行動の鈍化が起こる。無能な自分を曝け出すのは嫌だ‥と。正直、これは僕には全く当てはまらない。
それよりかはもっと原始的な感情というか、生物としての本能というか、そういう「自分でもなぜかわからない部分」に、そのバグの原因があると感じるのだ。
その観点を基に色々調べ直したところ、「あぁ、超わかる!」という声をいくつか見つけることができた。
実際、「少しでも時間的余裕があると、即座に別の行動で埋めたくなる」という、多動性のような思いを書いている人がいた。僕はこれに心底同意する。
例えばレンジで食べ物を温めているとき、それをただ待つということが我慢できず、皿を洗ったり、拭き掃除をしたり、そういう行動でパツパツにしたくなるのだ。
結果、元来の、そもそも甘い時間の見積もりがどんどん崩れ、結果として行動が後ろにズレていき、酷い場合は遅刻などに繋がっていく‥ということだった。
他にも、めちゃくちゃギクッとした文言に出会った。それは以下の通りである。なんというか、僕の心を勝手にのぞかれて、言語化されたかのような衝撃だ。
「早めに動いて少しずつ行うのではなく、短い時間でまとめてやればよい」
実際今も、毎日1~2枚ずつ増えるアンケート用紙の数値打ち込み➡報告というのを日次でやる意味が解らず、どんどん溜めて、まとめてやろうと思っている。
正直何度も「マメに報告しろ!」と釘を刺されたが、こればかりは「そんな無益なことをなぜしないといけないのか」と思って、本当に腰が重い。
―こんな風に、僕と同じような課題を持っている人は、この世にたくさんいるようであり、それ自体の安心感は本当に強かった。
そして事例がたくさんあるということは、対処法もまた同様ということだ。ということで以下、そこで紹介されていた方法論の内、合いそうだと思ったものを紹介したい。
”いいから、やれ!”が最強説。
身も蓋もない話だが、一番多かった助言は「とにかく始めてしまえば、このタイプの人は勝手に自走する!だからやれ!!」という超アツい背中押しであった。
まずはこのマインドセットをしっかり構築する。細かい施策は全てその後!とでも言わんばかりに、具体策は確かに色々あったが、その根底は「いいからやれ!」であった。
一番手頃なものとしては、普段僕も無意識にやっていた、「数分だけ着手」といった行動だ。全てのタスクを「未着手」から「進行中」に強制的にスイッチする。
そうすれば、「終わっていない状態そのものが非常に気になる」という特性そのものが強力なエネルギーになり、気づけば結構な量をクリアしている、と。
そして僕の中で「これはいいかも!」と思ったのが、先行逃げ切り型タスク処理だ。どこかでドカンと作業時間を取り、貯金を作ってから、コツコツ型の作業に戻す。
実はこのブログもその類であり、記事のストックは実は常に3日分ある。去年コロナに罹患しながら更新が途切れなかったのは、このストックがあったのが大きい。
この場合はとにかく初速が大事であり、前半の2割程度の時間で、全作業量の8割程度を終わらせるくらいの熱量が必要という指導もあった。これは結構、目から鱗である。
今すぐ行動に起こせることから始めて、エンジンが起動したら勢いそのままにガーッと処理する。
そしてそこで出てきた、出来ないこと・不慣れなことは、丁寧に、かつ分解してから、コツコツ取り組むルーティン的な作業に割り振ってしまう。
それに似た助言としては、翌日に控えている面倒なことは、前日(退勤前)に10秒だけ着手しておくのもイイとあった。これもすごく納得感がある。
尚、僕には腹落ちしなかったが、各作業が終わった後の切り替えを先に用意しておくといい‥という人もいた。これが終わったらアイスを食おうとか、そういうやつ。
正直、これはあまり自分にはハマらない気がしている。気分転換が”要る”と思うことが非常に少ないからだ。
―というのを統合すると、僕自身が自分を制御するために必要な施策としては…
① パッと終わるタスクはとりあえず着手する
② 結構時間を食われそうなタスクは、最初に時間を多めに投入する
③ 完成形が見えたら、そこからはルーティンワークとして扱う
みたいなもんじゃないかなと感じる。こう見直すと、「やってみよう!!」とワクワクする気持ちが湧いてくるので不思議である。
また気になる成果が出たらシェアします。では今日はこの辺で。