精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

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【英文読書ルーティン日記172】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅧ ~環境がつくる”鬱”~

諸行無常。滅びの美学というか、なにかオシャレなフレーズとして使われるイメージのある言い回しだと思う。 しかしこれは、単に、この世に生きている時点で逃れられない現象の呼び名のようなものではないかと思いつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕にとっては、諸行無常は質量保存の法則と同じ言葉や定義のジャンルで括られている。つまりは世界に適応されている法則の1つなのだ、と。 すなわち、脳どころか、ひっくるめて僕も環境も世界も、日々変わりゆくのが前提…

【英文読書ルーティン日記171】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅦ ~脳と脳の環境をみる~

鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。 自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて力添えをするのだ、と。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 鬱とは強固なストーリーだ。そう説いているのはこの本だけではない。【心をリセットする技術】で、下園壮太氏もそんな話を書いていた。 僕は自分にどんな物語を課…

【英文読書ルーティン日記170】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅥ ~鬱を紐解く、ただしありふれた観点以外から~

最近、五輪書を読み始めた。大学2年の頃に新訳版に一度挑んだが、その内容の深さに圧倒され、それきりになってしまっていたためだ。 しかし僕なりに観察に関する本をいくつも読み、日常生活でそれを心掛けて、何より飽きもせず数千もの記事を書いて言語化を練習した今なら、また結果は変わるだろう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そう思ったためだ。そして今、水の巻の冒頭を読んでいるが、ここに書かれていることが腑に落ちて読めている自分に気が付いた。何か既視感さえ感…

【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~全ての道は仏教へ通ず?~

個人的にメンタルが沈んでいた時期は抜けたように感じる。今はテンションが高いわけでもなく、心が凪いだ状態がずっと続いているような具合だ。 特に新しいことを始めたいとも思わない。どちらかといえば、家にあるものの半分くらいを処分して、身軽になりたいという欲が段々増しつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 着ない服、捨てるのが面倒で放置していた壊れた家電、ぼろぼろの靴。愛着と貧乏性を丁寧に区分けしながら、一つずつけじめをつけて処分する。 自分で自分…

【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~教科書的な理屈で脳を紐解く~

今、鬱っぽい。僕が鬱に突っ込む条件みたいなものはいくつか自覚しているのだが、その全てを凝縮したような時間が絶え間なく、この1週間は襲ってきている。 辛い報せは聞きたくない。毎日毎日、新しい出会いを求めやしない。ネットいじめは目に毒だ。その逆がすべてやってきた一週間、本当に疲れている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com こういうときに心をしっかり観察する材料や理由があることは本当にありがたい。洋書であればなおのこと、だ。言語が違う方が、要らぬ連想が…

【英文読書ルーティン日記168】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅣ ~メンタルと向き合う基本所作~

「お前の気持ちはわかるよ」という言葉が、歳を重ねるほどに嫌いになってきている。なんて適当な相槌だろうと思うからだ。 だから僕も人に言わない。そして言われることも求めない。心の底からそう思ったとしても、僕が心に浮かべているものと寸分違わず一致することなどあり得るだろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ただし、出来事への共感は話が別だ。例えば僕は母音が伸びる喋り方をする子は大体アホだと思っているのだが、それを「わかる」と言われると、ちょっと嬉し…

【英文読書ルーティン日記167】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅢ ~心理か薬か~

有名な性格診断をやってみた。僕はどうやら提唱者というカテゴリに属す者であり、これは全人口の1%程度の比率だそうだ。 その特徴の解説に、すごく同意するものがあった。「自分は何かが人と違っている」「そしてそれを分かってもらえないと思っている」という部分があるというものだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com これは何も厨二な意味ではない。どちらかと言えばネガティブな解釈を僕はしており、何をしてもどこか違うという感覚を持ち続けてしまう、という話だ。 しか…

【英文読書ルーティン日記166】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅡ ~精神の異常正常は誰が決めた?~

メンタルの動きは、一切が他人に見えない。表情や声色に反映されるのはその一部であり、だからこそ誤解や齟齬を引き起こす。 誰も自分のことを分かってくれないのではないか。それでも己の中には何か得体のしれない感情が沸々としていて、それを中世の人は絵画に託したと勝手に考えている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 時が流れ、感情を含むメンタルを可視化しよう、論理的に解き明かそうという機運が高まった。だがそれもまだ途上だ。筆者がこの本を書くきっかけはそこにあ…

