精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

「全てのことは自分のせい」というセリフのダークサイド。

僕はいつからか、全ての物事は自分のせいだと思い込むクセがついている。この要因は恐らく複合的なもので、自分が長男であることも関係している気がする。

 

相手が不愉快に感じたら、それは自分の不手際であり、相手が不満を覚えたら、それは僕のエンタメ性の不足が理由となる。そんなのを逐次自分に当てはめてしまう

 

これが時折自分に苦しさを生むことも承知している。だが、世の中で突き抜けた人は異口同音に、「他責の非生産性」と「自責のエネルギー」を説き続けている

 

全ての物事を自分のせいだと受け止めることから、次の飛躍は始まる。人や環境のせいにする限り、永遠に前進はない。これは神様からの課題なのだ―…。

 

そして僕は、全ての物事をそう解釈し続けることを選んだ。だがどうしてもそのどこかに呑み込めないものとか、そういうのも感じる。

 

例えば家庭で何かトラブルがあって機嫌が悪いときに、それを僕にぶつけてきたとして、その怒りまで僕のせいだと捉えるには、むしろどうすればいいのか?

 

とはいえやはりどの本を読んでも、言葉を聞いても、「それはつまりお前の器・格、そういった人間としての総合力の問題だ」というところに結ばれてしまう

 

この世の中にはすべてを周りのせいにしているちっぽけな奴らが、たくさんいる。その中で、俺が全て請け負うと言えば、それだけで差別化でき、魅力となるのだ。

 

・・・でも、でも‥。という何かが拭えない。そんなもやもやをずっと過ごしていた折、ふと急に、「全てのことは自分のせい」という言葉の、負の面を閃いたのだ。

 

今日はその負の面について、以下この記事を通じ、丁寧に整理してみたいと思う。

 

 

”全てを自分のせいにしてくれる存在”は・・・・都合が良い。

全てを自分の責任として引き受けてくれる【上役】がいることは、確かに頼もしいことである。この懐の深さによる安心感は、言葉では言い表せないほどだ。

 

だが、そういう人は滅多にいない。だからこそ尊ばれるのであり、だからこそ「あなたはそうなろう」と説く本が、ひっきりなしに出版されるのだろう。

 

では、”本当に世の中、自分の責任として受け止めない人が、そんなに圧倒的多数なのか?”ということを、時折疑問に感じる

 

これだけ啓発されるのに、なぜそういう人たちはリーダーに上がってこないのか。その理由については、一つ、ある仮説を持っている。

 

それは、全てを自分の責任として引き受けてくれる【部下】は非常に都合が良い存在であり、だからこそ昇進を何度も阻まれてしまっている、というものだ。

 

何か悪いことがあれば、率先して矢面に立つということは、裏を返すと「人並み以上に失敗を重ねている」ということになる。これは評価のキズとなり得る。

 

それに、こういう存在がいる限り、例えば上司が姑息な人間で在る場合は、彼に累が及ばないようにあちこちで利用されるのがオチになることもあるだろう。

 

現場で不手際が起きれば「行ってこい」、面倒な顧客に絡まれたら「頼んだ」。こんなことを重ねていくうちに、その人の評価は毀損されていく。

 

もちろん、論点が飛躍しているのは重々承知しているが、やはり正義感が強く生真面目な人は、その誠実さを搾取されることが多いのではないかと、僕は危惧してしまう。

 

では一体、自分のそういう誠実さを搾取させず、それでいて「他責にするな」という社会からの非難を浴びないために必要なのは、何なのだろうか。

 

これもまだ精度の悪い仮説だが、僕は「自分が責任を負わないことで何かしらの害を被る人は誰で、自分はその人を大切にしたいかどうか」を都度問うことだと思っている。

 

例えば僕が矢面に立たなければ、大学生講師がクレームを浴びるとするなら、そこは僕が出張るべきときだと、強く思う

 

だが、僕がサンドバッグにならなければ、理不尽な感情の捌け口が他にない人がいた場合、「知ったこっちゃない」ので、そんなのは無視していればいい、となる。

 

全てのことは自分のせい、という人たちはカッコいいが、その人たちは、その言動を通じて守りたい人をすごくクリアに捉えている

 

それは同時に、自分が守りたいと思わない存在に対しては冷徹を通り越して無関心であることもある、という話だ。そうでないと本当に守りたいものは、守れない。

 

このセリフのダークサイドが見えたことで、この言葉を今なら適切な距離感を持って使うことができる。そんな予感を覚えている。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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