【英文読書ルーティン日記165】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅠ ~メンタルディズィーズ?ディスオーダー?~

「僕は僕のことを全くわかっていないのではなかろうか」と、最近不安になっている。自分の気持ちは他者にわかってもらえないと思っていただけに、これは不穏だ。 僕のことを理解しているのは僕だけだ。実はその前提すら違うとなれば、僕という存在を理解している者は地球上に一人もいないことになってしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕はもっと広い目線で、「心」と向き合う必要がある。そう思っていた折だったからこそ、タイトル買いでこの本を選んだのかもしれない。…

【英文読書ルーティン日記164】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ完 ~既知と未知~

試験範囲が決まっている定期テストと違い、いわゆる広義の「学び」は、どこまで行っても無限に発散するように思う。 わからないことがあるから調べる。すると、また新しい未知の事柄に出くわす。これを繰り返していくと、学びの終わりは全く無いことに、自然と気づく。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 問いを確かめて解を得ると、その解がまた新たな問いを創る。このループはうんざりするものなのだろうか。 今のところ、僕はこのループを楽しんでいる。なんなら、有難いとさえ…

【英文読書ルーティン日記163】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ26 ~無知の集合と既知の集合、大きいのはどちら?~

5億年ボタンを押すか、押さないか。この思考実験?のようなものがいつ登場したかわからないが、僕は怖いので押さないことに決めている。 5億年とは無限に感じられるほど長い時間であるが、上限があるが故、いつか終わることは確定している。途方なく大きい数か、無限かは、これくらい違うのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕の命は有限だ。しかも宇宙から見れば、泡ができて弾けるまでの期間より遥かに短い。僕がこの宇宙に為せることは、究極、無限に小さいのだと思って…

【英文読書ルーティン日記162】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ25 ~無限を覗くなら・・~

子どもの頃、すごくアホな問答を友達と繰り返した。「こんな美味しい駄菓子なら無限に食える!」とか、「1無量大数回プレイしたい!」とか。 とにかくデカくて、面白い単位。当時はそう思っていたが、今はその本当の意味を考えるにつれ、すごく不気味な感想を持つように変わってきている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 偶数は無限にある。奇数は無限にある。偶数と奇数の総数を足し合わせたら無限になる。論理的でありながら頭がおかしくなる世界。 しかしそうやって意識を…

【英文読書ルーティン日記161】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ24 ~∞+∞=∞~

「無限」という言葉にはロマンを感じる。だが、その摩訶不思議さに思いを馳せたことは、そういえば一度もない。 知らない人には意味不明な話だが、遊戯王に出てくるエクゾディアの攻撃力は、漫画だと「∞」と表記されている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ルール上、戦闘で表側攻撃表示のモンスターを破壊したら、上回った攻撃力分だけ、相手のライフポイントを削ることができる。 仮に攻撃力3000のモンスターをエクゾードフレイムで葬った場合、相手には∞ー3000分…

【英文読書ルーティン日記160】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ23 ~Welcome to Infinity~

程度の差はあれ、臨死体験を経ると、人はそれまで固執していたことの大部分がどうでもよくなると聞いたことがある。 例えば佐渡島庸平氏は一度心臓が止まったことがあるそうだが、以来人生や世界の見え方・感じ方が変わった、という話を読んだことがある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕もこないだ、急性アル中疑惑の失態をやらかして、死にかけることがあった。それを経て復活したら、なんか今まで以上に世界が凪いで見えている。 結局最期はここに辿り着くのか、という世…

【英文読書ルーティン日記159】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ22 ~死後の世界は在るのか~

僕らは脳で思考する。そんなの当たり前とも言えるし、どことなく違和感を覚えるともいえる。僕らという概念の正体は、脳だと定義して良いのだろうか。 アインシュタインは死後、その脳を取り出され、細かくスライスされ、それは各地へ散らばったそうだ。 ではその1つ1つを、僕らはアインシュタインと定義し、そう呼ぶのだろうか。いや、呼ばないだろう。取り出された時点で、それは完全に別物だ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 脳ではなく、脳の中で行われる活動によって認…

【英文読書ルーティン日記158】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ21 ~私と脳と感情と~

僕らは頭蓋骨の中に脳を格納した状態で、行動している。このことに意識的になるのは極めて難しい。取り外した時点で「死」だからだ。 ポータブルな物のはずなのに、調べれば調べる程、宇宙に匹敵する謎や複雑さ、個性が内包された場所。この臓器は、果たして一体どう定義すればいいのだろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 脳は意識を生み出す場所。では脳が僕らそのものなのだろうか。献体の脳を手に取ったとき、それは誰かを抱いていることを意味するのだろうか。 考えれ…

【英文読書ルーティン日記157】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ20 ~脳は僕らなのか?~

生徒の発言に対し、「なんでそんなことを疑問に思うんだろう」と思うことが、最近減ってきた。むしろ、「確かにな」と思う方が圧倒的に多い。 僕が知っている知識など、世界のほんのごく一部に過ぎない。教科書や参考書で切り取られた知識は、僕らが暮らす世界の目次のようなものだと言える。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 目次を知っているだけで悦に入ることは、恥ずかしい。僕はそう思うからこそ、自分の盲点に当たる問いを持ってきた生徒には、素直に感嘆し、一緒に調べて…

【英文読書ルーティン日記156】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ19 ~頭蓋骨の中の宇宙~

最近、佐渡島庸平氏の受け売りなのだが、「わかろう」とあることを意識的に止めつつある。 もちろん、いわゆるテストの答えをわかろうとはするが、全体的にそうすべきだは考えていない。わからないことを糧に思考して、理解し、また問うのを繰り返したい。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 32歳になった今、僕が心底好きなことが段々はっきりとわかりつつある。僕は学び続けたいのだ。そのためには、わかった、知れたという感覚は、学問を邪魔してしまう。 世の中には無限大の…

【英文読書ルーティン日記155】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ18 ~”時”を問う~

科学の世界でわからないところを突き詰めていくと、宗教や哲学の世界になっていくような気がしてならない。 あまりにもスケールが大きいブラックホールという存在。時空間という、そもそもあるのかないのかさえ超越した存在。そこに答えを見出すのは、可能なのか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そんなことを考えていたが、そもそもそこに答えを出すこともまた、違うのではないかと思えてきている。せいぜい、その時点での暫定解が限界だろう。 謎を謎のままに、それを突き止…

【英文読書ルーティン日記154】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ17 ~あるとないを超越した何か~

テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決問題にまつわるストーリーは大好物である。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com Wikipediaをザッピングしていても、このあたりのテーマを無意識に選んでいることが多い。こないだもゴールドバッハ予想も読んでいたく…

【英文読書ルーティン日記153】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ16 ~グラビティという謎~

宇宙の話。時間の話。光速の話。今の僕はそれらの知識を知っている(理解しているわけではないが)。 それらをどこで知ったのだろうか。ふとそれを思い返すと、やはり小学校低学年までの時代に、大量の情報を受信したことが大きいのではと感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com NHKをただ眺めているだけで、宇宙の話、時間の話、光速の話から、絶滅した生物の話、オーケストラ、伝記など、雑多な情報がたくさん流れてくる。 自分でいうのもなんだが、僕は雑学に強いと…

【英文読書ルーティン日記152】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ15 ~光・時・永遠~

フェルマーの最終定理のドキュメンタリー冒頭で、こんなナレーションがある。「辿り着いた数式は、彼に名声と、そして後悔を与えた」 その理由はドキュメンタリー後半で語られるのだが、追いかけ続けた謎や問題が消えることは、達成感以上に喪失感を生み出すものなのかもしれない。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com もちろん謎が解けることは、新たな問いが開けたことを意味するが、その謎を解くために全力を注いだ人は、その新出の課題に挑む情熱も体力も残されていない。 人類…

【英文読書ルーティン日記151】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ14 ~理論は証明されない。反証されていないだけ。~

あるポケモンの映画だったと記憶している。ネタバレになるので詳しく言えないが、地球を離れ、宇宙の果てにどんどん飛んでいく映像が流れるシーンがある。 地球が遠ざかり、火星が遠ざかり、地球が点になるまで遠ざかり・・という感じだ。子供の頃、それまでの話もあって、僕はこれを切なさの感情を持って観ていた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 今はまた、別の疑問が立ち上がる。例えば、天国は、太陽系の外に存在するのだろうか、という風に。あるいは、太陽系に対し垂直方…

【英文読書ルーティン日記150】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ13 ~動的宇宙~

宇宙を考えるとき、その問いはほとんどが純粋で、それでいて確かめようがないことに気づかされる。 宇宙に果てはあるのか。宇宙の形はなんなのか。宇宙の始まりはなんなのか。すべて注1で習う英語の構文で表現ができてしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ーしかしそれを確認できる日は、生きている間に来ないように僕は感じている。実際中世の頃は、天動説学派の人が亡くなった際、こんなコメントを出した人がいる。 「彼は天国に上りながら、宇宙にたどり着き、そこで初…

【英文読書ルーティン日記149】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅫ ~宇宙の形を問う~

神話を疑えば罰された。常識を疑えば嘲笑された。しかしその痛みを負いながらも止まらなかった人が、世界の見方を変えてしまう。そんな印象を僕は持つ。 他者からの攻撃を、人はなぜ恐れるのか。そうすると味方がゼロになるという恐怖があるからだ。しかし実は、万人に嫌われることもまた不可能なのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 例えばヤクザや不良は、市井の人から煙たがられるが、同類とは強固な仲間意識を築き、その中で幸せに生きていたりもする。 一見敵しかいない…

【英文読書ルーティン日記148】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅪ ~無限を有限にする~

ある現象の仕組みを知りたいと思った。だから数学といった武器を使い、計算と実証、観察を繰り返し、その精度をひたすらに高めていった。 そして自分が知りたかった謎に辿り着き、興奮した感情を覚えたのも束の間、そこから分岐した大量の謎がまだ転がっていることに気づく。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ランダム性。カオス。量子力学。そのどれをとっても、自分が生きている間に真理を知ることはないであろう命題が立ち並ぶ。 知識のエッジ。そこは神の領域なのか、それと…

【英文読書ルーティン日記147】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅩ ~神のエリア~

僕は子供のころからずっと、昆虫や魚が大好きであり、同級生が訝しがるほど熱心に図鑑を読み漁り、野外でその生態を観察し続けた。 一方、なぜ10円玉をお酢に漬けると輝きを取り戻すのかとか、炎色反応の美しさとかに魅力を感じ、没頭する同級生もいて、僕は彼らを訝しがっていた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 人間、何に興味を持つかなど、分かりっこない。ただ、没頭できる対象を見つけられないこともまた、それはそれで意味不明なのだと、強く思う。 対象こそ違えど、…

【英文読書ルーティン日記146】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅨ ~深淵を覗くとき~

僕が高校の頃、化学基礎や物理基礎、生物基礎なんてものはなく、理科総合Bというよくわからない単元を学んでいた。 カタカナ、記号、よくわからない結合、結晶名、説明の無い「g」などの文字。その全てが嫌で、2年生からは生物を選択し、その世界からはとっとと手を引いた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 今思えば、別にその選択を間違えたとは思っていないけど、数式を使って世界を見られていた人たちを羨ましく思う面もある。 そして今、14年くらいの期間を空けて、僕…

【英文読書ルーティン日記145】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅧ ~ミクロ・カオス・フラクタル~

理科の授業で一番心に残った思い出は何だろう。冷静に思い返してみたが、それは意外と、周期表を丁寧に覚えていたあの頃なのかもしれない。 よくわかりもしないし、蝕知もできない謎のつぶつぶ。それが教科書の見開きに、フルカラーで載せられている。何かのカタログを見るように、面白かったのを覚えている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 得てして、学校で習う化学は面白くないと、生徒から言われる。それ自体には、僕自身すごく同意する。molとは何なのかとか、全くわか…

【英文読書ルーティン日記144】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅦ ~スウガク物理~

小3の頃、僕はどうにも我慢できなくなって、親に頼み込んで顕微鏡を買ってもらった。3000円くらいのチープなヤツ。 何を我慢できなくなったか。それは教科書には書かれているし、NHKのドキュメンタリーでは見れるのに、肉眼で見えない微小な世界と生物の存在を垣間見ることだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com アオミドロ、ゾウリムシ、ミジンコ、そして家の畳に居たよくわからないダニ的な何か。その一つ一つでプレパラートを作り、拡大して、覗き込んだ。 そのときの…